「サイコだけど大丈夫」1、2話あらすじ感想 そもそも韓国ドラマは観る童話
童話から始まるドラマ
先週土曜、6月20日からスタートしたドラマ「サイコだけど大丈夫」
日本ではNetflixで、配信開始時間など詳しいことはわからないけれど、おそらく
韓国と同じタイミングで観ることができるキム・スヒョン5年ぶりの主演ドラマ。
一編のファンタジー童話のような愛に関する、少し奇妙なロマンチックコメディ
と予告されていたが、本当に開いた童話の物語からスタートするし、
ヒロインは童話作家。
ロマンチックコメディ、部分については、1、2話を観た限りではコメディ要素はまだ少なく童話もどちらかといえば残酷、痛み、不気味な怖さの方が強いイメージだった。
韓国ドラマの第一話というのは本当にすごくて、毎回こんな面白いドラマ見たことない!と思わせられるのだけれど(その反面後半、最終回に向かって失速が否めないものも多い)このドラマはまだ種蒔きの時期、という感じがする。Netflixなどで、繰り返し観ることができると確定しているからだろうか、焦りがない、
これまで観てきたドラマよりもゆっくりと、芽が出るまでの時間をどうぞ、
その間は久しぶりのキム・スヒョン、オ・ジョンセの演技(これもまだ抑え抑え)ソ・イェジと映像の美しさをお楽しみください。という時間のような気がする。
童話のような愛に関する、ロマンチックコメディ
ということだが、そもそも韓国ドラマを一言で表すなら、特にラブストーリーにおいては全部そうだと言える気がする。
韓国ドラマは大人の観る『童話』
ずっと不思議だったのだが、韓国ドラマを観ていると
絵本、童話、詩を引用したものにかなりの高確率でぶち当たる。
(「愛の不時着」もそうだったように、その応用で本棚、というのもある)
そして「はああ〜こんな人いないよ・・・でもいたらいいなあ」
という白馬の王子さまがいろんなバリエーションで出てくる。
ちゃんと真面目にまっすぐに自分の善を信じていれば、こんなこともあるんですよというまさに童話の教えをうけているような気がするのだが、
でも、そう考えるとそれもすごくしっくりくる気がする。
韓国ドラマのラブストーリーは
年齢幅広く、大人が観るファンタジーであり、メルヘンであり
童話なのだ。
「サイコだけど大丈夫」に関しては、本当は怖いグリム童話のような
童話の残酷だったり暗さ、不気味な面を多く含んでいるように感じるが、
まだまだ1ページ目なので、これから2話ずつの毎週を楽しみにしたい。