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ハンドメイド情報「知っているようで知らない糸のアレコレについて」

こんにちは~♪ソーイングスクエア管理人です😉

皆さん、普段使っている糸について、どのくらいご存じでしょうか?
あまり気にせずに使っている方も多いのではないでしょうか?
縫い物をする際は、それに適した糸を使うことが、仕上がりの美しさにもつながりますので、糸選びはとても大事ですよ~

今回は、知っているようで知らない「糸」についてのアレコレをお届けしようと思います。

■糸のラベルについて

こちらは、フジックスのシャッペスパン糸です。 
この表裏のラベルにいろいろな情報が書かれています。
糸を見るだけではどんな糸なのか判別するのは難しいので、このラベルはとっても大事です。
ご自宅にある糸も一度確認されてみてくださいね♪

■手縫い糸とミシン糸の違い

手縫い糸とミシン糸って何が違うのでしょうか?
糸を作る際には何本かを合わせて作ります。
それを「撚り(より)をかける」といいますが、その撚りがミシン糸は糸切れしにくいように左向き、手縫い糸は手の動きに合わせて糸がよじれにくいように右向きになっているのが違いです。
ミシン糸で手縫いする時は、短めにカットして使うと糸がよじれにくいです。

■糸の太さと生地の関係

糸の太さは、#記号の後ろの数字で表記されています。
数字が大きくなるほど、糸の太さは細くなります。
生地の種類や厚さに合わせて、適切な糸を使用することが、糸目の美しさや仕上がりにつながってきます。

基本的に、厚地には太い糸、薄地には細めの糸を使いますが、ステッチなど、あえて太い糸で目立たせる場合もあります。

・シャッペスパンの場合だと、以下の組み合わせになります。
糸に合わせて針も変えてくださいね~

薄地用  糸90番 針7~9番
普通地用 糸60番 針9~14番
厚地用  糸30番 針14番

■縫う生地に対する糸の色の合わせ方

手芸屋さんなどに行くと、カラーサンプル帳というものがあります。
布をもっていって、そのサンプル帳の糸を1本布にのせて一番合う色を選ぶといいですね。

・柄布の場合
布の地色か柄の中から印象的な色を選ぶといいです。

・色の薄い生地の場合
少し薄めの色の糸を合わせるのがおすすめ

・色の濃い生地の場合
少し濃い目の色の糸を合わせるのがおすすめ


■縫い糸の種類

糸は素材、繊維のタイプ、用途、撚り方などで、さまざまな種類に分けられます。
〇素材による違い
天然繊維
・絹糸 独自の優れた光沢としなやかさがあるが、強度が弱い
・綿糸 耐熱性があり可縫性に優れるが、伸びが少なく強度が弱い
合成繊維
・ポリエステル 強度・伸度ともにある
・ナイロン強度もあり、特に伸度が高い

〇繊維のタイプによる違い
縫い糸は繊維のタイプによって、「長繊維(フィラメント)糸」と「短繊維(スパン)糸」の大きく2種類に分けられます。これらは用途によって使い分けられています。

・長繊維(フィラメント)糸とは…
絹糸のように長い繊維を撚り合わせたもの
絹糸やポリエステル100%のキングポリエステル、キングフィット、ファイン、キングスター等の他に、ナイロン100%のレジロンなどがこのタイプです。
フィラメント糸の特徴は光沢があり美しく、なめらかで丈夫な点です。

・短繊維(スパン)糸とは…
綿糸のように短いわた状の繊維を紡いだもの
ポリエステル100%のキングスパン、シャッペスパン、ハイスパン等がこのタイプです。
スパン糸の特徴は毛羽がありソフトな風合いで、布なじみがよい点です。

■糸の保管について

糸は、変色を防ぐために直射日光をさけて保管してくださいね。
またほこりや汚れ防止のため、ケースに入れての保管をおすすめします。

なお、糸は古くなると切れやすくなってしまいますので、もったいないからといってあまり古い糸は使わないようにしましょう♪

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ソーイングスクエアでは、ハンドメイドに関するさまざまな情報を発信していきます。
みなさんのハンドメイドの少しでも参考にして頂けるとうれしいです。
それではまた次回もお楽しみに!



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