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★ドラマ評★【ドラマ=半沢直樹 その1(2020)】

 「半沢直樹」は全く新しい「活劇」だ-。現代の「水戸黄門」だとか「時代劇」だなどという批評が多く、私も決してそれを100%は否定しないが、本質的なことを見極めれば、これは明らかに活劇のニュータイプなのである。企業を舞台にした理不尽な世界の中で、義を重んじて大立ち回りを演じる半沢の姿は、自らのアクションによって活路を切り開き、人々を覚醒させようとする活劇のヒーローそのもの。経済というルールだらけのがんじがらめの世界でそれを遂行するだけの明晰な頭脳を持ち、仕事に対する熱意は誰にも負けない。多少、ダーティーなこともいとわず、勝利のために多くの人を巻き込んでいく強引さと狡猾さも持っている。2013年放送の前作に磨きをかけた2020年の半沢直樹はそんなイメージも付与されたさらなるニュータイプ。キャラクターの濃度を増したおなじみの周辺人物と比べても決して埋没せず、前作の最終回で土下座を強要された大和田のトラウマの物語を取り込んで、不条理なゆがみまで増している複雑なベクトルにも決してひるむことはない堺は、前作以上に鋭敏な演技を見せている。フェイクつなぎなど映像上の演出の巧みさも相変わらずで、前回多くを取り込んだ演劇人中心のキャスティングもパワーアップ。若手では超有望俳優の吉沢亮と今田美桜を配するなど若い世代へのアピールも忘れていない。前シーズンを上回る初回22.0%でスタートした視聴率は第5話では25.5%とジャンプアップに成功し、さらなる上昇へ向けて好位置につけた。今回も2部制で、既に第5話で本格的その第2部である「帝国航空編」に入って、全体像の一端が見え始めたこの時期に、まずはドラマ評第1弾としてその好評の秘密を探っていきたい。(写真はドラマ「半沢直樹」とは関係ありません。イメージです)

★続きは阪清和のエンタメ批評&応援ブログ「SEVEN HEARTS」でも読めます(通常は劇評やドラマ評など一部の批評コンテンツは有料で公開していますが、今回のドラマ評は1週間限定で特別無料公開となります。序文はずっと無料ですが、劇評の全体像は8月29日からは有料(300円)公開に切り換える予定です。ご了承ください)

★TBS系連続ドラマ「半沢直樹」公式サイト

 続編の新シーズンには主人公の半沢を演じる堺雅人をはじめ、大和田暁常務役の香川照之、中野渡謙頭取役の北大路欣也、金融庁検査官・黒崎駿一役の片岡愛之助、半沢と同期の情報通、渡真利忍役の及川光博という前回話題を呼んだ主要キャストが引き続き出演。今田美桜や賀来賢人、市川猿之助、井上芳雄、益岡徹、吉沢亮、古田新太ら新たな豪華メンバーも加わった。脇役陣も既に登場しただけでも、今井朋彦、南野陽子、土田英生、山崎銀之丞、戸次重幸、角田晃広、池田成志、矢崎広、柄本明、江口のりこ、西田尚美と個性派ぞろいだ。
 脚本はTBSの「下町ロケット」続編や「小さな巨人」などで知られる丑尾健太郎(前回は八津弘幸)。演出は福澤克雄ほか。プロデューサーは伊與田英徳。

 半沢が不正を暴いて常務から平取締役に降格された大和田(香川照之)だったが、世渡り上手に中野渡頭取(北大路欣也)派に転身。理由も不明なまま子会社の東京セントラル証券の営業企画部長に出向されられた半沢に対して大和田を慕う証券営業部長・伊佐山泰二(市川猿之助)は露骨に攻撃を仕掛けて来る。
 東京セントラル証券内は東京中央銀行からの出向組と生え抜き組が対立し、決して良い雰囲気とは言えない状態。そんな中、飛び込んできたのが、大手IT企業「電脳雑伎集団」からの大型買収のアドバイザー依頼。瀬名洋介(尾上松也)率いるIT業界の雄「東京スパイラル」がそのターゲットだった。大きなチャンスととらえた東京セントラル証券の社員たちだったが、社員の若手の一部や半沢は裏にうごめく何かを感じ取っていた、というお話。

