【FF14×MH】異世界に行ったリオレウスを追って光の戦士になってきた話
リオレウスを追いかけて、光の戦士始めちゃいました。ということで、FF14を遊んだ時の話をMHプレイヤー視点で書き連ねていきます。
なぜ急に始めたのか
ざっくり言えば以下の通り。
友人が突然FF14始めると言い出したので便乗してみた
新シナリオが来る影響で、これまでの追加有料コンテンツを含むコンプリート版の価格がとても安くなっていたのもある(6380円→2552円)。
「絶対推しができる」など、ストーリーの評判がとても良いと聞いたのもある。
実は一回挫折していた
実は一回PS4か何かでFF14を遊んだことはありましたが、その頃はストーリー進行に必須の少人数マルチプレイで遊ぶダンジョンに行くのが怖くて長続きしなかったのです。
ただし、今回は友人方がそういったダンジョンの攻略を手伝ってくれるとのことだったので、改めて軽い気持ちで初めてみることにしました。
片手剣を手にエオルゼアへ
キャラクター作成時に選んだ武器は片手剣。モンハンにもある武器だから!という理由もあるにはあるのですが、効率よくストーリーを進めるための計画的なチョイスでもありました。
MHWでベヒーモスを実装当初に遊んだことがある方は何となくご存じかと思いますが、FF14にはDPS(火力役)、ヒーラー(回復役)、タンク(敵視役)の3つのロール(役割)があります。そしてこのFF14というゲーム、どうもタンクの役割を担うプレイヤーが少ない傾向にあるらしいのです。
需要が少ないロール→物語をどんどん進められる
このゲーム、ストーリーを進めていくと前述の通り少人数マルチプレイで遊ぶダンジョンに行くことが必須で、そういったダンジョンへはDPS2人、ヒーラー1人、タンク1人という構成で挑むことになります。
DPSは最も人口が多いらしく、枠が2人と多めに用意されているにもかかわらずマッチングに10~20分ぐらいかかってしまうことがよくあるとのこと。
それに対してヒーラーやタンクはやや人口が少ないからか、マッチングに5分もかからないことが多いとののと。特にタンクの場合は、マルチプレイに応募した瞬間にマッチングが完了することも多々ありました(体験談)。
以上のことから、ストーリー進行させるのに10~20分ぐらい待つぐらいなら需要の高いロールを選んでガンガン進めるほうが自分のプレイスタイルに合っている、と判断したのでタンクで進めていくことにしました。
そして初期から選べる武器種の中でタンクを担えるのは片手剣のみ。そのため片手剣を手に取ることにしたのです。
余談:予習なしで進めたい人はDPSロールのほうがいいかも
戦闘においてヒーラーやタンクというロールは戦闘の要というか前提条件みたいなところがあり、この2つのロールの片方でも戦闘不能になってしてしまうと一気に状況が崩壊してしまう、というリスクがあります。
さらにタンクロールはダンジョン内でモンスターの敵視を引き付ける役割を担う都合上、ダンジョン内で先頭に立つことが基本になります。そのため、ダンジョン内の構造を知らないで迷子になってしまうと他の参加者にちょっと迷惑をかけてしまうかもしれないのです……
そのため、ヒーラーやタンクのロールで始める場合は、予め外部攻略サイトなどの先駆者の情報からダンジョン内やモンスターに関するギミックを予習しておくと比較的気楽に進めることができると思います。
逆に言えば、そういった予習をせずに純粋な気持ちでダンジョンを楽しみたいならDPSロールで遊ぶのがオススメです。
(キング)ベヒーモスは24人で倒すモンスターだった
新大陸からエオルゼアへ渡って来た私にとって衝撃的だったのがこの点です。光の戦士(FF14プレイヤー)にとってのベヒーモスは、なんと24人でボコボコにするモンスターだったのです。
マップに降ってくるコメット、そしてエクリプスメテオによる一網打尽……MHWで再現されていた仕様の通りでした。
ちなみにこのベヒーモス。厳密にはキングベヒーモスですが、ストーリー進行の過程で必ず戦うことになります。リオレウスに会うためには、誰しもが原作のベヒーモスを避けて通ることはできないのです……!
