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究極の通話

タイトルは、全部表示すると以下のようになります。

未来の通信

今の携帯電話って、どんなに小声であっても、話をするときには声を出さなくては、会話は成立しません。たまにいる、マイク乗りのおっそろしく良い声の人間でも、声を出さずには、意思を伝えることができません。

でも、もしこのタイトルのような流れが、実現できたなら、声を出さずに相手には声を伝えることが可能になります。
このプロセスは、最初こんなことを伝えたいと漠然と思っていることを、頭の中で言葉にしてみます。その時の脳波を携帯にインプットして、声として認識できたらその声をマイク入力にインプットしてあげます。

そうしてあげれば、通話相手には、普通の会話をしているように声を聴くことができるようになります。双方の携帯がこの機能を持っているとしたならば、互いに考えるだけで自然の会話が成り立つことになります。

さらに推し進めて、相手からの声も復調して脳波として取り込めるようになれば、考え同士を直接脳に送り込むことができるので、よりダイレクトな反応を得ることができます。ただ、この方法はあまりに直接過ぎて、好まれないかもしれません。

如何にも、夢物語的に聞こえるかもしれませんが、脳波と実際の発声をAiに学習させて、個人のパターンとして記憶させれば、思考の読み取りは可能となります。ここまで来ると、SFでいうテレパシーに肉薄する機能だと言えます。

こういったシステムは、宇宙空間での会話にはとても有用だと思いますね。発声するには、通常より空気を多く必要としますが、実際の発声を伴わないので、それだけ空気の消費量を抑えることができます。これは、実に大きな要素で、生命維持のための物資を減らせることに直結します。

ただ、このシステムが悪用されることも考えられます。
つまり、浅い眠りの状態に導いて、連続的に言葉で誘導を施すことによって、催眠状態を長時間続ける環境下に置くことが可能になりますから、いわゆる「洗脳」ができてしまうんですね。

ま、どんな仕組みも、良い方に使われたり悪い方に使われたりするのは、人間が介在する限り無くなりはしませんが………。
で、もう一つの使い方としては、コンサート会場で大音量を出さずによりリアルに演奏者の熱気を感じ取れるようになるでしょう。

チョットとしたデバイスの進化が、こんなにも多くの変革を引き起こせるかもしれないという、発想の勉強でした。オソマツ。


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