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#17 今年の御題茶碗…反省もいっぱい

 バタバタと12月は過ぎていきます。毎年のことです。ずいぶん更新の間隔が開いてしまいました。繁忙期というやつです。

 干支と御題茶碗。無事にそれぞれのお客さまの元にお届け出来たようです。
 例年のお客さまへ(古くからの)とにかく早くお届けして、余裕があればネットショップで販売とか思っていましたが、そんな余裕も(時間的にも入荷数的にも)出来ずに終わってしまいました。
 まあ、主に時間的にギリギリだったわけで(見本の完成が遅いと毎年反省してはいます)ちょっと残念でした。

 こういう茶碗が毎年作られていることは以前に書きましたが、今回は今年はこんなの…というご参考程度にご覧くださいね。

 今年の御題茶碗、お題(テーマ)は「和」となっています。これは正月の宮中で行われる歌会始めの題(御題)にちなんでの製作です。

 御題を茶碗の上に表現するというのは難しい作業です。特に題が今回のように抽象的だと……。もともと歌のテーマですのでこれは仕方ないのですが。

 また今年はいつも御題茶碗を作っていただく作家さんたちが体調不良や療養中だったりされる方も多く例年以上に苦戦した印象です。

安藤敏彦作 御題「和」茶碗。

 安藤さんはモダンな感覚の茶碗を毎年作っていただいています。今回は四葉のクローバーを描くことで、和みを感じさせる茶碗に仕上がっています。呉須で描いた絵が御深井系の釉で滲んで安南風の茶碗になっています。

六兵衛作 御題「和」茶碗

 伝統的な織部を得意とする窯元です。毎年、当店といろいろアイデアを出しながら作っていただいています。今回は和太鼓を描き「和」というテーマを表現しました。
 実は最初は別のデザインを考えてサンプルまで作っていただいたのですが、思うような色合いが出せず、第2アイデアに落ち着いたという……裏話です。最初考えたデザインは御題ということから離れても「和」テイストいっぱいで、これはこれで何か別の形で作ってみたいな、と思っています。来年への課題です。

中島春草作 御題「和」茶碗

 昨年夏に大きなケガをされ、回復される中での御題茶碗です。長年作陶を続けてきた作家さんですので、ひとまずの回復、ホッとしました。ストレートに文字で「和」です。生産数は少なかったですが、個人的には作り手の気持ちが伝わってきて、ちょっと「うれしい」茶碗でした。

 時間に追われてしまったりと反省の多い今年の御題茶碗シーズンでしたが(毎年同じこと言ってないか?)、来年への課題や目標もできた年の瀬でした。
 新年明けての実際の歌会始の儀でどんな歌が披露されるかが楽しみです。

 ずいぶん更新が長い時間できませんでしたが、書きかけの記事、書きたいこと、いっぱいありますので仕事の繁忙期も落ち着きましたのでそろそろ書いていきたいですね。

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