ただし大抵の場合は他の光の戦士方がとてもお強く、新大陸で拡散弾を用いてボコボコにするかのような速度(比喩に見せかけた事実)であっという間に倒してしまいます。さすがにエクリプスメテオはスキップできず、最低1回は使ってくるようでしたが。
ついに新大陸のリオレウスと遭遇
ストーリーを進めていくうちに推しキャラというか推し友ができたり光の戦士として成長したり……なんやかんやでキャラクターを作成してから約2週間後、ついにエオルゼアのリオレウスをお目にかけることができました。
コラボクエストの一幕を紹介
ある時、プレイヤーは依頼募集に見慣れない赤い竜の書かれた絵とリオレウス、という(彼らにとっては)聞きなれない生物の名前を目にします。よく分からないけど、とりあえず情報を得るために依頼者のいる現地に向かってみることにしました。すると……
火竜リオレウス、現る
そんなこんなでアイルーと雑談をしていると、奴が現れます。
というのがリオレウスとの遭遇に関するストーリーです。
ちなみに上記のリオレウス登場~退場までのシーンではBGMとしてMHWにおける古代樹エリアの大型モンスターとの戦闘BGMである『森を牛耳る蛮顎の竜』が流れるのですが、退場時はBGMがフェードアウトする…と思いきやなんと独自のアレンジでBGMがいい感じに終了します。
どうやらこのシーンのためにわざわざ編曲がなされているようです……!MHW原作では聞いたことがないアレンジであり、サントラにも入っていなかったので間違いないと思います。そこまでするのか……!
リオレウス討滅戦
ということで実際にリオレウスを討伐することになります。戦闘の様子(高難易度版)は以下の動画をどうぞ。
溜めは長いが、まんまリオレウスの動き
FF14におけるボスモンスターとの戦闘時は相手の大技の予兆を見て、その攻撃範囲から離れるが基本である都合上、どうしてもリオレウスの攻撃の直前にはモーションの途中に溜めモーションが入ります。
まあFF14にはモンハンのような無敵時間付きのローリング回避のようなモーションは存在しない以上、原作のリオレウスのままだと鬼のような難易度になってしまいますからね……。
とはいえリオレウスのモーションはそういったゲーム都合を除けばモンハンからそのまま輸入されているかのように原作通りで、FFでリオレウスが動いてる……!と改めて感じずにはいられませんでした。
どれだけ再現されているかというと、初見でもモンハンでの経験だけでリオレウスの攻撃方向を推測し回避できるレベルです。
動画を見て頂けると分かりやすいと思いますが、本当にまんまです。
攻撃受けるとちゃんと吹っ飛ばされる
尻尾の薙ぎ払い攻撃を受けるとちゃんとモンハンのように吹っ飛ばされます。普段はモンスターの大技を受けてもHPが減るだけで微動だにしないことが多いうちのタンクキャラも、さすがにリオレウスの攻撃は受け止めきれない。
改めてモンハン世界の生物が異質な存在であることを感じました。……メタ的な事を言ってしまえば実際のところはそういう訳じゃなく、単にコラボ先に合わせた、だけの事でしょうけども。
攻撃受けすぎるとちゃんとピヨる
どうやら一部の攻撃には原作のように気絶してしまう判定が含まれているらしく、攻撃に被弾した際に5秒近く行動不能になる場合があります。もちろん気絶中は無敵ではないため、防御性能が高いはずのタンクにも関わらず死にかけることがあります(1敗)。
回復薬Gがあるどころか回復薬Gが必須になる
ちゃんと回復薬グレートがあります。それどころか戦闘の後半(リオレウスがマップ全体攻撃を放ち、辺りが焼け野原になった後)では回復薬グレート以外での回復が不可能になります。そこまで再現するのォ!?
幸いMHWとは異なり、飲むモーションが再生されるよりも前に回復することができるようです。飲むモーション中に攻撃されるとキャンセルされるような仕様だったら地獄絵図だったんだろうなあ……
乗り攻防の演出がある
プレイヤー側の行動で乗り蓄積をさせられるわけではなくギミックの1つですが、リオレウスに乗って時間を稼ぐような演出も存在します。原作に基づいた仕掛けが多くてニヤニヤしてしまいますねぇ!
ダウン時に尻尾を部位破壊できる
モンハンでおなじみの部位破壊にも対応。リオレウスがダウンしている時に尻尾の部位破壊を狙うことができます。部位破壊に成功すると手に入る報酬の量が増えます。
しかし残念ながら、尻尾の部位破壊成功時に尻尾が千切れる表現はありませんでした。どうやらCEROか何かの都合で、部位欠損表現を用いることができなかったようです。
とはいえダウン時に『尻尾切るぞ尻尾切るぞ!』と会話が弾むのは正しくモンハンをしている気分になれますね。あれここ新大陸だったっけ……?
報酬の獲得はもちろん剥ぎ取りで
本来であればクリア時の報酬は宝箱から入手できるのがFF14ですが、この戦闘に限りちゃんとリオレウスの身体や尻尾から鱗を報酬として剥ぎ取ることができます。その鱗を複数集めると、レウス装備のような限定アイテム等と交換できる……という仕組みのようです。つまり周回プレイ前提なのもモンハン原作通り……ッ!
