短詩集⑱

1.何よりも声のトーンで伝わってしまう傷ついてしまう

2.「愛してる」言って欲しいけど言わせたくない

3.気持ちを授受することは出来ないのだと学んだ

4.「どうでもいい」が「死ね」に聞こえた朝 私は私の死体を残して部屋を出た

5.こんな悲しみがまた待っているなら人生は

6.婚姻も「時間」の約束なのね

7.キスの味は忘れたけど 通り過ぎた夢だけ覚えてる

8.君は愛のために根幹にメスを入れる覚悟をしたのだろう

9.僕にはもう何も愛したいものが残ってない

10.明日世界が終わるとしても誰も僕に会いに来ないだろう その想像を孤独と呼ぶ

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