【ミシンなんでも相談室】#10「プーリー(はずみ車)が重たい・固い・回らない」
こんにちは!
ソーイングスクエア管理人です😉
本日の内容はこちら。
【ミシンなんでも相談室】#10「プーリー(はずみ車)が重たい・固い・回らない」
ミシンを使っていて、プーリーが重たくなったり、急に動かなくなって縫えなくなってしまったというお話をよく耳にします。
今日は、そうなってしまう原因について説明したいと思います。
また、そうならないようにするには、どうしたらいいのかも合わせてご紹介しますので、最後までお読みいただけるとうれしいです✨
まず、プーリーとは。
ミシンの右側にある丸い回す部分。
はずみ車とも呼ばれます。
この部分を回すと針が上下する仕組みになっています。
縫っていて、段々と、または急に、このプーリーが回らなくなって、縫えなくなった場合。
考えられる原因は、いくつかあります。
原因その1.糸が絡んでいる
糸が、天秤などに絡んでしまったり、その奥の方にまで絡んでしまっていると、軸の動きが悪くなるので、プーリーが回らなくなります。
この矢印部分にも糸が絡むことがあります💦
また、釜の方に糸が絡んでも、同じようにプーリーが回らなくなります。
この写真では、縦釜の奥の方に糸が絡んでしまってますね💦
糸が絡んでしまう原因もさまざまですが、何より一番は糸掛けを正しくすることです!
糸掛けを間違えたまま縫ってしまうと、糸が変なところに絡んでしまう原因となりますので、くれぐれも気を付けてくださいね~
原因その2. 油切れ
油が切れた状態のまま、ミシンを動かしてしまうと、中の金属同士が焼き付いてしまうことがあります。
完全に焼き付いてしまうと、ガチーっと固まってしまい、全くプーリーがびくともしません💦
最近の家庭用ミシンは、油を差す必要はほとんどないですが、もちろん縫う頻度や、年数によっては、油が切れてしまうことも。
いつもと違う異音がしていたり、動きがおかしい、糸目が悪いなど、なにか症状が出たときは、早めにミシン専門店に見てもらってくださいね。
また、久しぶりにミシンを使おうと思って出してみたら、プーリーが動かない・・・ということもよくあります。
新品のミシンでも、ずっと長い間使っていないと、古くなった油が固まってしまって、同じようにプーリーが重たくなったり、全く動かなくなってしまいます。
定期的に使ってあげるのもミシンを長持ちさせるには大事なことですね😉
原因その3. 糸ぼこり
この写真はロックミシンの底部です。
ほこりや糸くずがすごいですよね。
このようにミシンの内部にほこりや糸くずがたまると、それが隙間に入り込んで、軸の動きを妨げてしまうことになります。
そうすると、プーリーが重たくなったり、動かなくなってしまうんです。
こちらは、家庭用ミシンの水平釜です。
釜の中や周りの糸ボコリ見えますか?😨
釜の内側にフェルトのような圧縮された糸ボコリがぐるっと溜まっています💦
こうなってしうと、内釜が浮いてしまったり、ズレてしまって、うまく回らなくなってしまいます。
釜の外側にもほこりが溜まると、もちろん釜自体の動きは悪くなります。
ミシンを使っていると、どうしても糸ボコリが中に溜まってしまいます。
釜のお手入れは針板を外して自分ですることもできますが、分解して中の方まできれいにするのは、専門店にお願いしてくださいね。
調子が悪くなる前に数年に一度は点検も兼ねてメンテナンスをするのが、ミシンを長持ちさせるコツですよ😉👍
いかがでしたでしょうか?
今回は
【ミシンなんでも相談室】#10「プーリー(はずみ車)が重たい・固い・回らない」をお届けしました。
【ミシンなんでも相談室】では、ミシンをしていてよくある悩みについて、症状ごとに解決法などをご紹介しています。
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