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暗号資産?ETF?

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
昨日の日本経済新聞に『ビットコイン1年5カ月ぶり高値 現物ETFの承認観測で』との見出しの記事がありました。
記事には、「暗号資産のビットコインの価格が急騰。24日には、一時3万5000ドルを超え、2022年5月以来の高値を付けた。米当局によるビットコイン現物の上場投資信託(ETF)の承認を見込んだ思惑による買いが入っており、10月半ばから上げが加速し、足元では22年末の2倍となる3万4000ドル近い水準で推移している。」と言う事の様です。
さらに記事の最後には「ビットコインを供給するマイナー(採掘者)の報酬が減る「半減期」と呼ばれるタイミングが近づいたことも買い材料。供給が細り需給が引き締まるとの思惑がある。」としています。

さて、どうしたものか。
「暗号資産」ってそもそも何でしょう?「マイナー」?「半減期」?
いやいやいや、「ETF」って何?

とりあえず、暗号資産について調べてみました。

暗号資産(仮想通貨)とは、ブロックチェーン技術を使った新しい電子マネーの総称と言われています。従来との違いは、ホストコンピューターを持たず、ブロックチェーンを使って管理している事にあります。
ブロックチェーンとは、世界中で行われている取引などを参加者全員で管理する仕組みです。「取引をする人」と「承認する人」の役割をユーザーで分担して行っていると言われています。

暗号資産には、多くの種類の通貨(銘柄)がありますが、代表的なものとしては「ビットコイン(BTC)」や「イーサリアム(ETH)」などがあります。これらは、取引所と呼ばれるサイトで取引ができます。
ちなみに世界で初めて発行された仮想通貨がビットコインとなります。

中央銀行が発行する通貨と違い、国家の枠組みにとらわれず、地政学リスクの影響を受けにくい資産とも言われています。また、通貨というより資産として投資の対象ともなっています。

それでは、次に「半減期」ですが、とあるサイトに、「半減期とは、マイナーが報酬として受け取るビットコインの額は、(おそらく2140年前後に)2,100万枚のビットコインすべてが実質上採掘されるまで、4年ごとに半減します。この半減メカニズムは、ビットコインの希少性を保ちインフレに強い資産にすることに役立つ」としています。

なかなか難しいのですが、中央銀行が発行する紙幣が無秩序に発行されると、その紙幣の価値が下がりインフレーションを引き起こしますので、暗号資産でも同様にインフレーションをおさえるために、マイナーが報酬目当てに掘り進まないように、報酬を半減させると言う事の様です。

最後に「ETF」です。ETFとは、<Exchange Traded Funds>の略称です。
<上場投資信託>ともと呼ばれ、証券取引所で取引されています。
日本では、指数に連動するETFが主となっています。
連動する指数は、株式のみならず、債券、REIT、通貨、コモディティなど、さらに、投資先も海外に広がっています。
また最近では、指数ではなくアクティブETFも解禁されています。
このアクティブETFの仕組みですが、運用会社が予め定められた運用方針に沿って、ETFに組み入れる銘柄や投資先の資産配分を選択することで、ベンチマークを上回る投資成果を目指すものとなっています。

最初の記事あったのは、米国でビットコインの指数ではなく、直接、ビットコインを組み入れるETFを米国当局が承認する可能性が高まっていて、承認された場合には、機関投資家などがETFを購入する可能性があり、ETFを通じてビットコイン市場に資金が流入する可能性があり、それを見越してあらかじめビットコインを買っておこうという投機的な動きがあり、その結果としてビットコインの価格が上昇し、1年5カ月ぶりの高値をつけているとなります。
【参考】
福井新聞:「仮想通貨(暗号資産)とは?初心者にも分かりやすく簡単に解説!」

本日の1曲は、嵐の「マイガール」です。
 
本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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