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車いすマークは車いす常用の人が車に貼るもの。何十年そう思ってきたのだろう。何十年そう思わされてきたのだろう。

車いす常用の方がまさか!!と思ったことがきっかけ

 ある日、視覚障害の方が車いすマークを求めに、身障事務所へ。
その日の担当ピアカウンセラーは、脊損で車いす常用しているA さん。(79歳)
少なくとも10年くらい前までは、「身障の駐車場はなぜ幅広くなっているか」を熱く語り、時には、「あなたくらいの障害で、このマーク貼って、車いす駐車場に停めてまうとねー、僕んたーみたいな人間が停められないの。僕んたーはねぇ、そこにしか停めれーへんでね。普通のとこには入れんの、降りれーへんでねぇ。」と、言いづらくとも言うべきことは、ズバッと言い放ち、がはは、と笑う頼もしい方だった。そのセリフには、まさに、車いす常用の方だからこそ言える、相手を納得させられるパワーがあった。

ところがだ。

「はい、○○円ね。」

彼は、何も言わず、車いすマークを一枚売った。

なに?

何が起こった??

あの熱意は??

あのパワフルな語りは??

。。。と思った話を、今日のピアカウンセラーBさんに話した。
そしたら、Bさんが、ネットでサクッと障害者マークのことを調べてくれて、あろうことか、私こそ、車いすマークに対して、間違えた理解をしていたことが分かった。
 
 身体障害当事者として、改めて感じたこと。
数ある障害者マークを正しく理解し、きちんと使い分けていくこと。
おもいやり駐車場が、正しく利用されるように、自分たちも正しく利用すること。正しく使うことで理解啓発をはかること。
車いす駐車場でしか乗降できない人がいるということを心にとめ、理解啓発に努力すること。

Aさん、気づきをありがとう。
加齢による老化なんかじゃないよね!!
まだまだ元気でいてね!!
でも、暴走族は引退して、安全運転でお願いします(笑)


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