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【メガバンク→セブンリッチ】困っているベンチャー企業を支援するため、溪が選んだネクストキャリア

2023年10月、SEVENRICH Accounting(SRA)の融資事業部に、新しい仲間が加わりました。新卒から4年半、メガバンクで法人営業を経験した溪 晃太朗です。

出世か、出向か、異動を申し出るか、転職か――。自身のキャリアについて考える期間が続き、2023年の春に転職活動をする決意をしました。

しかし、いざ転職しようと思い立っても、行き先は決まっていない。今の仕事を辞めたら自分は何者でもなくなってしまうのではないか。そんな不安を抱えている中で情報収集をしていると、かつての同僚で、現在転職エージェントとして働く友人からSRAを紹介されます。

「SRAに行きたい、と思えてからは転職が不安じゃなくなった」と話す溪。ネクストキャリアとしてなぜSRAの融資事業部を選んだのか、実際に入社して何を感じているのか、話を聞いてみました。

溪 晃太朗(たに こうたろう)
慶應義塾大学卒業後、メガバンクに4年半勤務し、主に法人向け融資営業を経験後、2023年、SEVENRICH Accounting融資事業部へジョイン。現在は金融機関とクライアントを繋ぎ融資調達をサポートする業務に従事。 写真左。

稲葉 大二郎(いなば だいじろう)
メガバンクで7年半勤務後、デロイトトーマツグループ、ベンチャー企業2社で財務人事領域の責任者を経て、2022年にSEVENRICH Accounting融資事業部責任者としてジョイン。写真右。


困っている人がたくさんいるのに、そういう人ほど支援できない

——溪さんはメガバンクから転職されましたが、前職ではどんな仕事をしていましたか。

溪:法人向けの営業をする部署に所属していて、融資だけでなく自社グループの商材(証券、カード、リース、不動産など)を通じて、お客さんへ幅広いソリューションを提案していました。新潟で3年、都内で1年半、新興企業や老舗の大企業など、様々なお客さんと関わってきました。

中でもスタートアップやベンチャー企業の方とお話しするのが、特に楽しかったと感じていて。新しい技術を絶対世に広めたい、自分たちはこういう企業になっていきたいと熱意を持っている方がたくさんおり、そういった方たちの力になれるのが、前職で一番のやりがいでした。

——様々なお客さんと関わる中で、何か悩みはありましたか?

溪:様々なベンチャー企業の方とお話しすることはできましたが、多くの方の力になれたかというとそうではなくて。

事業規模が小さい企業の場合、メガバンクとしては融資しづらいんです。僕としては、困っている人の力になりたかったのですが、なかなか行内で審査が下りませんでした。経営基盤が安定して、返済実績がある得意先の大企業に積極的に融資すべきという、支店としての方針と、自分が考えていることが合わないのが悩みでした。

また、それに付随して自分の進退についても悩むようになりました。

困っている人ほど支援できないなら、このまま同じ環境にいて良いのか。自分より支店に貢献している同期がいるのに、出世なんてできないだろう。出向先の先輩に話を聞いていると、自分が新しい環境でやっていけるだろうか。ふと考えるようになってしまって。

ベンチャー企業に対して積極的に融資しようとする部署もありましたが、すぐに異動できるとは思えず、ならば転職しようと思うようになりました。

転職をしたら、銀行員として逃げになる?

——SRAを知ったきっかけは?

溪:友人の平野(株式会社BOXの人材エージェント、溪のSMBC時代の同僚)から紹介してもらったのがきっかけです。もともと平野は新潟支店時代の入行同期で、プライベートでも遊んでいたぐらい仲が良く、僕より先に転職を成功させていました。平野は今、転職エージェントとして仕事をしていると聞いたので、相談したんです。

▼溪と平野さんが対談したnote

ベンチャー企業の力になれていない、将来に希望を持てていないという悩みを話したところ、「たぶん今の溪の悩みを全部解決してくれるはず」と紹介されたのが、SRAの融資事業部でした。しばらくして平野がランチ会を設定してくれて、そこで今の上長である稲葉さんと知り合ったんです。

稲葉:平野君から「友人の相談に乗ってほしい」と声かけてもらったので、僕もメガバンクで働いていた経験がある元バンカーとして、少しでも相談に乗れることがあればいいなくらいの気持ちでランチに行ったんです。でもそのときの(溪)晃太朗が、めちゃくちゃ苦しそうだったんですよ。すごい顔してた。

