経験の有無は注意力の有無の気がする

私はエンジニアの立場でありながら、他の部署に色々口出しする厄介者です笑

Webディレクターの施策出しにもWebマーケにも、デザイナーにも口出しをします。というか、他の部署の人がエンジニアに口出ししてもいいと思っています(施策を始めたあとに口出してちゃぶ台を返すのはなしです。施策出しの段階です)

それらの領域に知識があるから口を出すんじゃなく、知識がないからこそ、専門家に意見を言って壁打ちしたいんです。

餅は餅屋というけれど、そういう口出しは原理上可能であるということを話していきます。

部署って何?

他に口出すって言いますが、私は自分の部署でやらなきゃいけないことの責任はきちんと果たします。

エンジニアとして、やらなきゃいけないことはきちんとやります。誤解を恐れずに言えば、エンジニアの役割はパズル解きであり、やれる選択肢の中からプログラムで解決できる問題解決策を編みだすのが仕事です。

極端に言えば自分にやりたいことがなくても、やりたいことを外部から提供されれば、それをエンジニアチックに考えることができます。

つまり、エンジニア部署っていうのは、やりたいことっていうインプットをエンジニアチックな解答というアウトプットに変換する機械なのです。そのアウトプットをのレベルが高ければ高いほど専門性が高いと言えます。

エンジニアと同様、部署というのは変換する機械なんです。自分たちのマストのことは責任持ってやり、内部的に必要なこととか会社から任されたことは最低限遂行する機械なんです。

ではその専門性やアウトプットの質はどこで図ることができるでしょうか。

経験や蓄積とかエモい言葉でそれっぽく言われるでしょうが、私はそれらも含め、注意力が大事な要素だと思っています。

注意力とは

「教師が養うことができるのは注意力だけだ」

うろ覚えなんですが、大学受験のときに予備校の先生がシモーヌ・ヴェイユの引用で言ってくれた言葉で、生きれば生きるほど、この言葉のとおりだと思うことが多々あります。

注意力とは、「ある状況の中で何を見てどう考えるか」というものを表していると思っています。

知識とケーススタディ(机上・実践問わず)の積み重ねにより、そのタイミングに合った意思決定・行動ができることを表します。

これはエモく言うと「経験」です。

これがあるかどうかによって、日々起こる様々な問題に対処できるかが、決まり、それができることによって専門性や責任や実行力があると信頼されるわけです。

話を戻して口を出すとは

このように各部署は専門性という注意力を持った機械なんです。

なので、エンジニアの私がエンジニア外の部署に対して意見を投げるのはその変換器に対してインプットを与え、アウトプットを出してもらうのと同じです。素人意見が他の部署に変換してもらうことで専門性を装備できるんです。

専門性がないからと言って、素人が口を出していけないわけではありません。変換作業に対して口は出してはいけませんが、インプット自体を提供することがだめではないんです。それも私だけのメリットのための場合はともかく、他の部署のメリットになることを言えるなら歓迎されるでしょうし、逆の立場だったら歓迎します。

なので、これからも迷惑にならない範囲で他の部署に口を出します笑

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