 第2話は、初回で大手IT企業「電脳雑伎集団」から持ち掛けられた新興IT企業「スパイラル」買収のアドバイス役を親会社の東京中央銀行に横取りされ、時間外取引で30%もの株を取得されてしまった半沢直樹(堺雅人)が反撃に出る。スパイラルの瀬奈社長(尾上松也)は太洋証券の広重(山崎銀之丞)の助言で、新たに発行する新株をフォックス社の郷田社長(戸次重幸)に巨額の金額で購入してもらい、電脳側の持ち株比率を下げる「ホワイトナイト」戦略に打って出ようとしたが、東京セントラル証券の森山(賀来賢人)や半沢は疑問を抱き始める…というストーリーだった。
 前シーズンの最終回の取締役会のシーンで半沢が土下座させ「倍返し」した香川照之演じる大和田取締役(当時は常務、現在は平取締役に降格)とも再会し、東京セントラル証券からも追い出されそうになっている半沢に対して大和田が「態度によっては、私から人事に口を利いてやってもいい」と言ったことに対して毅然と断った半沢に「君はもうおしまいです。お、し、ま、い、…DEATH(です)!」と首切りポーズで言い放った新たな名シーンも登場して盛り上がった。

 第3話は、大手IT企業「電脳雑伎集団」が買収しようとしている「スパイラル」とアドバイザー契約を正式に結んだ東京セントラル証券の半沢や森山(賀来賢人)はスパイラルに驚きの「逆買収」を提案。しかしそれは突飛な作戦などではなく、練り込まれた戦略的計画だった。
 親会社で古巣の東京中央銀行にたてついた半沢だったが、そんな全面戦争のさなかに前シリーズで東京中央銀行員だった半沢が執拗にターゲットにされた「銀行嫌いの検査官」である金融庁の黒崎駿一(片岡愛之助)率いる証券等監視委員会の突然の検査を受けることになる。半沢らが持っているはずの逆買収計画書を徹底検査するが見つからない。隠しファイルに目を付けた黒崎に絶体絶命の危機に追い込まれる。はたしてスパイラルの天才プログラマー、高坂(吉沢亮)の防衛策は成功するのか、というストーリーだった。

 第4話は、東京中央銀行がスパイラル買収成功のため大手IT企業「電脳雑伎集団」への500億円の追加融資を強引に進める中、半沢が電脳の収益に不正のにおいをかぐ。電脳の財務担当・玉置(今井朋彦)に接触を図る半沢に左遷出向の決定が近づく中、半沢は大和田に最後望みをかけて会いに行く、というストーリー。

 第5話では、半沢が新たに手掛ける帝国航空の再建計画にとって衝撃的な発言となった白井国土交通相の「7割債権放棄」計画をめぐってさまざまなことが動き出した。
 航空会社の現場を訪れ、自力回復が可能と判断した半沢らが立てた再建計画は事前にリークされ、帝国航空の幹部や社員らは激怒。メインバンクである開発投資銀行で「鉄の女」と呼ばれる企業金融部次長・谷川幸代(西田尚美)は半沢を呼び出して問い詰める。白井大臣が立ち上げた再建チーム「帝国航空再生タスクフォース」のリーダーである弁護士の乃原正太(筒井道隆)ともそりが合わない。追い詰められる半沢や債券回収担当常務の紀本平八(段田安則)、そして大和田も絡んでくる、というストーリーだった。

