見出し画像

【コンサル→BPIO】多様な企業を見てきた田原が、BPIOを選んだわけ

「実は一次面接で、BPIOに対する志望度が下がったんですよね」

昨年の転職活動を振り返って、田原 祐治(たはら ゆうじ)はこう話しました。2023年7月、最終的にBPIOを転職先として選びましたが、決断するにあたってさまざまな葛藤があったそうです。

SIer企業、大手コンサルティング会社、ベンチャー企業。約10年のキャリアの中でさまざまな企業に属してきた田原が、なぜ経理BPOサービスを展開するBPIOを選んだのか。また、現在取り組んでいることや今後の展望などを聞きました。


基幹システムの導入や会計ソフトの切り替えなど、さまざまなプロジェクトを経験

——これまでのキャリアについて教えてください。

大学卒業後はSIer(情報システム開発)企業に入社し、約6年働きました。その後2社目の大手コンサルティング企業で約1年、3社目はベンチャー企業で約3年勤務し、2023年に4社目であるBPIOに入社しました。

1社目のSIer企業では、エンジニアとして公共事業系の基幹システム導入支援や、食品メーカーの社内稟議書申請システムなどの導入支援を行いました。

エンジニアと言っても、プロジェクトごとに顧客との打ち合わせ・要件定義・システム設計・プログラミング・テスト・運用・保守など、さまざまな仕事があります。僕は主に、お客さんとのコミュニケーションやプロジェクトマネジメントを任されることが多かったですね。

また前職のベンチャー企業には、バックオフィスの統括責任者として採用されました。比較的小さな組織だったので、会計処理、財務管理、人事管理、労務などさまざまな業務を任されました。また会計ソフトの切り替えや営業チームの案件管理ソフトの導入などによって、業務改善を実現していきました。

——一貫して業務改善に携わってきたんですね。

そうですね。1、2社目はクライアントの、3社目は自社の業務効率化に取り組んできました。業務効率化の仕事は業務をどれだけ圧縮できたか結果が見えやすいので、その点が面白いと感じています。

前職では、業務改善前、自社の財務状況を確認するために、毎回税理士の方に連絡しなければなりませんでした。そこで現行の経理業務フローを見直し、ソフトの選定や導入計画の策定、クラウド会計ソフトへのデータ移行、運用ルールの策定、社員への周知などをすべて行いました。

社長と相談しながら新しい会計ソフトを導入することで、自社の端末で試算表や入出金状況の確認ができるようになり、明らかに業務効率が上がりました。

家族と相談しながら転職先を決定

——前職からの転職動機を教えてください。

法人のバックオフィス環境を整えるプロとして、もう少しレベルアップできる環境に行きたかったためです。

前職では、バックオフィスの業務改善前までは、経理や人事などの担当者以外にもバックオフィス業務を頼まなければならない場面があり、社長を含め本業に従事している社内メンバーのリソースを圧迫していました。

ですが僕の取り組みによって、バックオフィス担当者だけで効率良く業務が回るようになりました。前職では、バックオフィス責任者として一定の成果をあげられたと思っています。

ただ当たり前かもしれませんが、僕がバックオフィス領域の責任者をしているので、僕がイメージする以上の環境を構築することはできません。インターネットや本などから吸収してはいましたが、やはり限界があります。

僕が持っている知識はメンバーに行き届いたと思っていて、今後は僕自身がバックオフィス業務の仕組み化や圧縮方法を学ぶ立場になりたい。そう考えるようになり、転職活動を始めました。

——なるほど、では現状よりも成長機会のある環境を求めて転職活動をしたんですね。

そうですね。自分の経験を活かせたり、僕よりも熟練のメンバーがいたりすることが外せない条件でした。また本音で言えば、妻が納得してくれるかどうかも転職先を選ぶ大事な条件でした。

——というと?

前職がベンチャー企業で売上が変動しやすかったため、妻は倒産リスクがあることを気にしていて。大企業へ転職してほしいとは言われませんでしたが、ある程度経営基盤がしっかりしていることを証明できる企業を選ぼうと思いました。

——BPIOをどうやって見つけましたか。

転職エージェントに紹介してもらいました。経営基盤がしっかりしている、自分が経験してきたバックオフィス業務や業務改善に携われる、バックオフィス業務の延長として経営計画のようなハイレイヤー層の仕事に携われる可能性がある、都心のオフィスで働ける、現在よりも年収が落ちない——。

さまざまな条件から、BPIOや、ITツールの開発・運営をしている東証マザーズ上場企業などをおすすめされました。

——BPIOの採用選考でどんな印象を受けましたか。

正直、一次面接でBPIOの志望度が下がってしまったんです。BPIOの代表が面接を担当してくれたのですが、まだ20代で若いなと思ってしまったのが第一印象でした。

ですが、年下が代表=学ぶことが少なそう、と第一印象で決めてしまったのは僕の早合点でした。彼は年齢とは不相応に理路整然としていて、これまでの実績や会社の状況などを分かりやすく教えてくれて。それだけでなく、僕がやりたいと思っていたことを、BPIOでならこんな風に実現できると細分化して話してくれました。

