【ダンボールで遊ぼう】_ダンモビール
アイデアの中には、製品化には向かないけれど、プログラムとして広くみんなで楽しむには最適!というのが必ずあります。お金にはなりにくいけど、みんなでワークショップなどで共有して、どんどん楽しんでもらいたい!そんな『アソビの素』ともいえるものです。
ワークショップやアートプログラムではそういったアイデアを応用することが多いのですが、最近それってプライスレスだなあとよく感じます。簡単で、効果が期待でき、楽しい。なので共有しやすく、人々の創造力を高めることができる。結果、『アソビの素』は経済効果はそんなに期待はできないけれど、それとは違った側面で、人々の生活の豊かさに貢献できるのではないかと。クリエイションを常に金額に置き換えがちな日々の中で、『アソビの素』の重要性を感じることがよくあります。
連載が始まり5ヶ月が経ちましたが、朝日小学生新聞のアソビミッケもそんな『アソビの素』が集まっているなあと思っています。特に今回の『段ボールで遊ぼう』の中でご紹介した『ダンモビール』は特にオススメ!凧糸などのひもと段ボールで簡単にできるモビールです。
モビールというと、かなり繊細で、とっつきにくい印象もありますが『ダンモビール』はとても簡単です。段ボールを三角に切って、一辺に切れ目を2箇所入れて、ひもを通していくだけ。それだけですが、『ダンモビール』はその自重と三角形の受ける風によって、有機的で複雑な、あたかも生命が宿っているかのような動きをし続けます。クモの巣に引っかかった葉っぱの不思議な動きから、たまたまアイデアを思いついたのですが、自然は時に本当に美しい表情を見せてくれますよね。
より多くの方にこの『ダンモビール』を楽しんでもらいたいと思い、作り方を含んだアソビミッケの動画をこちらでご紹介したいと思います。三角の段ボールは、2辺の部分を何か違う形にしても良いかもしれません。ぜひ試してみてくださいね。
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