見出し画像

自己紹介は写真の中で〜解説〜

久しぶりに解説、工夫した点などを書こうと思います。
今回撮らせていただいたモデルさんは
ほぼ初対面に近い方(自己紹介で一時間お話しした程度)を撮らせていただきました。

毎度書いているのですが、本当にモデルさんがいなければポートレート作品は作ることができないので、 とてもとても感謝をしています。

今回のテーマは、iPhoneを使って撮っています。
普通のカメラモードと、ポートレートカメラモードを使っています。

まずはお互いの緊張をほぐすために、少しずつポージング等を決めていきます。

逆光で顔がよく見えない写真なのですが、
大きな窓がとても印象的だったので、
普通のカメラモードで撮影しました。
光は背景の木の色が綺麗に出るくらいまで暗く落とし、風景の中に人が立っているという写真を撮りました。
空気感をメインに撮ります。と伝え
その後モデルさんには「遠くを見る目でぼーっと立ってください」と伝えています。
細かいのですが、くびれの部分に光を入れてあげると、少し形がはっきりするのでワンピースなどをきてもらった時は意識しています。
図形もしっかりと入っているのと、ヒトを置くことにより窓の大きさというのが比較できるので、壮大さを増して撮ることができます。

こちらは立ってもらっていたのをそのまま座ってもらい、足を少し開いてもらっています。
これは私が女性カメラマンなのでできることだと思うので、あまり真似しないほうがいいと思うのですが(余計に緊張させてしまうため)手足を大きく動かすと大胆なポージングをすることができます。できるだけ、手や足を広げてもらうというのも、縮こまった写真んにならないコツだと思います。
私は地面に寝て撮影しています。
上に放射構図になっているので、面で撮るような構図なところを少し行き先の抜け感を与えています。

前髪の流れる方向を意識しています。
風が吹いていない室内でも、髪の毛は風や空気感を演出できるので、周りに合わせて、髪をどちらに流すか、どの流れで撮るかを意識するようにしています。

色も秋を感じさせる服と、木の色で季節感を気にしています。

普段なら目を合わす距離のところを、横顔にしているので、少しだけ印象的な写真になります。
指先の表現により、少し緊張感や、緩みなどを演出することができます。モデルさんが指先まで気を使ってくださいました。

四角の直角に合わせて座ってもらっています。
これだけでもすごく絵になるのですが、モデルさんの目線の誘導により、窓の外に気がいきます。

向こう側に人が立っているのを見ると、人の小ささから距離間をつけることができるのと、何かのメッセージを伝えたいのかなと予想できます。

人が写っていると作品にならない。という意見を聞くのですが、スナップとポートレートは意外と混ぜることができると私は考えているので、うまくコラボできたらとてもドラマティックな写真が撮れると思います。

モデルさんの視線を光の方向に向けてもらい、顔の影を全て飛ばしています。
壁も白なので、白の反射の光が顔に当たるのでとても綺麗に撮ることができます。
もたれてもらい目線は窓の外に、「外に私がいると思って手を振ってください。」と伝えています。
1つポージングを加えることによりとてもリアリティのある写真を撮ることができるのと、「手を振ってください」と伝えるより、「向こうに〇〇がいると思って手を振る。」というのが大切で、
手を振る相手が、彼氏なのか、友達なのか、さっき当たったばかりの人なのか等の関係性により、表情は変わってきます。
もう会えない誰かに手を振る=悲しみの表情
ですがこの写真はすごく表情がたくさんの意味を含んでいます。
バイバイ(手を振る)=悲しいだけではないので
ポージングと表情をリンクさせたい場合は、シーン(状況)を提示するといいと思います。

こちらは上に伸びる放射構図で、足を肩幅に開いてもらい上に背伸びをしてもらっています。
窓と、木と、人が同じ方向に向かっているように見えてとても絵としてバランスのいい写真になりました。両方から光が差しているので影もとても面白く出ています。

また解説を書こうと思います。




もし心を動かされた方がいましたら、少しでもサポートいただけるととても嬉しいです。これからもたくさん作品を生んでいきます。