【広島県三原市】 移住希望者と地域をつなぐ コワーキングスペースarica コンシェルジュ 本田あやさん
本田あや
デザイナー・イラストレーター・コワーキングスペースaricaコンシェルジュ・広島県移住コーディネーター
<プロフィール>
1985年、広島県三原市出身。高校卒業後、デザイン学校を経て上京。15年以上にわたりデザインの仕事に携わる。30歳を過ぎた頃から、都心を離れ海のそばで暮らしたいと考え始め、広島県内に的を絞り移住先を検討。2020年に故郷にUターンし、三原を拠点に仕事を始める。現在、自らの経験を元に移住者支援も行っている。
Q:本田さんはどのように移住者の支援に関わっているのですか?
私が移住者支援に関わるようになったのは、2022年からです。広島県から委託を受け、移住コーディネーターとして活動しています。具体的には、東京有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」に相談に来られた移住希望者とオンラインで面談したり、実際に三原に来られた場合には、中心市街地や海沿いエリアなど三原を象徴するような場所に案内することもあります。
それから、東京で年に3回程度開催される「移住フェア」の際には、私も移住者の一人として移住相談にのったり、トークセミナーに登壇することもあり、コーディネーターとしてどのような受け入れをしているのかや、私自身の移住後の生活についてもお話ししています。
ふるさと回帰支援センター
https://www.furusatokaiki.net/
Q:本田さんご自身もUターン移住されていますが、どのような経緯で支援に関わるようになったのですか?
東京暮らしが長くなったこともあり、次第に「海のそばで暮らしたい」と思うようになったんです。まずは関東周辺の海辺の地域を巡り、最終的には、なじみのある瀬戸内海周辺に的を絞って移住先を探し始めました。そのときに、よく利用していたのが「ふるさと回帰支援センター」です。移住のアドバイスをいただいたり、実際に現地で開催されるセミナーに参加したり、2年程通っていましたね。
結果的に三原にUターンしましたが、相談窓口の方や県の担当者が、その後も度々様子を伺ってくださったりと、やりとりが続いていたんです。
そんなとき、「移住者としてセミナーで話をしてほしい」と声が掛かり、私にできることならとお引き受けしたのがきっかけです。
Q:ご自身の移住の経験が支援に活かされていると思うことはありますか?
実は私も含めて、広島県の移住コーディネーターは自らが移住者というケースが多く、だからこそ、移住の際に欠かせないポイントをお伝えできている気がします。中でも特におすすめしているのは、実際にいろんな人の話を聞いたり、まちを見てみることです。時間が掛かったとしても、行って、見て、納得して移住先を選んでいただければと思っています。広島県には、関東圏から現地を訪れる際の片道交通費の支援制度もありますので、ぜひ利用していただきたいですね。
それから、コーディネーター同士の連携が取れていますので、相談者が望んでいる暮らしの大まかなイメージを聞いた上で、三原に限らず広島県全域でどのエリアが移住先に向いているかをアドバイスしています。もちろん、三原に興味を持っていただけたら嬉しいですが、別の市町を紹介することもありますし、逆のパターンもあります。
ひろしま暮らしサポートセンター
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/246/soudan.html
Q:今後、移住支援コーディネーターとして力を入れたい取り組みはありますか?
私は現在、コワーキングスペースaricaのコンシェルジュもやっているんですが、ここを移住者の交流拠点としても活用できればと考えています。機能上、いろんな方が利用していますし、移住希望者にとっては良い出会いの場になると思うんです。三原の各地を見ていただくことも一つですが、同時に地元の方と話をすることで、より暮らしのイメージを深めてもらいたいですね。
それから、aricaで移住者同士や希望者が繋がれるような企画も定期的に開催できればと思っています。生の声を聞くことで、きっと「三原のリアル」が見えてくるはずです。
三原にUターンしてまだ4年ですが、移住者としても支援者としても、大勢の方と繋がれたおかげで、暮らしも仕事も充実した毎日を過ごせています。
<こんなこと、ぜひ相談してください!>
◯移住後どのように地域で活動していくか悩んでいる人
◯移住がなんとなく気になり始めた人
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