またBPIOは当時法人化して1年目でしたが、ベンチャー企業としては珍しく、売上目標や採用人数の目標などをはっきりと決めていました。異なるバックグラウンドの人が続々と入社している勢いを感じ、ここに入社したいと思うようになりました。

——ご家族にも相談しましたか。

はい。BPIOは若い会社ではあるけれど、親会社がSEVENRICH Accountingという会計事務所で経営基盤がしっかりしていることや、クライアントがすでにたくさんいることなどを丁寧に伝えると、転職に賛成してくれました。

ITツールの導入支援だけでなく、補助金申請も代行

——現在はどんな仕事を担当していますか。

株式会社BPIOでは、経理業務代行、DX支援、業務設計支援という3つの軸でクライアントのバックオフィス業務を改善するサービスを展開していて、僕は主にDX支援を担当しています。

僕の場合、システム導入やプロジェクトマネジメント、会計ソフトの切り替えプロジェクトの経験から、経理業務のDX支援を任せてもらいました。

たとえば、アナログで請求書処理をしていたクライアントに対して、取引先や請求金額などを自動で読み取り、管理できるITツールを導入することで、経理業務の省力化を実現しています。またITツールの導入によって、クライアントの社内ルールに合わせた申請・承認・稟議などの内部統制を構築しています。

2023年は10月からインボイス対応、電子帳簿保存法対応などが迫ってきているタイミングで、主にその課題を解消できるソフトウェアのご提案から導入を行っておりました。 また、補助金を活用した提案も合わせて行いました。 現在はさらに範囲を広げ、導入を決定したものの初期設定が上手く進んでいない企業様に対して、サポートを行っております。

——BPIOだからこそ経験できた、刺激的なことはありましたか。

日々、会計、経理、労務、コンサルティングなどのさまざまなバックグラウンドを持つメンバーから、たくさんの刺激を受けています。

基本的にはBPIOでは、複数名のプロジェクトメンバーを募り、クライアントの業務フローの改善に取り組みます。課題のヒアリング・ツールの選定・業務フロー改善のご提案・ツールの導入・ツールの運用などを経て、ひとつのプロジェクトが完結するのですが、この一連の流れのうち、僕はクライアントとの打ち合わせや窓口などを担当しています。

クライアントとの打ち合わせを経て、社内のメンバーと支援内容を相談するのですが、「勤怠管理ツールから給与計算ツールに情報をインポートし、自動計算できる仕組みを整備しよう」と、自分の頭にはなかった業務改善案がメンバーからたくさん挙がってくるんです。

経験豊富なメンバーから日々学びながら、クライアントが認識している課題の解決案だけでなく、業務圧縮案をプラスする。以前の自分よりも一歩進んだ提案ができるようになっています。

またITツールの導入に合わせて、親会社のSEVENRICH Accountingの補助金事業部と連携し、IT導入補助金の申請もサポートしています。補助金事業部のメンバーからは、過去に審査が通った事例や、中小企業庁が見ているポイントなどを教えてもらい、事業計画書や各種証明書などを揃えていきます。

多様なバックグラウンドを持つメンバーがいるからこそ、クライアントに対してさまざまな形で価値提供できるのは、BPIOならではです。

転職する意欲が強くなくても、話を聞きに来てほしい

——田原さんが今後チャレンジしてみたいことはありますか。

引き続きITツールの導入を支援していき、プロジェクトマネージャーをしていきたいと考えています。これまで自分はクライアントとの折衝やプロジェクトマネジメントを経験しているので、その得意な領域で活躍したいです。

クライアントの業務改善に伴い本業の事業規模が拡大することで、回り回ってBPIOの事業拡大にもつながってくると思うので、その良いサイクルを自分が回せるようになりたいですね。

——最後に、転職を検討されている方へメッセージをお願いします。

まずは、今いる環境の外にいる人たちと話すことが非常に大事だと思っています。

僕の場合、前職でこれ以上の成長が見込めないという話をBPIOの採用面談で話した際に、「階段に例えると大きな一段はどんなイメージか」「それを細分化するとどんなことができそうか」と、僕の考えを整理してくれる時間がありました。

外部の人の視点を借りることで、次のキャリアをイメージできるようになると思うので、ぜひお話をしてみてください。



株式会社BPIOでは、立ち上げ期に事業を推進してくれるメンバーの採用を積極的に行っています。ご興味を持っていただいた方は、下記からエントリーをお待ちしております。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?