秘密結社きつね福お品書き/文学フリマ東京38
5月19日に開催される文学フリマ東京38のお品書きと簡単な説明です。
「秘密結社きつね福」は第二展示場の2階[つ-18]にブースをかまえます。今回はアンソロジーを3タイトル、個人本1タイトル、委託されたフリーペーパー1タイトルを持っていく予定です。
『名刺をめぐる記憶あるいは空想』新刊のアンソロジー、テーマは「架空の名刺」です。「百崎 尋」という架空の人物の名刺が作中に登場するというレギュレーションのもと、14人の作品(小説12、漫画1、写真+短歌1)が載っています。
書き手:伊藤なむあひ/犬山昇/大木芙沙子/尾八原ジュージ/紅坂紫/坂崎かおる/鮭とば子/瀬戸千歳/鳥山まこと/橋本ライドン/蜂本みさ/安河内瞳/吉田棒一/ヨノハル
受け取る、道で拾う、家を整理したら出てくる……名刺の出し方については各々にお任せしたので、どのようなかたちで出てくるのか、また名刺の裏面には「ーーーーを忘れない」と手書きで記されているので、いったいなにを忘れないようにしたのかも楽しみに読んでいただければと嬉しいです。「百崎 尋」の年齢・性別などはあらかじめ決めておらず、作品を読み進めるなかで「百崎 尋」の輪郭がさだまったりくずれたりと、どのように読んでも読み心地が変わると思います。ブックデザインを生業としていますので、その粋を活かしたタイトルになっていますので、今回のイベントで手に取っていただけたら喜びます。
購入くださった方には「百崎 尋」の名刺をノベルティとしてお渡しします。
左:『夢でしかいけない街』既刊のアンソロジー、テーマは「夢でしかいけない街」です。水にまつわる街であること、それから「あなただからだよ」というセリフが作中で使われるというレギュレーションのもと、16人の作品(小説13、漫画1、イラスト1、写真+短歌1)が載っています。
書き手:左沢森/伊藤なむあひ/犬山昇/大木芙沙子/オカワダアキナ/尾八原ジュージ/紅坂紫/坂崎かおる/鮭とば子/白川小六/瀬戸千歳/谷脇栗太/橋本ライドン/本所あさひ/yuca/ヨノハル
昨年5月に開催された文学フリマ東京36で初刷りが完売、今回で3刷となります。これまでよりもオビの地色が明るくなりました。全国の書店にも置いていただいていまして、アンソロジーのなかでもっとも遠いところまで届いているタイトルだと思います。この機会にぜひ。
右:『非実在神様『既刊のアンソロジー、テーマは「非実在神様」です。架空の神様を登場させる・祀る・噂とどんなかたちであれ作中に登場させるというレギュレーションのもと、8人の作品(小説7、漫画1)が載っています。
書き手:犬山昇/大木芙沙子/尾八原ジュージ/木古おうみ/紅坂紫/鮭とば子/瀬戸千歳/橋本ライドン
昨年11月に開催された文学フリマ東京37で頒布しました。今回は2刷となります。オビが黒い紙+銀色のインクに変わっています。購入くださった方には御札デザインのシールをノベルティとしてお渡しします。オビの下には簡単なギミックがありますので、ぜひめくって確かめてみてください。
左:『蛇蠱の子』既刊の個人本。その身に呪いをやつした少女と同居する私の連作掌編です。800字で8篇入っています。イラストは橋本ライドンさん。
右:『夜のフリーペーパー ミッドナイト vol.5』委託のフリーペーパー。特集は電話。友人の北枕ふか子が編集長を務める人気フリーペーパー、私もデザインしてます。フルカラーで24ページで無料、そしてウソ100%です。暇なときに読んでくすりと笑ってもらえたら嬉しいです。秘密結社きつね福の商品を購入してくださった方にはお渡しする予定ですが、もちろんミッドナイトだけ持っていていただいても大丈夫です。
お品書きには載せていませんが、ミッドナイトの特製シールもあります。ブースで目立っていると思います。なぜならキラキラなので。
ウェブカタログには各作品の簡単な試し読みもありますので、気になった作品があればチェックしてみてください。もしあらかじめ「取り置きしてほしい!」などありましたらご一報くださいませ。
本番まであと数日、カタログをチェックして当日にまわるブースをどんどん決めていこうかなと思っています。そのなかに秘密結社きつね福も入っていたら嬉しい。どうぞよしなに!
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