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FAについて思うこと。

お久しぶりの更新になってすみませんでした。
書きたいことは色々あるのに、時間の使い方が下手過ぎてなかなか更新できませんでした。

今回はTwitterでのとある騒動を受けて、自分なりにファンアート(FA)について思うこと等を書いてみようと思います。

●FAと私


さて、私は推しのお笑い芸人・すゑひろがりずさんのFAを本格的にファンになった2020年頃から描いております。

私は自分の思いを伝えることが余り得意な方ではなく、思いを言葉では上手く伝えられないのですが、代わりに絵が描けるのでFAという形で推しを応援しております。

絵(FA)は私にとって言葉代わり。推しへの思いや推しのここが良かった!等を絵で表現しているつもりです。


私はずっと以前から二次元中心にジャンルを変えたりしながら、現在は芸人さんのFAを描いています。
その間に無自覚で何度かやらかし(大反省…)、諸先輩方からFA(というか同人関係)のマナーやルールを教えていただきました。(諸先輩方には感謝の気持ちでいっぱいです!)


●三次元のFAを知る

長い間ずっと二次元畑で絵を描いていたのですが、ある日、今ではすっかり全国的人気のお化けローカル番組が面白いと勧められ観てみました。
何夜か観ていくうちにあっという間に沼落ち。
もう抜け出せない位沼落ちしました(笑)。
今も推しさん達の公演は必ず観劇します。(チケ争奪戦が半端ないんですけどね…)

そして沼ると推しを描きたくなるのが絵描きの性(笑)。
三次元のことをよく分からないままに絵を描き始めました。
そこでも優しい先輩方が色々と三次元の取り扱いについて教えていただきました。
教えていただいて思ったことは、三次元はアニメ等の二次元と違って扱いがとても難しいということ。
二次元と違って推しは生きているんです。
推しに迷惑をかけたり、三次元界隈に迷惑をかけない為にも三次元界隈(ナマモノとも言います)のマナーやルールを学びました。

●ある日、三次元創作が大荒れに…

そして時は流れて世はSNSの時代になりました。
同人活動時代に受け継がれてきたことに加えて新しく覚えることが増えました。
絵の発表の場はTwitter、インスタ、Pixiv等、様々なSNSに変わり、とても簡単に作品を発表出来るようになりました。

しかし、そこは鍵アカウントや限定公開にしない限り、誰でも閲覧できてしまう公の場所です。

先日、とある公演が反響を呼び、推しの姿が刺さった絵師さん達がFAを描き始めたり、創作小説等をTwitterに上げ始めました。
作品ではないものの、その公演の妄想ツイートと思われるものもたくさん上がっていました。

しばらくFA界隈は大人しかったのですが、この公演のおかげでまた盛り上がりを見せました。

しかし余りに楽し過ぎてハメを外してしまい、誰でも見れる場所で発表するのはどうなの?と思うような妄想強めな作品もちらほら見かけました。
この「妄想」がどこからが妄想なのか、線引きを言葉にすることがとても難しいのですが…。

言葉にすると表現の幅が狭まってしまい、描くのを躊躇ってしまう方が出てきてしまいそうですし悩んだのですが、私は引用RTで他の方の言葉を借りて注意喚起のようなものをさせていただきました。

妄想等、表に出してはいけないものを誰でも見れる場所で発表することはとても危険なことです。
推しが見てショックを受けたり悲しんだりしてしまうかも知れませんし、こんな風に思われるのならもうやらない!と推しが思ってしまうかも知れません。

やんわり注意喚起するだけなら良かったのですが、匿名の捨てアカウントで何人かの創作者の方にDMし、DMを送られた方やDMはなかったものの色々TLでの状況を察した方が悲しいことに作品を削除するという事態に。
三次元界隈を守りたい思いでやったことなのかも知れませんが、匿名でいきなりDMを送りつけるやり方は良くないと思います。

作品は自分の子供の様なものです。
それを削除しなくてはいけなかった方のお気持ちを考えると、私も絵師としてとても悲しいです。
しかし、度を過ぎたものは削除までいかなくても、そういうもの(今回の場合妄想が過ぎる作品)は、そういうものを好きな者同士だけで見れる場所でひっそり楽しむものだと私は思います。

要は創作することが悪いのではなく、発表する場所を間違えただけなのです。
鍵アカを作ったり限定公開にしたりして一般の方の目に入らないようにし、創作が好きな者同士だけでこっそり楽しんでいれば今回のような悲しいことは起こらなかったと思います。

●私がFAで気をつけていること

私も妄想が過ぎないように手探りで描いているので、とても偉そうには言えないのですが、私が三次元推しのFAを描く時に注意していることを書きます。

  • 妄想が過ぎないこと(事実以上の極端な妄想を描かない)

  • 間違っても誰でも見れる場所に妄想が過ぎるものやBLのような極一部向けのジャンルを描いて上げない(匂わせるようなものもNG)

  • 推しはもちろん、推しの関係者、自分の家族、一般の方(老若男女全て)、とにかく誰に見せても大丈夫な作品を描く

  • 見た人が傷ついたり、不快な気持ちになる作品は描かない

  • FAは応援にも繋がるので、応援の気持ちを忘れないこと

  • 推し等をFAとして描くことは本来は肖像権がありNGだが、応援のための絵という意味もあるので、お目こぼししていただいていることを認識し、描く時は最大限の敬意をはらうこと

  • どうしても極一部の方しか共感できないようなものを描きたければ絶対に推しや推しの関係者、一般の方の目に入らないところにひっそり上げること。この場合、万が一を考えて文字は伏せ字、隠語を用いて一部の方にしか分からないように配慮をすること。


この辺りに私は気をつけています。小説等の創作関係も同じだと思います。


●最後に…

長々と書いてきましたが、ざっくりまとめますと、誰に見せても大丈夫な絵はFAとして(推しの応援として)上げて、ちょっとでも内容が引っかかる場合は誰でも見れる場所に上げないという棲み分けをすればいいと思います。

今回の騒動で絵を上げるのが不安、怖いと思って警戒してFAを描かない(描いても上げない)ということになると当然FAが減ってしまい、FAが減ると推しに人気がないのではと思われてしまうこともあるかも知れません。


先日のとある公演で、実はFAは結構見られていて、推しは実は描かれることを喜んでいるという、FAを描く者にとってはとても嬉しい発言がありました。
しかも「最初の頃は嘘みたいに男前に描かれていたが、やっと写実的になってきた、やっと特徴を捉えられるようになってきた」というような発言をする位、ちゃんとFAを見ておられるなんて絵描き冥利に尽きます。
私は見られてないと思っていたので、実は見られているという事実にとても感激しました(涙)。

「似顔絵を描かれるのはブレイクの目安」「趣味で描かれる方がいらっしゃったら描いていただきたい」とおっしゃってました。

これからも推しを応援するためにもFAを描いて、推しは人気者であるということを推しに実感していただき、そして喜んでいただきましょう!
(私も描くペースが遅いですががんばります…)


これは公式の派生(のつもり)です。見たまま描くのも良いですが、
この位のアレンジは問題ないと判断して描きました。

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