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『大丈夫じゃないけど、大丈夫!』 「サイコだけど大丈夫」3,4話あらすじ感想

院訓

3話で『OK精神病院』の院長が登場した。

「星から来たあなた」ではキム・スヒョンを支える弁護士として共演していたので、またこのコンビが見れると思うと嬉しい。

院長室の壁には、『院訓』が額縁に入れて飾られてあり、そこには

辛いか? 私も辛い
死にたいか? 私も死にたい
大丈夫じゃないけど 大丈夫!

と書かれている。

この飄々とした院長を象徴する言葉となってくるんだろう。

やっぱり、遅い

「サイコだけど大丈夫」3,4話を見ての感想は、前回と同様、一言で言うと
韓国ドラマにしては展開がゆっくりだ、ということ。

キム・スヒョンとソ・イェジが抱擁!

という記事もあったけれど、あくまで倒れ込んだソ・イェジを抱きとめただけでそれより大事なのは、その前の、ソ・イェジの表情だと思う。

4話の終わりは、おそらく今回も全16話のミニシリーズだから、
全体の四分の1というストーリー上の重要なポイント。

ここから次の展開に入るというターニングポイントで、
きっかけとなるのは、大雨の中でのあの表情なのだと思う。

そして、その前の絵本を読んだキム・スヒョンの嗚咽シーン。

ここまでおそらく共通の過去に悪夢のような記憶があり、
目に見える現状は正反対のように見えていた二人が、
心の中は同じように慟哭している
それが土砂降りの夜の雨の中、近づいていく、見つめ合う二人で表現されている。

展開はゆっくりでもサービスは

韓国ドラマは前半で必ず俳優の上半身を見せてくれるというサービス?がある。

今回も1話からさりげなくガンテ(役名)の肉体の傷を見せる形で、
キム・スヒョンの着替えシーンを入れてくれていたが、3話でもまた、更衣室に入ってきたソ・イェジがその身体を見つめるというシーンを作ってくれていた。

ここと、これから色々展開はしそうだけど、兄と接している時が、
ゆっくり進むラブラインの中、キム・スヒョンファンに向けたシーンとなっているのかもしれない。


サイコだけどケンチャナ

が、このドラマのタイトルだけれど、「ケンチャナ」は日本人にも知っている人が多い韓国語で、大丈夫、と訳されることが多い。最初に紹介した院訓もそうだ。

そうすると、このドラマは

「サイコだけど大丈夫」で、

日本のタイトルもそうなっている。ただ、

ケンチャナ にはもう一つ、「良い」という意味がある。

個人的には、キム・スヒョンがコ・ムニョンを、あるいはもしかしたら
二人がお互いを、

「サイコだけど、良い」

そして院訓は「大丈夫じゃないけど、良い」

という意味を含んだタイトル(あるいはダブルミーニング)なのかもしれないと思ったりする。














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