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『人的資本経営』が主流?

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
最近、メディアなどで見かけるのが、『人的資本』と言う単語です。
多くは、『人的資本経営』などとして使われています。

では、「資本」とは何でしょうか?
一般的には、「事業活動を行うための元手となる資金」とされています。
いわゆる「資本金」と言われ、“お金”となりますので、本来、“ヒト”は資本とはならないハズですね。

さて、では『人的資本経営』とは何でしょうか?
こちらも一般的には、「“人材=ヒト”を資本と捉え、変化が激しい時代に企業価値を持続的に向上させるのは人材であると考え、人材の育成に費やす時間やお金を戦略的な投資によって、企業価値を持続的に向上させる経営」とされています。

具体的には、個人の力(スキル・経験・能力など)などによって付加価値が生み出されることを『人的資本』とする概念となります。
 
特に最近では、少子高齢化や個人のキャリアや働き方への意識の変化など、企業経営においても、この様な変化が起きていますし、それらをサポートする様な人事制度なども整備しています。

さらに、企業への投資にあたっても、最近はESG対応を投資判断のひとつとしていますので、環境への配慮、人権への配慮などが求められています。また、それらを企業として対応するための経営陣のガバナンスも見られています。
 
株価などに反映するのは、従前は“いくら儲けたのか?”といった、「財務情報」が主流でしたが、現在は、前述の『人的資本経営』の状況などの「非財務情報」も投資判断の大きな要因となっています。

また、企業も積極的に開示しています。
特に、「企業内容等の開示に関する内閣府令」の改正により、2023年3月31日以後に終了する事業年度の有価証券報告書から適用するとなっています。
 
企業の見える化が進んでいますが、一般の投資者が証券取引所で株式を売買することは少ないと思いますし、日々の忙しい中で、有価証券報告書を読み込んで特定企業の株式に投資することは難しいと思います。
やはり、そこはしっかりとした目線で投資する企業を取捨選択している専門家が運用する投資信託を通じて投資することが最良ではないかと思います。
 
本日の1曲は、EPOさんで「う,ふ,ふ,ふ」です。
この曲は1983年の資生堂の春のキャンペーンソングでした。最近では、マクドナルドの春の“てりたま”のCMとしても使用されていますので、なんとなく聴いたことがあると言う方も多いと思います。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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