 今回特に強く感じるのは、半沢直樹、決してこの男、善人ではないということだ。「勧善懲悪」をイメージさせる「水戸黄門」や現代の「時代劇」だと言われることに違和感を感じるのは、その点にある。「悪には悪を」まては行かないが、悪辣な敵にはぎりぎりの手段で対抗するしかないということだろう。
 前半の「スパイラル編」では実際、半沢はインサイダー取引、株価操作と疑われても仕方のない行為に及んでいるし、証券等取引委員会の調査に対して買収計画書をスパイラルの隠しファイルに隠したり、それをスパイラルに自らセキュリティーを破って破棄させたりしたことも罪に問われるかどうかスレスレだ。部下が自主的に伊佐山部長のデスクから資料を持ち出すような危険を冒したのも、こうした半沢の「手段を選ばない」姿勢があったからだ。
 帝国航空編に入っても、伊勢志摩の疑惑企業では社長の居場所を聞き出すための嘘などお手の物だし、ドライブレコーダーを使った証言・証拠集めはハイヤーの目的外使用と言われかねない。
 ましてやあの口調と怒鳴り声は、脅迫や名誉棄損に感じる人がいてもおかしくない。もちろんすべては相手側の疑惑を暴くための方法であり、それが明るみに出れば、義は自分にあるということになるため、そうしたことは覆い隠され、だれも指摘しなくなるが、本当に危ない橋を渡っている。
沈着冷静な普段の姿から突然怒鳴りモードになる変化の激しさも魅力のひとつ。かつて堺はドラマ「ジョーカー 許されざる捜査官」で「昼はお人よしの刑事、夜は悪党に制裁を加える冷酷な男」という二面性を持つ伊達一義役で裏表の激しいダーティーヒーローを演じていたキャリアも、半沢直樹が決して単なる「正義の味方」ではないという事実に説得力を持たせる。

 その怒鳴り声だが、半沢は単純な怒鳴り方をしていないのだ。怒鳴りを重ねて最高潮に達するとき、その声はビビビと荒々しく響く。それは怒鳴り度を上げたことで音がひずんでいるのと同時に、複数の音が合わさってひとつの音になっている人間の声などの要素が互いに共鳴し合っているのではないかと感じるほど激しい振動となり、その怒声を浴びせられた人間に降り注ぐ。半沢直樹の最大の武器のひとつと言ってもいいかもしれない。たいていの敵はこの声で震え上がる。そしてそれがドラマのクライマックスと合わさっているため、視聴者の痛快度はますます増すのだ。

 前シーズンは早稲田大学の劇団員出身の堺雅人を筆頭に、片岡愛之助、市川中車(香川照之)、石丸幹二、加藤虎之介、ラサール石井、岡田浩暉、吉田鋼太郎、手塚とおる、小林隆、川原和久、滝藤賢一と演劇界から大量の舞台俳優を起用。確かな演技力は物語を引き締めることに寄与していたことから、今回も惜しげもなく舞台で名の知れた俳優が並ぶ。
 しかも、劇団☆新感線で長年看板を張る古田新太が東京中央銀行の三笠副頭取、大名跡を継いだ市川猿之助が半沢の宿敵となる東京中央銀行の伊佐山証券営業部長、数々の演出家から引っ張りだこの池田成志が銀行からの出向組の諸田、無名塾出身でいまや舞台の重鎮の益岡徹が東京セントラル証券の岡社長、若手歌舞伎俳優きっての人気者である尾上松也が東京スパイラルの瀬名社長、劇団MONO主宰で劇作家・演出家の土田英生が電脳雑技集団の平山社長、TEAM-NACSの戸次重幸がホワイトナイトとなるfoxの郷田社長、つかこうへいの舞台で主演を張って来た山崎銀之丞が太洋証券の広重営業部長、文学座を今年6月に退団したばかりで演技派の筆頭格今井朋彦が電脳雑技集団の財務担当・玉置と、演劇ファンは思わずにやりの布陣。
 「帝国航空編」になっても、劇団四季出身で今もさまざまなミュージカルに出演している鈴木壮麻がパイロット歴35年越えの「グレート・キャプテン」木滝、劇団そとばこまちで4代目座長の生瀬勝久と強力タッグを組んだ山西惇が帝国航空の財務担当常務の永田、劇団B級遊撃隊主宰で演出や劇作もこなす佃典彦が東京中央銀行の審査部次長の曾根崎、し
ス・カンパニー所属でコンスタントに舞台に出演しテレビでも活躍する段田安則が東京中央銀行の債権回収担当常務の紀本、演劇界の重鎮、柄本明が与党幹事長の箕田、舞台を中心としたベテラン俳優の大鷹明良が的場内閣総理大臣、東京劇団乾電池の江口のりこが白井国土交通大臣、蜷川幸雄演出作品や井上ひさし作品、そして村上春樹原作の舞台化には欠かせない存在となっている木場勝己が帝国航空社長。なんともはや豪華でバラエティーに富んだ精鋭メンバーを並べたものだ。
 もちろん、演劇人だからといって上等なわけではないが、演技力に裏打ちされているからこそ、それぞれが輝き、やがてはそれがドラマ全体の輝きにもつながるのだ。

