川端康成をファンタジー作家だと思っていた話
(見出し画像:Pixabayから)
小学生の頃に熱中していたものが二つある。
一つは「ドラゴンクエスト」シリーズで、Ⅶ、PS版Ⅳ、次にゲームボーイ版のⅢかモンスターズをプレイした。
もう一つは読書だった。いつの時点かで宮沢賢治や芥川龍之介にはまったものの、他はドラクエの影響でファンタジー作品ばかりを読んでいた。
ある日、こてこてのファンタジー脳は川端康成の作品名を知った。「伊豆の踊子」である。ファンタジー脳は聞き間違いを起こした。「水の踊子」である。光の騎士とか炎の竜のようなノリで、水を操る踊子が登場する作品だと信じ込んだのだ。奇しくもドラクエⅣには主要キャラのなかに踊り子がいるので、余計にしっくりきてしまったのだろう。
勘違いが解けるのは、中学に入って実際に読んでからのことだった。
ちらっとウィキペディアを見てみたら主題に「魔界」と書かれてたからやっぱりファンタジー作家なんじゃないかな(適当言うな)
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