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難読症とわかった

口が達者で悪ガキで有名だった子供の頃の私。
小学校に通うようになり、国語の授業での音読、黒板に漢字を書く、そして宿題が負担でなんでみんなサラリとやりこなすのか信じられなかった。
この宿題がもう、何のためにやるのか意味がわからなかったので、やらなかった。
子供の頃は宿題する時間が惜しかった。
そんな暇があれば藪に潜り、虫捕りしたり、魚捕りや野良犬の世話に忙しかった。
そんな私に子供の頃の自分が似ていた様で、父親は割と私に甘かった。
しかしある日、宿題を全くやっていない事がバレてしまった。それは計算ドリルだ!
難読症の人は多分、掛け算九九の暗記が苦手だと思う。未だにしんどい。だから、インドには100の段があると聞いて、めまいを覚えた記憶がある程だ。
そんな訳で、父親の目の前で計算ドリルの掛け算をやらされたのだ。当然時間がかかるし、指も使う。掛け算ともなると、足し算とは違い、指の数は2の段の中程で足りなくなる。しかし、足の指がまだある!と、閃いたのも束の間。父親にぶたれて強制的に指を封印され、間違うたびにビンタという地獄トレーニングにて掛け算九九の習得を強いられた。
親父のトレーニング虚しく、私は未だに九九が言えません。私の勝ちではないが、親父は負け。ざまあーである。
さて置き、こんな調子なのですが、算数以外の教科では、100点しか取らなかったのでバカではなかったんだと思います。
でも、世界は数学で成り立っていますから、生きるのは難しく、毎日自信を失うを更新しながら生き延びてまいりました。
そんな時難読症という言葉を知り、調べてみたら正に私ではないか!
書き違い読み違い、文章の理解が困難、計算ができない、時間の管理ができないなどなど…8割は当てはまった。
そうか…そりゃ、姉ちゃん達と違い、どんなに殴って来られても、親父の期待に添えるわけないや。と思ったが、それがわかったところで生き辛さは変わらないけどね。
だから子供達には宿題はやれたらやればいいし、学校の先生にも宿題を強制しないようにお願いしている。
そんな暇があれば、貴重な子供時代は好きな物に狂っていて欲しい。
長男の時は、まだ真面目なお母さんでいようと、必死で宿題させてた親父みたいな時期はあったけどね。
色々長男に気付かされる事が多いです。

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