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「愛の不時着」の次に観るなら2

以前「愛の不時着」の次に見るなら、という記事で、 

どこにハマったか別に、見るべきドラマを紹介しましたが、
今回は、これはもう少し続いていきそう、という感じになってきた
韓国ドラマブームの中で
新作を中心にそのルーツドラマなどを含めて紹介したいと思います。

趣向もあると思うので、改めて、
私の韓国ドラマにまつわるベースを書いておきます。

韓国ドラマを初めて観たのは10年ちょっと前くらい。
「私の名前はキムサムスン」が始まりでした。
ちょうど主演はリ・ジョンヒョクと同じヒョンビンです!

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2005年のドラマであるこの作品は、当時はそんなに多くなかった年下男子もの、恋愛によってコンプレックスを克服していくというストーリーが、
いつも痛いくらいに正面からぶつかって傷ついていくヒロインを通して描かれています。

役柄としてはリ・ジョンヒョクとは正反対ですが、こっちのヒョンビンも捨てがたい。私は「シークレットガーデン」より朴訥な感じも残るこの作品も生々しくて
好きです。

「キムサムスン」で驚いたこと

このドラマを見てとにかくびっくりしたのが、

・画面にハエが飛んでいる。
・主演俳優(ヒョンビン)がかなりの本当の汗をかいている。

どちらももう一度見て確認したわけではないのですが、

当時、えっ!?

と、ものすごい驚き違和感だったのを覚えているので、多分確かだと思います。

ドラマの中にハエが飛んでいるって・・・

状況的にかかせている汗はよく見るけど、これは現場が暑くて普通にかいている汗にみえる・・・と。


でもそれからの韓国ドラマの進化はすごくて、
画面に映るソウルの風景も、部屋のセットもどんどん変わっていきました。

私自身の韓国ドラマの見方もかなり変わりました。

というのも2010年から3年間、毎週学校に通って韓国語を学びました。
それからは独学(ほとんどドラマベース)、単発の語学教室、日韓の勉強会参加、などで、簡単な日常会話の通訳くらいはできるようになり、
最終的に字幕の学校にまで行くことになります。

きっとこのブームで韓国ドラマを見始めた方にも韓国語に興味が出た人も多いんじゃないかと思いますが、
会話を聞けばわかる人間関係とか、性格とか、出身とか(具体的にどこどこ地方、まではわかりませんが、ソウル出身かそうでないかくらいはわりとすぐにわかるようになります)
言葉がわかるとドラマはより一層立体的に理解できるようになりました。


「サイコだけど、大丈夫」(2020)

私が長い間望んでいた、リアルタイムで韓国ドラマが観たい!がほぼ(数時間の時差はあるようなので)実現した初のドラマ。かなり新しさと古典的な韓国ドラマっぽさが混ざったドラマです。

以前からの韓国ドラマファンにとっては、視聴率男キム・スヒョン待望の復帰作で共演者も豪華。スケールの大きいドラマですが、その舞台がソウルでないところも、どこか別の国に入っていく気がして、その世界に浸れます。ただあえていうなら、精神的な病が話の中核にあり、愛の不時着のような万人に訴えるラブストーリーではないので、好みが分かれるところかもしれません。


「賢い医師生活」(2020)

こちらもNetflixで観れる新作ドラマ。
恋愛模様も描かれていますが、ラブストーリーではないので、愛の不時着のロスで次またラブストーリーを!という方には物足りないかもしれません。

ただ、観る人の涙腺に訴える力はお墨付きのスタッフによって丁寧に作られているので、そう言った意味ではかなりオススメできます。

ミュージカル出身の俳優が多く、バンドシーンも見どころ。

「応答せよ」シリーズ(2012,13,14)

「賢い医師生活」のスタッフによる、このシリーズは、韓国ドラマ界をかなり変えた革新的なドラマでした。

愛の不時着の中で、北朝鮮でみんなで生活していた頃、よかったよなあ。
という人にオススメです。

97、94、88と3作ありますが、自分の世代や思い出深い時代と合わせたり、好きな俳優で選んだり、どれから観ても楽しめると思います。
そしてどれから観ても、それぞれの面白さと切なさを見つけることができると思います。
3作とも、ヒロインと結婚したのは、だれ?というクイズつきです。


「W」(2016)

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異世界を行ったり来たり、不時着感という点でちょっと似ている気がするのがこのドラマ。とはいえこっちは本当の意味での異世界というか、漫画の中なのです。

個人的には、これは思った以上に怖かった。

これと映画「新感染」によって、めちゃくちゃ恐ろしい人になってしまった
キム・ウィソン、映画よりこっちの方がよりゾンビっぽくて、怖い・・・

え、今どういう状況だっけ!? と頭こんがらがりながら観てるこっちも
二つの世界をワッタガッタ(行ったり来たり)するドラマです。

でもこのドラマのヒーローぶりは愛の不時着にも通じるところがある(なぜなら最初は漫画の中のヒーローとして作られたキャラクターだったから)と思います。


私は怖いものが苦手なので躊躇しているのですが、そうでない方にはきっと
面白いんじゃないかと思うのが、
「キングダム」

日本のあのキングダムとは全く別の話のようです。


毎日毎日、これから撮影予定だとか、新しい情報を知るたびに、
韓国ドラマ・映画の層の厚さ、これまで以上にその勢いを感じて、
楽しみが増えています!















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