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電気の武者

いかなる発電所からも送配電システムによって、各家庭、お店や工場へ電気を送っています。

例えば、福井県の原発で作られた電気は、関西電力送配電が関西一円へ自慢の送電網によって山間離島津々浦々まで確実に送り届けられています。

もしも落雷でシャットダウンしても、ちゃんとバックアップが機能して『長時間の停電』にならないようにしてあるでしょうし、放送設備や病院、大きな工場なんかも、緊急時には自家発電設備が自動的にリレーして『電気ゼロ状態』を作らないように、電気が止まって誰かの命が失われることが無いように出来ています。

一方で、その送電の距離が長ければ長いほど自然放電で漏れてく電気が多くなります。イメージ的には、100作っても30くらいが漏れちゃう感じ。最大70くらいしか届いてない感じですね?

つまり、電気は『自分ちで作って自分ちで使う』のが最も効率がいいってことです。

遠い未来、自分ちの屋根や外壁や窓で発電しつつ、各市町村の地下深くにある小型原子力発電炉がバックアップするのが一般的になるかもね?

家電の消費電力量がごくごく小さく抑えられれば、家の中で人が動くことで小さく発電をして、それで一日分が賄えちゃうなんて時代が来るかも知れませんね?

一方で、生活の全部を電気に頼っちゃうことになるんで、もし何かの機械が故障なんかした日にゃもう命の危険を感じるほどのパニックになるんでしょうね?

電力会社に連絡すれども窓口対応のAIが冷静に理路整然にトリアージするでしょうしね?『ゼロ・コスト化』時代でしょうから、今みたいに人が来てちゃっちゃとやってくれるような、そんな甘ったれた時代じゃない。

『こっちは金払っとるんだぞ!』

騒げば即座にAIが通信をシャットダウンして通報。すぐさまやってくるのは警察か罰金刑の切符…って、イヤな時代ですね。

『電気自動車を買わない人がほとんどである。』

どこかのアンケートでそういう結果が出たと、まぁそれでもいちびりたい人はテスラとかホンダとかデザインのかっちょええ未来的なやーつに乗ったらいいと思うし、少しでも環境を考えたいって人はハイブリッドとか、電気じゃないにしてもエンジン載ってない車を選べばいいと思う。

お好きにどうぞ☆アナタの金や。

まぁこんなこと言っちゃうと元も子もないんですけども、ホントに地球環境を最優先で考えるんであれば『歩く』の一択やとは思いますどね?裸足でね?

『環境を考えて電気自動車に乗っています。』

つって、ちょっとそこのコンビニまで、ちょっとそこのスーパーまで、ちょっとそこのパチンコ屋まで行くのにも乗ってちゃ環境にはそない良くないと思いますけどね?

だってその電気は火力発電でも生み出してるんですもんね?

『我が家はソーラー発電でしか電気を作ってないし電力会社からも買ってない。』って人だけですね?『環境を考えて電気自動車に乗っている。』と言えるのはね?

あなたがちょっとそこまで行くのに乗れば乗るだけCO2が排出される仕組みであります。

もちろん新型の電気自動車が出るたびに買い替えてると、それを生産するのにも、乗ってた車を解体処理するのにも、莫大な量のCO2を排出することになりますからね?

電気自動車はできるだけ長く乗りましょう☆

電気自動車に限らず、電動アシスト自転車にしても、電動バイクであっても、電動スケーターであっても同じくです。

ですからまぁとりあえず『片道30分圏内』は歩くことにしましょうか?

地球環境を言う皆様へ。地球のためや!がんばって!


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