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一般的な事務所とここが違う。複数社経験してきた土橋が、SRAで社労士を続けている理由

会計事務所、社労士事務所、事業会社の総務部や人事部など、社会保険労務士(社労士)が活躍できる環境は多岐に渡ります。

SRA(SEVENRICH Accounting)に入社して6年目の土橋 由紀子(つちはし ゆきこ)は、コンサルティング会社や会計事務所、社労士事務所など、社労士として多様な職場を経験。

これまでの環境と比較して、SRAにはどんな特徴があるのか。そしてSRAで働き続けるのはなぜなのか、どんなことをやりがいに感じているのかを聞きました。

土橋 由紀子(つちはし ゆきこ)
SEVENRICH Accounting代表社労士。大学卒業後社労士資格を取得、コンサルティング会社にて労務相談業務に従事。その後会計事務所にて労務部門の立ち上げに携わる。家族の転勤により地方の社労士事務所での勤務を経て、2018年にSRAへ入社。

バックオフィスコンサル会社、会計事務所、社労士事務所などでキャリアを積む

——土橋さんは大学卒業後に社労士になり、10数年の経験を積んだ後、SRAに転職されました。これまでどのような経験をされましたか。

もともと中小企業のクライアントを対象にした、バックオフィスコンサルティング会社で労務に関する相談を受け付けていました。

そこでは、社労士事務所よりも気軽に相談したいと考えるクライアントが、数万社会員として登録しており、経営者や人事・総務だけでなく社員の方からも直接相談をいただいていました。

たとえば「給与計算がおかしい」という社員のお悩みに対して、「介護保険の料率が変わったタイミングなので、額面給与からの控除額が変動したのではないでしょうか」「時間外手当の計算が間違っている可能性があるので、会社に確認してみてください」のように回答する。

会社サイドからは「社員が体調不良で休職したいらしいが、どう対応すれば良いかわからない」「退職理由を自己都合ではなく、会社都合にしてほしいと言われた」など多様な相談が寄せられました。

おそらくこの経験の中で、雇用主と社員両者のベストな落とし所をいかに法律の範囲内で探すのか、柔軟性が身についていったんだと思います。

その後は、家族の事情で別の会計事務所や社労士事務所で働いていました。

——コンサルティング会社から会計事務所・社労士事務所に転職したことで業務内容は変わりましたか?

そうですね。突発的な相談の窓口としてではなく、長期的にクライアントの人事や総務の代行者として、複数社を担当するようになりました。いわゆる社労士として一般的な働き方をしていたと思います。

業務自体はSRAも含め、どの事務所も同じルーティンがあります。採用時に発生する厚生年金や健康保険などの手続き、毎月行う給与計算、年に一度の各保険料の見直し、就業規則策定のサポートなど、これまでの経験が現在SRAでも活きています。

SRAと、一般的な会計事務所や社労士事務所はどこが違う?

——SRAに転職された経緯や、働き始めたころどんなことをしていたのか教えてください。

関西から東京に住むようになり、経験を活かして、自由な時間帯に働けそうな職場を探していて、主婦をターゲットにした求人サイトでSRAを見かけたのが転職のきっかけです。

面接で話を聞いてみると、今までのコンサルティング会社での経験と社労士事務所での経験が活きることや、働く時間や日数などライフスタイルに合わせて調整できることなどが分かり、SRAで働くことを決めました。

今は労務チームがあるのですが、入社当時はなく、会計チームのメンバーが業務を兼任していたので、労務業務を巻き取る形で仕事がスタートしました。

——土橋さんが入社したことによって、東京の労務チームが立ち上がったんですね!

そうですね。パートとして入社したので、最初はそんなつもりではなかったのですが(笑)。ありがたいことに、労務相談や給与計算などをお願いしてくださるクライアントがたくさんいらっしゃって。

労務に関連することで困っているクライアントがいる。そして自分であれば課題解決のサポートができる。わたしにできることならクライアントの力になりたいと思い、労務チームの代表をしています。

——会社から土橋さんに代表をお願いしたと聞いています!