 今回は歌舞伎俳優が多いことも特徴。前回からの香川(市川中車)と片岡愛之助に加え、市川猿之助、尾上松也も参戦。前半を「顔芸激突編」と演出陣が決めたかのように、惜しげもなく、デフォルメされた顔芸を繰り出している。
 そもそも歌舞伎は感情をデフォルメした舞台芸術で、せりふでの説明や仕草がなくても型を演じることによってその感情が観客に伝わるようになっており、その鍛錬を積んだ歌舞伎役者にとってはむしろ自然なことなのである。
 今回から登場の猿之助は、香川が扮する大和田がやってきた顔芸を披露することに加えて、唇を動かして声を発さない手法も見せた。半沢に謝る時、「あ・い・す・い・ま・せ・ん・で・し・た…」とわざわざ大仰に「あい」を付けたのも歌舞伎的な場面と心得たからではないか。
 再登場の愛之助は、オネエキャラクターが1.5倍に強化されている。しかも、半沢のことを東京セントラル証券の社員や証券等監視委員会の職員がいる面前で「な・お・き・~」となれなれしく呼んでいる。
 ところが半沢が隠しファイルの削除に成功すると「半沢、やってくれたわねー」ときちんと使い分けている。自分が支配して律せる者にはなれなれしく呼び掛けるが、敵対の姿勢を示した時は牙をむく。2度もやり込められている半沢には憤りの感情と共に畏怖の思いもあるのだ。

 今回は単なる復讐劇、一発逆転劇というだけではないところが面白いところ。ある意味では半沢に土下座させられた大和田のトラウマの物語にもなっている。それが本編の物語に食い込んでいるのだ。
 実は大和田は今回の原作となっている池井戸潤の小説には登場しない。ドラマのオリジナルなのである。だから自由に動かすことができるし、演じる香川自身も自由奔放に表現している。
 中野渡頭取への「施されたら施し返す、恩返しです」や、大和田の救済の申し出を毅然と断った半沢に「君はもうおしまいです。お、し、ま、い、…DEATH(です)!」と首切りポーズで言い放つなど、次々と名せりふが飛び出しているのも、そういった部分が影響しているかもしれない。
 第5話では取締役会議室でも役員室でも、わざと混ぜっ返すように饒舌になる大和田を半沢が無視したり、まるでそこに存在しないようにふるまったりするなど、あたかも大和田がそこに存在しないような瞬間が多々あった。もしかしたら大和田は本当はこの物語には存在しないのではないか。あるいは本当は存在しないのに生霊となってこの取締役会議室にいるのではないか。そんなことを感じさせる不思議なシーン。前半は大和田と半沢のまさかの「共闘」という展開まで用意しながら、一方では透明人間のような空虚な大和田を描いている。もしこれが意図的な演出なら、なかなか高度な描き方である。

 高慢だった大和田が「人生最大の屈辱」を味合わされた土下座。トラウマになっていることは間違いなく、半沢が大声を出すだけで体をビクッとさせる大和田の姿はその証拠だ。中野渡頭取への恭順を示すことや、半沢と共闘することがそのいやしとなるのか。
 まさしくこれは大和田の土下座トラウマの克服と再生に向けた物語でもあるのだ。果たして半沢と再び相まみえる可能性はあるのか。原作に登場しないからこそ、相変わらず欲深い大和田の動きが今後も展開を左右するのだ。

