見出し画像

数字のマジック

今回は、少し時事ネタのような季節性のネタを絡めて「数字のマジック」ということがテーマです。

8月も中盤にさしかかり、全国の新型コロナウィルス新規感染者が爆発的に広がっています。連日ニュースでは、「新規感染者数」「重症化数」という数字が出てきていてその数字からいろんなことを僕らは判断し、一喜一憂しています。

そこには、出てきていない数字というのもあって「ワクチンを打ったのに感染した割合」とか「2度目の感染者数」だったり「人口当たりの割合」だったり。このあたりは、どこか「調べないと出てこない」数字です。

僕らは、数字のマジックの中にいることがわかります。

今そのマジックを仕掛けているのは、マスコミだったり国です。もちろん、時間制限があるなかで、数字をもとに議論をするわけですから、すべての数字を出すわけにいかず、また視聴率(というこれまた数字)を稼ぐ必要がありますからそこは仕方ないと思っています。彼らだって、ビジネスですから。

少し話をずらしますが、マジックということで喩えてみましょう。何もないところから鳩を出したり、無作為に引いたトランプがレモンの中から出てきたり。うわぁ魔法!ということがおきますが、僕らはマジックを初めから「種があるもの」として、エンタメとして、実際は「魔法はない」ものとしてみているんですよね。

数字のマジックも同じじゃないでしょうか。もちろんそこに一喜一憂してもいいと思います。というか、一喜一憂させるために数字のマジックはあるとも言えます。

数字のマジックの裏には必ず「種」があります。それが本質というものです。もちろん分からなくてもいい。

でも、マジックと同じように「え?どうなってるの?」という疑問を数字のマジックのほうでも少しみてみるのもいいかもしれません。そこを考えないといわゆる思考停止になってしまい、「数字のマジック」が「マジック」ではなくなってしまいます。

受け取る側の思考の幅のようなものを試されている気がしてならないんですね。

今は受け取り側の話になりましたが、実際は発する側もここは気をつけるべきです。数字は上手に使おうってことです。数字をどう使うかによってその印象が異なります。印象が異なれば、コミュニケーションも変わってくると思っています。変な言い方ですが、数字を使った時点でマジックは発生します。どんなマジックを仕掛けるか・・・を数字を使うときには気をつけたいものです。

数字のマジックは絶対存在するものですし、数字のマジックはなくなることはありません。結局はどう捉えますか?ということです。

僕は少し種明かしにも気を配りながら、捉えてきたいなと思っています。

もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!