ニューアワールール

この間、友達が友達と喧嘩した、と深夜にうちに来て、相談を聞いていました。

その友達がまとめてくれた、わたしの助言が、色々な人間関係に当てはまるのではないかと思ったので、
ここで発表してみようと思います。

これは最初、わたしの友達から喧嘩の内容や今どんな状況なのかをリスニングしたのち、君に足りないのはこういうところだぞ、とアドバイスしただけのものでした。

それが今となっては、自分にも鏡を突きつけられたようにはね返り、自分の言葉にこんなに叱咤激励されたりするものとは… 思いもよらなかった。

わたしが友達に口頭で話し、それを書記してくれてLINEに送ってくれた文章をそのままコピーすると、こう。

1.反論をしない
2.発する前に考える、一語一句ニュアンスも大事にする
3.まず相手のことを考える
4.感謝を忘れない

この４つを、きちんと自分のフィルターを通して出来るようになれば、
きっとどんなに難しい人間関係もうまくいく気がする。

1と２に関しては、言霊というものかな。

特に友達のように喧嘩しているときは、売り言葉に買い言葉で、思っているよりも激しい言葉が出てしまうことも。
でも、なかなか言葉は取り消せない。
一度生まれてしまった言葉は、こちらがいくらかき消そうとしても、受け取った相手にも、それを聞いていた自分にさえも、ずっと付きまとう。

言葉は、発した瞬間に、息をし始めて、そこに”存在”し始めてしまう。
だからとても慎重に、丁寧に扱わなくてはいけない。

そして、最近この４つに加えて更にこれを常に胸に置いておけば自分自身もとても楽だなと思えたのが、
「期待しない」ということ。

優しくされたり何かをもらったりすると、人は“次もあるんじゃないか”とか“もっとして欲しい”とか、
どんどん欲張りになっていく。

でも、勝手に期待して、それが叶わなかった時、大抵の人は落胆する。

相手のせいにするか、期待してしまった自分に失望する。

「期待しない」ことは、聞こえこそ冷たく感じるが、自分を守るため、相手を攻撃しないための、
リスクヘッジのようなもの。

３と４ができていれば、きっと「期待しない」ことくらい簡単なことなんだけどね。

冷静なときは出来ることも、そんなの人間関係に必要なことくらいわかってるよ、ってことも
常に、喧嘩しちゃった時でも、どんな相手でも、ちゃんとできるかどうか……
最近は修行中です。

誰かのためではなく、これもきっと、元を辿れば自分、もしくは自分たちのため。

そう思えばできるはず。

修行を重ねて、強くて優しい、いい女になりたい。

最近やっとここまで言語化、出来るようになった……。
それもこれも、自分にもひとにも厳しい、年上の恋人のおかげです。

たくさん成長させてもらっています。
こちらからは以上です。（敬礼）

（この記事の写真はこれを書くきっかけを与えてくれた友達がフィルムカメラで撮ってくれたもの。出しどころに悩んでいたのでここで。）

（タイトルの“ニューアワールール”もその友達とよく言っている言葉で、会うたびにルールを作ってはこう呼んでいます。　例：たくさん電話する、とか大抵はそういうかわいいもの。）