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#06 作務衣(さむえ)の謎

 いつも不思議に思うことがあるのですが、なぜ陶芸家は作務衣を着てるんでしょうか?いえいえ、正確にはなぜ陶芸家は作務衣を着ているイメージが着いちゃったんでしょう?

 以前、作務衣を専門に扱っているという業者さんから営業の電話がありました。「陶芸されている方なら普段から作務衣着ますよね?需要ありますよね。カタログ送りましょうか?」いえ、着てません。

 少なくとも私の周りで普段から作務衣を着て仕事している作家さん窯元さんはいません。そういう方たちに「なぜ陶芸家=作務衣イメージ」になったのか聞いても「なぜだろうね」という答えで結局終わります。

 「え〜でも、私の会った陶芸家は作務衣着てたよーー?!」。そうなんです。最近は作務衣イメージが強すぎて、イベントなどでは作務衣を着ている陶芸家さん多いように思います。イベントではいったい何を着ていったらいいのか迷うような時も、まあ一般のイメージを崩さずに「らしい」衣装という事でそこは便利に使っているようです。
 聞いた話ではギャラリーで個展という事でネクタイして行ったら「これに着替えてください」と作務衣を渡された作家さんもいるとか。やっぱり作務衣を期待されています。

 「じゃあ、実際は普段どんな服装で仕事しているの?」。特別な事がなければだいたいはユニクロやしまむら辺りで売ってそうなジーンズにTシャツやトレーナーを想像してもらえればいいかと(私の印象ですが)。動きやすく、洗濯しやすい普通の格好が多いと思いますよ(安いし)。

 どなたか「陶芸家=作務衣」イメージの始まりをご存じでしたら、コメントください。
それとも私の知らないところで皆さん作務衣着て仕事してるんでしょうか?他の産地とかどうかなぁ?

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