誰かのもの
それはまるで
型違いの輸血のように
私を蝕む
誰かの感情
私に合わないのだ
私の身体はそれを
私としては扱わない
拒絶が私を蝕む
私を壊す
だからそれを
私の腕に刺さないで
私の首に刺さないで
私の鼠径部に刺さないで
私の口に入れないで
無理矢理押さえつけたりして
私は私を自分で治せるから
どこかの誰かきっと神様とかが
私の心臓を動かし血液を流し
私の細胞を操って
血と骨と肉を作り
皮膚を着せて
私を動かすから
だからあなたは何もしないで
私にそれを刺さないで
私にそれを入れないで
私はもうそれを
私に刺したりしない
それは「ダメ、ぜったい」でしょう?
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