見出し画像

フライング

日本のノルディックスキー界の中でも、今、最も充実している小林陵侑が、スキージャンプの世界記録を目指してレッドブルと組んだプロジェクトが、配信されました。

昔は70m級とか90m級、最近ではノーマルヒルやラージヒルと呼ばれるスキーのジャンプ競技ですが、その中でもフライングというとんでもない部門が有るんです。

K点が170mヒルサイズが185m以上という、異常とも思える数字が並んでいますが、これでの最高記録は250mを超えています。どうせやるならもっと、ということでヒルサイズ300mは世の中に存在しないので、無ければ作ってしまおうということになったそうです。

それには、かなりの費用が掛かりますが、こういったイベントには鼻か効くレッドブルがやはり協賛していましたね。レッドブルって本当に冒険野郎の後押しをするのが好きですね。この企業が有るおかげで、(果たせぬ)夢を実現してもらった人たちは、大変な数に上ります。
タイトル写真は、デイリースポーツからの引用です。

そして、打ち立てた記録が、291mというおよそ考えられない飛距離ですね。ジャンプ台から飛び出すときの速度が、107Kmだったそうです。
通常のジャンプ競技での飛び出し速度は、せいぜい90Km程度ですから、どんなに強烈なものかは、数字を見るだけで伝わってきますね。

それにしても、死刑の一バリエーションとして始まったジャンプが、これほど高度に競技化するなんて、当時は考えられなかったでしょうね。
テレビで見ている分には、ぬくぬくとしながらですが、競技者の気持ちっていったいどんなんものなんでしょう。

もし、特別にジャンプ台のてっぺんから写真を撮ってもいいですよと言われても、おいそれとは腰を上げることはできないですね。そこを、かっ飛んでいく人たちは本当の勇者なのか、怖さを感じないのではないか?

一般人はよほどのことが有っても、到達できない領域であること実感しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?