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【偶然日記#21】駆除されるワカラナイモノダラケ

よくわからないもの。

目の前にあるANDREAS GURSKYの展覧会の図録。(表紙以外しばらく見てない。中の記憶がない。どんな紙でできてるのか。どこで作られたのか。作家は元気なのか。知らない。)

今座っている2年前にIKEAで買ったソファーの生地。(なんでできているのか。どこで作られたのか。どうやって運ばれてきたのか。知らない。)

今叩いているSurfaceのキーボード。(どんな仕組みで文字が打ててるのか。どこで組み立てられたのか。だれがデザインしたのか。知らない。)

いちいち気にしていたら何も進まない。って、どこに向かってるのか。知らない。


自分が買わないと誰が買うという使命感。無理やり続けていると肥えてくるらしい。と言うのは、みうらじゅん。

ミュージシャンである限り気を抜けることはないんじゃないかな。レコーディングは3週間のレコーディングだけど、1年間かけて作り上げてきた。と言うのは、志村正彦。

ワカラナイモノダラケにかこまれている。

ルーチンワークをして、普段は封じ込めている。

家に数日ひきこもっていると、ワカラナイモノダラケ、が力を取り戻してくる。

ワカラナイモノダラケは、悪いものではない。それどころか有り余る生命力をもち、うまく付き合うことで恵みをあたえてくれる。

そのためには毎日触れ合って、慣らせていないと、あるいはこっちが弱っていると食われてしまう。


最近、ワカラナイモノダラケが次々と殺され駆除 されている。一部の野生保護団体が保護し、啓蒙活動をおこなっているが時間がない。絶滅を免れられるか微妙なところだ。

今日はちょっと身を隠そう。危ない。


※次回の「偶然日記」は8/15予定。「偶然日記:今の日常を綴る」と「雄手舟瑞物語:青い鳥を探し続けた男が見つけたもの」を毎日交互に掲載しています。明日は「雄手舟瑞物語」です。


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