 そして半沢にとっては、半沢的なるもの、あるいは半沢のDNAを次の世代に受け継いでいく物語にもなっている。
 前半の「東京スパイラル編」では、まさしく東京セントラル証券の若手社員、森山(賀来賢人)がその受け継ぐ人である。昭和的な熱さも持ちながらも、現代青年らしいクールさも併せ持ち、新時代のサラリーマンを象徴する存在。第4話の終盤、さまざまな極意を伝授する半沢に「なんか怖いですね、遺言みたいで」という趣旨の発言をしていた森山だが、左遷を目前にしていた半沢にとってはそれほどの覚悟で話していたのだろう。それだけ、半沢的なるものを絶やしてはならないという決意があったのだ。

 半沢と大和田のチーム感はともかく、今回は半沢が関わる会社の一体感、チーム感が極めて強調されている。それだけに堺や中心になる役柄だけでなく、せりふのない役者たちまで、うまく表情や仕草をデザインしていかなければならないのだが、そこが実によく出来ている。
 半沢の演説に唇を震わせながら高揚する東京セントラル証券の社員、そして半沢の指摘にいちいちうなずく帝国航空の社員。こうした部分にまで細かく気を配って来た「半沢直樹」演出チームの伝統が今回も活かされている。
 それがチーム感を創り出しているのだ。

 半沢の妻の花(上戸彩)は相変わらず、やわらかくしなやか。「戦場」である会社から戻った半沢にとってクッションになるような存在であるだけでなく、左遷で転勤になり引っ越しが必要になっても「もう慣れっこ」ど豪語する肝の太いところも見せる。決戦の日には「(どんな結果になろうと)堂々と帰って来てね」と半沢の心に一本の太い芯を注入するような言葉を投げかけるなど、前作からの剛腕ぶりも相変わらずだ。転勤先はどこでもいいと言った時、花の「南極でも」というせりふは、映画『南極料理人』で堺が主演していることを知っている人なら、なかなか味わい深いせりふだと分かる。
 今回、花の描かれ方が古いタイプの良妻賢母的だと指摘している人もいるようだが、それは違うことは前シーズンをきちんと観ていれば分かるし、今回もきちんと隅々に花のスピリッツが埋め込んである。前シーズンの疎開(金融庁の調査で見つけられそうな資料を別の場所に保管すること)資料の再疎開のような花の活躍の局面が後半にあるのかどうかは分からないが、きっとさまざまなポイントが用意されているに違いない。昭和妻のような描かれ方はおそらくされないので、ご心配の方は安心された方がいいと思う。

 それにしても、会社もの、サラリーマンものとは言え、集団が描かれるシーンが多いことこの上ない。撮影が延期されて制作が遅れたせいで、皮肉にも密を避ける「新型コロナウイルス」の時代に描かれることになった集団劇。集まってはいけない時代に感じる、「集まることの愉悦」を感じながら、今後の展開を見て行きたい。


 なお当ブログ「SEVEN HEARTS」では、放送中から11回にわたって「半沢直樹」のドラマ批評や関連ニュースを掲載してきました。特に「半沢直樹」がなぜあれほどの人気を獲得し、人々の記憶やテレビ界の記録に残ることになったのかを主にキャスティングや撮影手法、ドラマトゥルギーなどを中心に詳細に分析した記事は、国内だけでなく、米国やアジア、ヨーロッパ各国からアクセスが相次ぎました。英語サイトや中国語サイトからのアクセスが多く、どのように私の日本語の文章を読み解いたのかは不明ですが、場面写真を載せていたわけでもない私の記事や批評が大きな注目を浴びたことは、このドラマを通じて日本社会や日本人を理解しようとする海外のファンや研究者がいかに多かったかを物語っているでしょう。

 下にそれらの記事へのリンクを貼っておきます。「半沢直樹」続編のための予習として、あるいは前作の復習のためにもお役立てください。

★阪清和のエンタメ批評&応援ブログ「SEVEN HEARTS」「半沢直樹」ドラマ評 その1=2013.07.11投稿

★阪清和のエンタメ批評&応援ブログ「SEVEN HEARTS」「半沢直樹」ドラマ評 その2=2013.08.29投稿

★阪清和のエンタメ批評&応援ブログ「SEVEN HEARTS」「半沢直樹」ドラマ評 その3=2013.09.28投稿

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