不倫系・背徳系マンガの最後がうーんってなりやすい

ヤングジャンプで「可愛そうにね、元気くん」
コミックDaysで「娘の友達」
が同日12/24木に終わりました。

こういう背徳系が、罰にあたったように、当事者がバレて不幸になる展開はお作法として納得なので良いと思っています。
公に見せるものとして背徳を勧めるのはバツが悪いので、最後はそういう展開にしてお茶を濁すのは良いと思うんです。

ただ、クロージングがうーん、って感じなんですよね。

「バレたー」っていう話があって、その後1,2話で最終回っていうのが。

何か背徳的なことを行って、失敗を冒してしまった後のリカバリー劇も背徳行為と同様に見たいんですよね。背徳行為がバレての「俺達の戦いはこれからも続く」エンドははしごを外された気がしてしまって。

それでいうとマンガボックスのホリデイラブは珠玉でしたね。

断っておきますと、私は別に伏線回収原理主義者ではありません。

スラムダンク的においしいところで終わるのが余韻も美味しい作品だと思っています。逆に言うと進撃の巨人は(ry

ですが、背徳系は以下のどちらかのエンドであってもらいたいんですよね
背徳行為→これからも背徳し続ける
背徳行為→バレて失脚→リカバリー→リカバリー後の生活がこれからも続く

フリンジマンでの不倫がバレて更生の結果マイホームパパになったとかでもいいんですよね。少し触れるくらいでもいいんです。

あえてリカバリーなし、っていうのも、抱え続ける人生というところでリアルに感じさせたり、その後の想像を余韻として楽しめるというのもあるんですが、十分読み応えのあるものだと思うんですよね。

「娘の友達」「可愛そうにね、元気くん」は良かった作品だけに、リカバリー後のストーリーも見たかったです。

おしまい

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