ただし運が良ければ、クリア時に宝箱が出現し限定アイテムを直接入手できることもあるんだとか。とはいえ相当確率が低いらしく、周回必至なのは間違いないですね。
MMORPGなのにアクションをしている気分になる
びっくりしたのは、FF14の戦闘にリオレウスの若干特殊な仕様が合わさったことで、MMORPGなのに(極端にボタン数が多い)アクションゲームをしている気分になれた、ということです。
『ボタン数がめっちゃ多いモンハン』で遊んでいる気分
FF14にはパッと見わけがわからないほど多くのスキル(※)が存在しますが、これはモンハンに例えるなら、旋回斬りやバックステップ、フォールバッシュ、ジャストラッシュのような各種モーション1つ1つを全く違うボタンで個別に出せるようなものです。
それに加えて対リオレウス戦の相手の行動を見極めて立ち位置を調整し、安全な位置からこちらの攻撃を差し込むという要素が加わることで、疑似的なモンハンの戦闘がFF14でも再現されているのです……!
普段より戦闘中に移動する機会が多いことも一因?
FF14におけるボスモンスターは(少なくともメインストーリー攻略中の範疇では)立ち回りで回避できる攻撃と、絶対に1人or全員が被害を受けることになる攻撃のそれぞれの比率が体感1:2ぐらいなのですが、対してリオレウス戦ではその比率が3:1ぐらいに調整されているように思えます。
つまり、立ち回り次第で回避できる攻撃の方が多く、キャラクターを動かす頻度も多くなるため、普段よりアクションしてるなぁ……という気持ちになったのかもしれません。
もともとFF14の戦闘が相手の攻撃範囲の予兆を見てこちらが立ち位置を変えることである程度リスクを回避できる、という仕組みがベースだったことも相まって意外とこのコラボレーションの親和性は高かったんだろうな、と思います。
総括:重厚なストーリーのついでにリオレウスを狩猟できる
以上が私の体験したFF14×モンハンのコラボに関する概要です。文章だけで全てをお伝えするのは難しいとは思いますが、FF14の環境にうまくモンハンの世界観や戦闘を落とし込めている、気合の入ったコラボであることが少しでも理解頂けたようであれば幸いです。
まあ正直なところ、リオレウスに会うまでの前提条件はなかなか長い道のりです(比較的早いと思われる私でも14日間かけています)。とはいえFF14それ自体によって繰り広げられる重厚なストーリーは味わい深いものです。プレイヤーが主役の物語でもあるし、その周囲のNPCが主役にもなる群像劇でもあります。
ネタバレになるので多くは語りませんが、多くの人が、多くの国が関係します。ふと気づけば大切な仲間がそこにいて、ふとしたきっかけで出会いや別れが起きます。人とは何か、人種の違いとは何か、悪役は本当に悪なのか、味方は本当に善なのか。様々な観点から我々プレイヤーに問いかけをしてくる、そして必ず推しができる物語です。
ストーリーについて語りだしたらネタバレ全開になってしまうのでここらで筆を置こうと思いますが、これまでFFシリーズにほぼ触れてこなかった私でも引き込まれるストーリーだった、とだけ添えておきます。
文章や画像、映像だけではこの世界への没入感を得るのは難しいです。やはり機会があれば、是非皆さんにもエオルゼアの地へ光の戦士として直接足を踏み入れていただければ幸いです。
余談:プレイ記録
2021/11/7: キャラクターを作成、フリープレイ開始
2021/11/8: コンプリートパックに手を出す
2021/11/10: v2.0(新生エオルゼア)クリア
2021/11/11: エオルゼアの(キング)ベヒーモスを討伐
2021/11/12: v2.5(第七星歴ストーリー)クリア
2021/11/12: 暁月のフィナーレ(新作DLC)を予約
2021/11/16: v3.0(蒼天のイシュガルド)クリア
2021/11/18: v3.x(竜詩戦争 戦後編)クリア
2021/11/21: v4.0(紅蓮のリベレーター)クリア
2021/11/22: エオルゼアのリオレウスを討伐
2021/11/24: v4.x(解放戦争 戦後編)クリア
2021/11/26: v5.0(漆黒のヴィランズ)クリア
2021/11/27: この辺りで若葉マークを卒業
2021/11/27: v5.55(終末の序曲編:現時点の最新ストーリー)クリア
だいたい3週間ぐらいで一通りクリアしましたが、他の先輩方には「あんた進行速度早すぎないか……?」と言われました。まあ寄り道せず、他のジョブに手を出すこともなく、メインストーリーしか進めてなかったものですから。
暇ですが暇ではないので不定期投稿になってしまいますが、皆さんに納得して頂けるような記事を作成できるように日々精進していきます。