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絵に音楽を入れる

何言ってんのか抽象的過ぎて伝わらないかと思いますが、ボクはよく絵に音楽を入れます。(ボクもあんまりよく分からん)

具体的にはノイズキャンセリングのイヤホンをしながら音楽を流して描くだけなのですが、ボクはこれをやらないと描く時の集中力も没入度も熱意も半減します。

所謂作業BGMというより、音楽と絵が自分の中でカチッとハマる瞬間がある具合です。

・よく聴く音楽

ゲームミュージック
これが一番多いかもしれません。
特によく聴くのが「NieR」シリーズの音楽です。短調メインの曲調にオルガンやチェンバロや弦楽奏などのボクの好きな楽器の音、そして架空言語のコーラスやスキャットが入っているのですがとにかく感情を掻きむしってくれる曲が沢山で飽きません。
退廃的にも聴こえるし、叫んでいるようにも聴こえるし、深く心の底に響くような優しい雨にも似ている。
実に不思議な曲が多いです。
基本的に普段は感情の表現が薄い(見た目は)人間なので絵を描くのに必要な精神的なエネルギーを引き出してくれます。




amazarashi
邦ロックバンドのamazarashiさんの曲もよく聴きます。
なんというか、歌詞が良いというより文学の一文を読んでいるような言葉がいい意味で飾りっ気なく内包されていてそれでいて情動的で力強く本能に訴えてくる。
様々な物や者が絡み合った生きづらい現代特有の音楽だと思います。

丸出しの怒りや無常を想う感情と昔の陰惨な記憶や、はたまた生きていて良かったと思える感情や懐かしい景色を描いている間引き出してくれて助かります。
冗談抜きでamazarashiと出会ってなかったら絵を描くのを辞めていたと思います。

長いことリスナーをしているのですが学生時代「クリスマス」に惹かれてアルバムを買って良かったと思うバンドです。
個人的に好きな曲は「未来になれなかったあの夜に」と「スターライト」

高木正勝さん

細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」の劇伴を担当してらっしゃったのでそこで出会いました。
(ミネラルウォーターのCMでよく曲が流れるから曲は知ってる人多いんじゃないかな?)
この人の創る音楽ってまことに不思議で何か形容しにくい「力」があると思います。
木がサワサワ鳴る音、水の音、誰かの鼓動の音…。
曲が鳴ってるというより懐かしい心の中の憧憬が広がる感じです。(要するにエモいってやつです)
母さんに手を引かれて歩いた道とか、父さんに一緒に自転車に乗せてもらって走った時の風とか、新緑の季節の校舎の匂いとか、静かな雨の夜の道とか、陽の当たる静かな窓辺とか。
現代音楽と言えばそうなのですが五感と、六感(あるならね)に直接響く音楽を創る不思議な人です。


・音楽はいい

リリンの生みだした文化の極みだよ。
…と某カヲルくんの言う通りでして本当に音楽って素晴らしいです。

絵に音楽を入れる

というとすごく大層な言葉ですがボクにとって音楽と絵は切っても切れない関係になってます。
多分パブロフの犬というやつなんですが、簡単に言うより着飾った表現をした方がこういう時は面白いのでそうしました。

仕事に、音楽を入れてみませんか?
日常がドラマチックになって面白いですよ。

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