会社としても会計や税務に関わらず、さまざまな観点から目の前の人の力になりたいという思いがあり、わたしも同じ気持ちだったのでお受けしました。

——これまでも働き方や社会保険の専門家として、クライアントの課題解決をしてきたと思いますが、SRAがほかの会計事務所や社労士事務所と大きく違うことはありますか。

一般的な社労士事務所だと、長くお付き合いしている10〜20社を担当していて、クライアント数の増減はめったにありませんでした。ですが、SRAはクライアント数が右肩上がりで増えるんです。

そのほとんどが紹介によるもので、ご満足いただいたからこそ新たなクライアントを紹介いただいているので、それはやりがいのひとつでもあります。認めていただいたからこそ、ご紹介いただけると思うので、それはやりがいにもつながりますね。

また、スタートアップやベンチャー企業のクライアントが多く、将来を見越して勤怠管理や就業規則などを一から設計させていただく機会もあります。

最初は従業員数が少ない段階からサポートするのですが、毎年従業員数が倍々に増えていき、「本格的に上場の準備をしたいです」とお声がけいただくこともあって。創業当時から急速に拡大していく様子を間近で見守ることができています。

——慣れるまで大変ではなかったですか。

最初は戸惑いましたが、すでに会計チームとクライアントで関係があって、そこから労務面も任せていただいたので、社内で連携してクライアントが何に困っているのか、情報共有が円滑に進みました。

ワンストップでお受けできるのはクライアントにとってもメリットだと思いますし、わたしたちも連携しやすいので、すごくやりやすいです。

多業種のクライアントを担当できるおかげか、提供できる情報も蓄積されるので、フェーズに合わせて最適な提案ができています。

労務チームのメンバーが、最低2人体制でクライアントの課題を解決

——ほかにSRAの特徴はありますか?

一般的な社労士事務所であれば1クライアントに対して担当者1人ですが、SRAでは労務チーム+会計チーム、法務部門、またセブンリッチグループとしてクライアントのサポートをしています。

たとえば、クライアントの勤怠管理を一任させていただく中で、わたしたち労務チームは、社員の出退勤状況から、健康面の課題に気づけるポジションでもあります。

提携しているクリニックを紹介することも可能なので、労務だけではなくプラスアルファ、グループとしてできることを考えながら、クライアントと向き合っています。

また労務チームに関しては、基本的に2人以上の体制で、クライアントを担当するのはSRAならではの特徴だと思います。書類のダブルチェックや、クライアントに提案する前の壁打ちなどをして、チームで最良の価値を提供するようにしているんです。

社内にはメンター制度があるので、仕事で困っていることや今後の働き方、ご自身のプライベートなど、いつでも気軽に相談することができます。

——土橋さんが所属しているのはどんなチームですか。

業務の話や他愛のない話などをしながら、デスクを皆で並べてひとつの島で仕事をしていますね。

一応2名体制という前提はあるのですが、「ここに情報あるよ」とか「こうやったらいいんじゃない」と、結局はチーム全体でブラッシュアップすることが多いんです。困ったことがあれば、みんなで助け合うような良いチームだと思います。

——これからこんなチームにしていきたい、という展望は?

新しいメンバーを積極的に採用して、チームとしてのキャパシティを増やして、ワンストップでお受けできるようにしたいというのと、それぞれが自分の得意な仕事に集中できる環境が理想です。

たとえば、「コミュニケーションが得意ではないけど、黙々と作業をするのは好きだ」という人がいれば、逆に「もっとお客さんと接点を持ちたい」という人もいるはず。そういった個性をより発揮できるチームにしていきたいですね。

現在SRA全体のクライアント数は800社を超えていますが、そのすべてを労務チームでお受けできていない状況です。今後は労務チームを一緒に育てる方にお入りいただき、SRAとしてワンストップでさまざまなご相談をお受けできる体制にしたいです。

社員個人や、クライアント全体のこれからを変えうるのが労務の仕事

——社労士として複数社経験してきた土橋さんが、SRAで労務の仕事をする魅力を最後に教えてください。

立ち上げ期や法人化、株式公開のようにクライアントの成長を見守れるのが、やはりいちばんの魅力です。

企業のフェーズが変わる中、もちろん社内で働く人たちの状態も年々変化していきます。数年前に入社した人に家族が増えたり、ご両親の介護で働き方を変えたり。仕事上だけでなく個人のライフスタイルにまで関わるのがわたしたちの仕事です。

また、社員個人に対する雇用主の振る舞いは、当たり前かもしれませんがほかの社員も見ています。わたしたちのアドバイスが会社全体に影響する仕事であり、そういう意味でも複数名の体制で慎重に業務にあたっています。

逆に言えば、わたしたちのアドバイスによって、会社全体へ良い影響を与えることだってできるのです。

メンバーが増えるにつれて、労務チームとしての可能性も広がっていくと思いますので、もしSRAに興味を持ってくださる方がいれば、一緒に働ける日を楽しみにしています。


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