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「ちょうどいい塩梅」の家が、施主にとって一番お得な理由

施主のメリットを最大化するには、業者都合を徹底的に排除することです。

「ちょうどいい塩梅」の家とは?

詳しくは、ちょうどいい塩梅の考え方とは?に書いていますが、やりすぎずやらなさすぎず、全ての要素において80点を目指した家のことです。

よく言えばバランスの良い家ですが、悪く言うと「全部まーまー良い家」。住宅会社からすると、中途半端で売りにくい家とも言えるので、「ちょうどいい塩梅」の家を建てている住宅会社は日本にほとんど存在しません。

では、なぜこの「中途半端な家」が、施主にとっては一番お得なのでしょうか?

「やりすぎ」は住宅会社が売るために必要

「やりすぎ」とは、必要以上のオーバースペックの事。北海道仕様の家!みたいなやつです。

住宅会社側の観点で言うと、何か特徴がないとPRしにくいため必要ですが、施主からすると、必要以上のスペックのためにお金を出すのは合理的ではありません。

もちろん90点100点を目指すことは、性能が高くなるので悪いことではありません。しかし、80点を超えたあたりから、その差を体感しにくくなるので、90点100点を目指すのは施主にとっては、費用対効果の低い投資と言えます。

「やらなさすぎ」は住宅会社がコストカットするために必要

「やらなさすぎ」とは、本当は大切な要素なのに、施主が言及してこない(知らない)ために採用されている不足スペックの事。

外壁のシーリングや屋根のルーフィング、換気システムのメンテナンス性能などが、これに該当しますね。

住宅会社側の観点で言うと、施主が言及しない部分の性能をUPさせても契約に結び付かないので、性能UPさせる価値がありませんが、施主からすると、分からない部分こそ、ちゃんとやっておいてほしいと考えるはずです。

突き詰めていくと、施主の知識不足が原因とも言えますが、住宅は検討する要素が多く、全て勉強するのは不可能なので、施主の知識不足を誠実な目利きで補うのが、住宅会社の本来の役目だと思います。

施主のメリットを最大化させるには

PRのための「やりすぎ」仕様をdownさせ(適正レベルに抑え)、コストカットのための「やらなさすぎ」仕様をupさせることで、施主にとって一番お得な仕様ができあがります。

このように、住宅会社の都合を排除し、施主のメリットを突き詰めた結果が「ちょうどいい塩梅」の家と言えます。

ちょうどいい塩梅の具体的な仕様については、無料ツール「せやま性能基準」に詳しく記載していますので、活用してください。

ツール無料ダウンロードは、コチラからどうぞ。

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