「転職考えてるの?」って聞いたら「いや、悩んでます」って。「何に悩んでいるの?」と聞くと、お世話になった先輩のこととか、活躍している同期のこととか、共感できる話がたくさんあって。今転職したら逃げになるんじゃないかと悩んでいることを正直に話してくれたんですね。

「うわ、この人すごいな、自分とめっちゃ向き合ってるな」と思ったのと、力になれることがあるかもしれないと感じて、そこで初めて採用したいと考えるようになったんです。そこから定期的に会うようになりましたが、銀行で頑張りたいという晃太朗の気持ちも配慮して、「一緒に働きたい」とまでは言わないでいました。

——融資事業部のことを知って、どう思いましたか。

溪:正直平野に紹介されるまでは、セブンリッチという名前を知りませんでした。ですが、資金調達コンサルティングという、企業と金融機関をつなぐサービスで、しかもクライアントはスタートアップやベンチャー企業ばかり。銀行員として自分がこれまで行ってきた法人営業の経験も活かせるということで、素直にSRAで働きたいと思いました。

思う存分、スタートアップやベンチャー企業のために

——2023年10月に、溪さんはSRAへ入社しました。現在はどんな仕事をされていますか?

溪:担当しているクライアントから融資の相談を受け、銀行に提出する事業計画書や各種資料の作成を代行し、クライアントと銀行の面談に同席。融資を受け、着金に至るまでの一連の流れを支援しています。かなり自分に裁量があり、スピード感を持って自分で仕事を進められるというやりがいは、想定外のことでした。

入社したての時期は、一連の流れを稲葉さんと取り組みましたが、徐々に自ら業務を進められるようになりました。あくまで担当クライアントの責任者は自分だという気持ちで少しずつ自走できるようになってきました。ただし放ったらかしというわけではなく、判断に困ったらすぐに相談できる環境で、自分のできることがどんどん増えている実感があります。

——溪さんの普段の仕事ぶりを見て、稲葉さんとしてはいかがですか。

稲葉:すごく頼もしいと思っています。入社する前、「僕は本部の審査セクターの経験はないですし、スキル面が心配なんですけど大丈夫ですか」と心配していた晃太朗ですが、すでに融資事業部以外のSRAメンバーに「溪さんが来てくれて助かった」と感謝されているくらい、即戦力として活躍してくれています。

基本的に晃太朗にはクローズまで任せていますが、まだまだ勉強中なところもあるので、そのあたりの相談をよく受けている感じです。本人も話しているように、責任感を持ってクライアントと向き合ってくれているので、お客様からの評判も良いです。今後も成長を見守っていきたいですね。

ぜひ、セブンリッチに遊びに来てほしい

——最後に、転職を考えている人へメッセージをお願いします。

稲葉:事業部を発足させてから1年たちますが、資金調達に苦しんでいる企業に毎日のように会っていて、僕たちがやらなきゃいけないことはまだまだあるなと感じています。今はSRAとして東京や大阪、札幌、福岡のクライアントにアプローチできていますが、今後は規模を拡大して全国のクライアントを支援できるようになりたいと思っています。

もし、スタートアップやベンチャー企業を応援したい気持ちがあるという方は、一度気軽に遊びに来てほしいです。SRAにはいい人がたくさんいるし、様々なバックグラウンドの人がいるので来てもらえるだけで気持ちが明るくなると思います。

溪:前職で僕は困っている人ほど支援しづらいことに悩んでいましたが、今担当しているクライアントはまさに、事業を軌道に乗せるため限られたリソースで奔走されている方ばかり。非常に忙しい中、そもそも銀行ってどういう組織で、事業計画の何を審査されるのか、銀行との向き合い方に困っている方が大勢いらっしゃいます。

そのため今はありがたいことに、融資事業部としてのキャパシティ以上にご相談いただいている状況です。僕たちと一緒に、スタートアップやベンチャー企業と向き合っていただける方が来てくれたら嬉しく思います。



SEVENRICH Accountingでは、融資事業部のメンバーとして働いていただける方を募集しております。転職活動を進めている方はもちろんですが、転職自体をするか否か悩んでいる方でも、情報収集の一環として一度お話をしませんか。お申し込みや、ご応募は下記よりお待ちしております。

また、融資事業部として「BANK BAR」という、日頃からお世話になっている銀行員や信金の方たちとの語らいの場を定期的に実施しています。セブンリッチグループの飲食部門から様々なおもてなしをさせていただきます。セブンリッチのオフィスに弊社スタッフ、銀行員の方、ベンチャー企業で働いている方々が集まりますので、ご興味のある方はご参加ください。次回の開催は2024年1月23日(火)です。


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