マガジンのカバー画像

雑記

25
脳直つらつら
運営しているクリエイター

#エッセイ

社会的弱者が社会に対しての感情を忌憚なく書き出す

はじめに私は弱い。とても弱い。 一日の半分かそれ以上はベッドの上で過ごすしかない。 そん…

setonai
8か月前
3

性自認とトイレと時代感についての思考

性自認がどうであれ、トイレは「自分の体の区分が割り当てられている以外の割り当てのところ」…

setonai
10か月前
2

作品制作のプロセスを感じられず、成果物そのものだけが自分の好奇心を満たすと気付い…

私は自分の活動の限りにおいて ほとんどの場合、 成果物そのものだけが自分の好奇心を満たせる…

setonai
10か月前

場面緘黙後遺症、母語が文章

お風呂のなかでふと降りてきて腑に落ちたことなんだけど、私にとって「日本語を喋る」というこ…

setonai
1年前
1

生殖本能が存在しない世界のはなし

生まれつき生殖本能がないので、性別の文化も、男と女が一対一で番にならなければいけないこと…

setonai
1年前
4

【アーカイブ・解決済み】作品制作をする上で、生きる上でのパートナーが欲しいという…

 次の瞬間、自分はもう息をしていないかもしれない。  自分が自分ではなくなっているかもし…

setonai
1年前
2

ホール・ニュー・ワールドが踊りたかった

私がまだ幼稚園に通っていた頃の話だ。 その園では、毎年冬になると、近所の小さな市民ホールで発表会が行われていた。 一年に一度の大イベントで、週末に行われるそれには家族や祖父母までもが集う。ホールの後ろ側、高い位置に三脚を立て、ビデオカメラを回すお父さんたちの図は名物と言っていい。その誰かのお父さんの横をすり抜けて移動するのが、なんとなく好きだった。 発表会シーズンになると、毎年決まって年長組は 男女別にそれぞれ数人のグループ(その年ごとにブレはあるが大体1グループ4〜7人

愛とはなにか

まず前提として、 私にはおそらく、生まれつき生殖本能というものがありません。もしくは認識…

setonai
2年前
5

クリエイターが好きなことで生きていける世界をつくりたい。

フォントをつくっています。 私はフォントをつくっています。 フォントとは身近に、ごくあ…

setonai
2年前
11

季節が巡るはなし

秋が好きだ。 栗やかぼちゃ、さつまいも…… アースカラーの季節の食材、それらを使用したお…

setonai
2年前
1

自分も、ひとにも、世界を拓きたい

私は本当に世間を知らなすぎて、それを特に実感するのは現代的な小説や随筆を読んでいるときな…

setonai
2年前

エモーショナルの発生源

今思えば、高校時代や大学時代は その質を問わず、学生というだけで エモかったな……と 自身…

setonai
3年前
4

心が飛ぶ

知らない土地の写真が目に触れただけなのに、ただそれだけなのに、私はそこに生きていた気がす…

setonai
3年前

2013年、後悔

 どうしても書き記しておかなければならないことがある。  いつか、いつかちゃんと、と、その「ちゃんと」書ける余裕を待っている間に7年が経過してしまった。  あれからもう7年……? どんなに頭を捻っても、それほど長い年月が過ぎていったとは考えられない。あの出来事は私の中で、ずっとすぐ傍にあって、何かの拍子にふと目前を掠めては後悔を募らせる。  ひとのやさしさと未熟な人間の懺悔の話。  2013年12月11日。当時の日記によると、今から書き出す出来事はその日に起こったらしい。