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【ミシンの練習】「ボタンホール」~ワンランク上の美しい仕上がりを求めて~
こんにちは!
ソーイングスクエア管理人です。
皆さん、ボタンホールって縫われていますでしょうか?
洋裁をしていて、お洋服を作ったりしていると避けて通れないのがボタンホール。
昔はお直しやさんなどにボタンホールも頼んだりできたそうですが、最近そういったお店もめっきり少なくなってきたと聞きます💦
最近は家庭用コンピューターミシンで簡単にボタンホールを縫うことができますよね。
でも、なんとなく難しそうというイメージがあったり、うまく縫えなくて諦めてしまったりされている方も・・・
また家庭用ミシンのボタンホールの縫い目の仕上がりに満足してない方もいらっしゃいます。
私は、実は私はボタンホールがとても苦手でした😅💦💦
私の腕やミシンのパワーも足りなかったのかもしれませんが、生地の種類やボタンホールの位置によっては、うまく縫えなかったりしたことがあるんです・・・
ボタンホールって仕上げの最後の方で縫うことが多いので、失敗ができないプレッシャーがありますし😂
失敗してしまうと、縫い目を解くのも大変💦
しばらくボタンホールは縫っていませんでした😅
以前ご紹介した基本のボタンホールの縫い方はこちら。
ボタンホールに苦手意識があった私ですが、最近になってボタンホールをキレイに縫うためのポイントが、ミシンの機種やボタンホール押えの種類などによってもずいぶん異なることが分かってきました!
ワンランク上の仕上がりのボタンホールを今日はご紹介しますよ~✨
今までうまくボタンホールが縫えなかった方は是非ご覧くださいね~♪
《ポイント1》
「アンダープレート」や「固定板」をボタンホール押えとセットで使ってみる。
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![](https://assets.st-note.com/img/1673414545234-XYnohX2tCX.png)
ボタンホールを縫う際には、ボタンホール押えを使用しますが、ミシンの機種によっては、この押さえの他に、「アンダープレート」や「固定板」と呼ばれるものがセットで付いている場合があります。
これを使用すると、薄地や送りにくい布、布端などでも、ボタンホールをキレイに縫いやすくなるんです!
《ポイント2》
「自動センサー方式」採用の機種を試してみる。
![](https://assets.st-note.com/img/1673405595593-YJj2zcdRj4.png)
JUKIの上位クラスの機種では、ボタンホール縫いに「自動センサー方式」というのを採用していて、独自のセンサー方式で生地の状態や段差の影響を常に判断し、最適な送りに自動で調整してくれます。
また、ミシンによっては、ボタンホールの左右で縫い目の詰まり具合が異なる縫い目になってしまうこともあるのですが、このタイプだと、左右の縫い密度も揃った非常に美しいボタンホールを縫うことができます✨
では、こちらのミシンを使って「自動センサー方式」のボタンホール縫いを実際に縫ってみますよ~♪
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今回は、ボタンホール押えに固定板をセットして使います。
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使用するボタンをはめます。
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押えをボタンホール押えにかえます。
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ボタン穴かがり用センサーピンをミシン側面に差し込みます。
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ボタンホールの縫い目を選びます。
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今度は布の準備です。
ボタンホールの位置を印付けておきます。
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押えと固定板の間に生地をはさみます。
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縫い始めの位置に針を落とします。
※ミシンの機種によって、ボタンホールを縫う方向や順番などは異なりますので、必ず試し縫いをしてから本番を縫ってくださいね~
今回は下から上に時計回りに縫うタイプです。
上糸は押さえの下をくぐらせて横に出しておいた方が糸絡みしませんよ。
下糸も気になる場合は横に出しておいた方がおすすめです。
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スタートボタンを押すと、自動で最後までボタンホールが縫いあがります!!
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どうでしょうか~?😆👍
とってもきれいな仕上がりですよね!
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後は、真ん中をリッパーやハサミなどでカットします。
切りすぎるのが心配な場合は、このように待ち針を刺してから、切るといいですよ😉
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切ったところは、ほつれてこないようにピケなどのほつれ止めを塗ってあげるといいです。
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今回のボタンホール(ピンク)と一般的なボタンホール(ブルー)とを比べてみました!
今回のボタンホールの方が、糸目が詰まっていてきれいです✨
右側のボタンホールも、糸目の長さや幅などの設定を調節してあげるともう少しキレイに縫えると思います。
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今回、センサー式がいいなと思ったのは、ボタンホールレバーがない点です。
ボタンホールを縫う場合、よくあるのがこのボタンホールレバーを降ろして縫うタイプ。
縫う生地や厚みによっては、このボタンホールレバーに生地がひっかかってしまったりして、縫い詰まってしまうことがありました。
センサー式ですと、そういったことがないのも一つのメリットですね~
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《補足》
・接着芯をはさんで縫ってみる
薄地やニット、毛足の長い生地など、ボタンホールが縫いにくい生地の場合に、接着芯で生地をはさみ、その上からボタンホールを縫うときれいに縫えるそうです。縫い終わった後に、ボタンホール周りの芯を破って外し、ボタンホール部分の芯はスチームアイロンをかけて溶かすといいそうですよ!
これも機会があったら試してみたいです。
いかがでしたでしょうか?
ボタンホールがなかなかうまくいかない・・・
もっと市販のお洋服のような仕上がりにしたい・・・
という方には本当におすすめ!
ワンランク上の仕上がりの美しいボタンホール、是非お試しあれ~😍
ミシンご購入の際の参考にも是非して頂けるとうれしいです♪
ソーイングスクエアでは、ハンドメイドに関するさまざまな情報を発信していきます。
みなさまのハンドメイドの参考に少しでもして頂けるとうれしいです。
それではまた次回もお楽しみに~!
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