短詩集21

1.僕が見つけた君の悲しみ 君が見つけた僕の寂しさ
2.兄妹も友も見葬り続けた彼女の孤独はどれほど深いのだろうか
3.狂った眼鏡で見た方が世界は綺麗で生きやすいのだろう
4.「曇りなき眼で見定め決め」たいけどアシタカと元が違いすぎて遠い
5.ギフトいくら貰ってもどんどん重く
6.試練と呼ぶには残酷すぎる運命も 乗り越えたいのは愛があるから
7.誰に貰ったわけでもない指輪をリペア 私は私と生きている
8.巨大なプリンが自重で崩壊 すぐ食べなかったものだから
9.必要な時に遠いマスク
10.真珠はいいね どんな場所にも出られる清廉さ
11.縛って何が得られるの 欲しいのは心から必要とされること
12.むかし他校の選手は宇宙人みたいだった この辺に住んでたのか
13.翼毟られた君の肩甲骨撫でる まだあたたかい大丈夫
14.傷跡に触れ合う勇気がなかった 今の僕には
15.記憶に殴られることはないから安全だよ 殴られようとする私の頬を撫でた指


あとがき
方向音痴が治ってきて(治るもんなのか?)、今日はほとんど使ったことのない私鉄で移動。そういう「気になってたけど思い立たなかった」ことを試すのが楽しい今日この頃です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?