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前回の記事で、田阪亜樹(せとなみTC)選手を私は、指導者として2017年から指導させていただく縁をいただいたと記しました。

今回は田阪選手をコーチングすることになった、2017年の冬期について少し書き残したいと思います。

山田のまえおき

私、山田自身は小学3年生くらいの時から地域の陸上クラブに入部し、中学・高校・大学、社会人と陸上競技一筋で生きてきました。

専門種目は短距離・跳躍(幅・三段)です。

田阪選手と出会うまで、中長距離選手を指導することになるなんて考えていませんでした。しかも日本トップレベルのベテラン選手をコーチングするなんて尚更です。

2017年シーズンオフ:始まり

2017年の10月ごろ、私が米国カリフォルニア州で指導者研修を行っている最中、ご縁が舞い込み今回の件に至りました。米国と日本はおおまかに昼夜は逆なので、、24時間体制不眠不休で指導者研修と田阪選手との活動はスタートしました。

田阪選手は2016年の第100回日本選手権に女子800ⅿで出場できたのですが、2017年は参加標準記録変更により出場できませんでした。2018年も同様で、記録の停滞のため出場できず、頑張っても記録が出ないという苦しい中シーズンオフを迎えようとしていた10月末でした。

2017年冬:はじめての冬期練習

中長距離の指導などド素人の私と、田阪選手との二人三脚がスタート。怒涛の如く日々を過ごしていきました。単純にここには書ききれないのでまた別の機会に。

書き残しておくこととしては、練習メニューは基本的に2人で話し合い決定しました。ただ、信頼関係も希薄なことからこの時の練習は「去年は~していたからこれにしよう」というものが多かったです。特に冬期練習序盤は、全く冒険しない「まぁちょっと追い込む(ちょっとだけ冒険)」くらいの練習しかしていませんでした。

次に、ウエイトトレーニングを開始。こちらは個人的に中長距離でも絶対に必要であることが説明できたので、田阪選手も納得して練習計画に組み込まれました。特殊な種目は実施せずBIG3(スクワットは謎の腰痛によりほぼ不実施)とハングクリーンの「動作習得」を大切に、この4種類を週に1回のペースで必ず実施していました。指導者らしく、正しい動作をちゃんと説明できるのはこれくらいだったと思います。

謎の腰痛

たくさんの治療院や整体などを受診ったのですが、2018年冬期の間は腰(というよりは骨盤あたりの...大腿筋膜・縫工筋の上部?)の痛みのため、ほとんど走ることもできない時期が多くありました。そのため大した練習はできないまま、2018シーズンを迎えることになりました。

シーズン本番の5月くらいから少しずつ痛みが減ってきました。どこかの治療院がきっかけで治癒したわけではなく、複合的に通っていたものが自然治癒のように次第に良くなったという感じでした。また、たくさんの治療院に通ったので、大きな出会いもたくさんありました。お世話になった治療師の方々には本当に感謝しています。僕じゃ治せないので。。

振り返れば、痛みがあったからこそ選手とのコミュニケーションをたくさん取る必要があったため、今となってはよかったのではないかなと思います。

「じゃぁこうしよう」「これならできそうか」「ここはやろう」といったお互いのゴーサインの信号も理解できました。中長距離専門な練習より、フィジカルトレーニング・リハビリ寄りな練習のほうが、私自身得意でしたので偶然にも救われた形になりました。

もしも、田阪選手が健康体であったら、「来年こそは日本選手権標準切りだ!!」となって序盤から大冒険をする練習をしていたと思います。そして、信頼関係のギャップが大きくなっていたかもなとも思います。

最後に

後追い日記とリアルタイムの日記をごちゃまぜで書き残していきたいと思います。僕の無理のない範囲で書きたいと思ったときにマイペースに掲載していきます。

乱文ですので、後に編集することも多いと思います。さらっと雰囲気だけでも一緒に味わっていただければ幸いです。

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