見出し画像

【広島県三原市】移住者も一緒にまちづくり 株式会社まちづくり三原統括マネージャー 泉 太貴さん


泉 太貴さん
株式会社まちづくり三原統括マネージャー、株式会社KOTOYA代表、三原商栄会連合会会長、三原観光協会理事

<プロフィール>
1985年、広島県三原市出身。高校卒業後、石川県の大学へ進学。そこで関わった数々の地域活動を通し、まちが活性化していく姿に感銘を受ける。大学卒業後は東京で就職、その後、中国に渡り起業する。30歳を機に自身の将来を見極めようと帰郷。それ以降「まちづくり」をキーワードにさまざまな立場から三原市活性化に尽力し、併せて移住者支援も行う。

Q:泉さんはどのように移住者支援に関わっているのですか?

現在、「株式会社まちづくり三原」の活動を中心に、まちづくりの一環として移住者支援に取り組んでいます。具体的に行っているのが、三原の市街地を巡る移住ガイドツアーのアテンドです。三原市に関心を持った方に、まずはお試し感覚で来ていただき、まちを歩きながら雰囲気を感じてもらっています。また、実際に移住した方と交流し、「住んでみてどうなのか」という生の声を聞く機会も設けています。
併せて取り組んでいるのが、空き家見学ツアー。三原市も他の市町同様、空き家が増えている状況です。手を加えればまだまだ住める空き家を通して、移住に関心を持つ方が増えればと考えています。

空き家見学ツアーの様子

Q:泉さんご自身もUターン移住されていますが、どのような経緯で支援に関わるようになったのですか?

高校卒業と同時に三原を離れ、30歳の時にUターンしました。十数年ぶりに帰ってきた故郷は私が記憶していた三原からすっかり様変わりしていて、なんだか元気がない印象でしたね。心機一転、自らの進むべき道を見極めたいという思いで帰郷したこともあり、三原の活性化のために何かできないかと思ったんです。そこでまずは、出会った方お一人おひとりと、このまちについて語り合いました。そのうち、徐々に三原の現状や課題が見え始め、私自身がまちづくりの一端を担えないかと思うように。
ただ、まちの活性化をめざすには、三原市民だけではなく、三原に関心を持つ人や、多様なスキルを持つ人たちを巻き込む必要性も同時に感じ、まちづくりに興味がある移住者の支援に力を入れるようになりました。


Q:ご自身のUターンの経験が、移住者支援に活かされていると思うことはありますか?

私自身、長く三原を離れて帰ってきましたので、最初は友人と呼べる人も少なく、飲食店へ通ってはひたすら友達探しをしていた記憶があります。それを思うと、今はIターンやUターンなども含め移住者コミュニティがあるので、友達の輪を広げやすい環境はあると感じています。
その一つが「まちづくり乱の会」です。三原を盛り上げていくことを目的に、この会には、まちづくりの担い手として活動したい意欲的なメンバーが集まっています。もともとは、デザイナーやイラストレーター、移住支援に関わる地元のプレーヤーが中心だったんですが、現在は、地域おこし協力隊や移住者も加わり総勢20名程に。お互いの活動を共有しながらまちの未来を語り合ったり、地域活性化に繋がるイベントも開催しています。

移住者も多く参加する「まちづくり乱の会」定例会議
協力して地域のお祭りにPRブースを出店

Q:泉さんの今後の活動の広がりや、思い描く三原の未来像を教えてください。

移住希望の方によくお伝えするのが、「三原は、程よく田舎で程よく都会」だということ。人口もそれほど多くないですし、まちづくりという観点から見ると、まだまだプレーヤーの数も限られます。ただこれは、捉え方を変えれば、自分の得意分野を活かし、まちの活性化を担うキーパーソンになれるということでもあるんです。幸い三原には、何かに挑戦しようとする人たちを応援しようという市民性もある。まちづくりにチャレンジしやすい土壌だということも伝えていきたいですね。
今後ですが、三原に住んでいる皆さんが、それぞれに思い描くまちの未来を自らの言葉で語れるようになればいいと思っています。三原のまちを三原に住む人の意思で築いていく。そうすればきっと素敵なまちになるはずです。

<こんなこと、ぜひ相談してください!>
◯移住したまちで、まちづくりに関わってみたい方
◯商店街の活性化に興味がある方

株式会社まちづくり三原
TEL 0848-63-5538
広島県三原市城町一丁目2-1 ペアシティ三原西館1階
https://www.machi-mihara.info/

三原市の移住情報はこちら
広島県三原市移住ポータルサイト「すんでみはら」
https://www.sunde-mihara.jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?