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推し遍歴

我が家にはインターネットにつなげるパソコンも、CDを買うお金も、自由に見れるテレビも存在しなかったから、周りのみんながジャニーズに手を出し始めた小学校高学年のころ、私は家に帰って洗濯物をたたんで、ご飯を炊いて味噌汁を用意して、ドラマの再放送を見て親の帰りを待っていた。

姉はそれでも嵐の二宮のファンになったが、音楽番組と出演ドラマの追っかけだけだった。

中学生に入って先輩がRADWIMPSを教えてからは、世界の終わりとか少し重い音楽をよく聞くようになった。

高校に入ってから周りはSUPERJUNIORやEXOを推していたが、毎日新大久保に出向き、長期休暇で韓国に旅行するレベルのファンばかりだったので、気軽に手を出すことができなかった。

田舎の専門学校に行くと、そこでは三代目が群を抜いて人気だった。が、私は初期のEXILEのようなレベルの高いみんなの息のそろったダンスの方が好きだったから岩ちゃんの顔ファンで終わった。

そのころには女性アイドルで乃木坂がピークを迎えていて橋本奈々未の卒業とその後を生き抜く齋藤飛鳥の成長、そして欅坂を応援していた。

私が男性アイドルに手を出したのは去年の1月。

SixTONESのデビューである。
関東で暮らしていた時、日曜お昼のスクール革命を見ていて高知君だけは知っていた。なんとなくyoutubeで検索したら個人チャンネルを持っていて、そこで見たライブ映像がかっこよすぎてファンになった。

調べ進めて、ドラマ『パーフェクトワールド』に出演している松村北斗の存在を知った。

好きだった北斗

わんこみたいなふわふわな優しい笑顔にやられた。

メンバーからは無視されたり、不遇な愛されキャラの彼をどんどん好きになった。10の秘密にレッドアイズ、ライアー×ライアーと出演作を増やしていく彼が好きだった。

北斗君

ただ、最近の北斗君は、疲れが見える。笑えてない。

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音楽番組でもかっこよく見せたいのかわからないけど動きが過剰でそろわないダンスを見て、漏れる息の多すぎる歌声を聞いて気持ちは冷めていった。

youtubeも疲れが分かって、発言少ないし、だるそうなのが見てられなくなった。


そのあとは適当にSNSを眺めて適当に過ごしていた。

TikTokで同級生さんの日報が流れてきた。
そのころ私も転職したばかりで毎日が生きるのに精いっぱいで、同じ気持ちを話す同級生さんのすべての動画を忘れずに見ていた。

部屋の掃除かなんかをしながらダンスを踊ってたのを見て、好きなんだなあって思ったりした。

ちょうど韓国ドラマにハマって韓国に興味を持ったころだった。

ちょっと調べたら、S.Coupsと誕生日が同じで、Pretty Uを見てしまってかわいさにやられた。髪の長いユンジョンハンとプリキュアみたいに特別輝いているジョシュアを見てそこは天国だと思った。

こんなお兄ちゃんが欲しかったと心の底から思った。

好きジョシュア

育ちのいい王子様だった。

それから1週間くらいでサブスクにあるドキュメンタリー系やバラエティー、ゴセ続けて見た。

怒らない性格で、穏やかで、ジェントルマンで、面白くてかっこよくて可愛い彼を推さずにいられるか。

クリスチャンでアメリカっぽいノリの彼に惹きつけられずにいられるか。

いつも全力で笑顔を見せてくれてSEVENTEENを一番に仕事してくれている彼らは私の好きな要素が満点だった。

まだまだ知らない楽曲もあるし、歌詞の意味理解してないものばかりだし、未熟なのはわかってる。
どこまでこの好きが続けられるかは分からない。

でも、彼らが全力でSEVENTEENとして走り続けてくれる間は私は惜しみなくお金を落としていきたいと思う。

うさぎさん





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