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Stable Diffusion webUIでAIイラストを描いています。 技術屋です…

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Stable Diffusion webUIでAIイラストを描いています。 技術屋ですがインフラ系なので、pythonのこともよく分からず悪戦苦闘することもしばしば。 NVIDIAのStable Diffusion高速化技術「TensorRT」を利用することにこだわっています。

最近の記事

Stable Diffusion高速化技術TensorRTインストール方法(第二版)

tensorrtの最新安定版10.0.1正式リリースStable DiffusionでTensorRTを使う拡張機能「Stable-Diffusion-WebUI-TensorRT」のインストール方法を4月24日に長々と書いたばかりですが、なんと4月25日にtensorrtがバージョンアップしました。 9.xはすべてdevがついている開発版だったため、8.6.1以来1年ぶりとなる安定版です。 そこで、Stable-Diffusion-WebUI-TensorRTを広めるため

    • TensorRTで高解像度の画像を高速生成

      TensorRTは64の倍数しか生成できないとても重要なことですが、「TensorRTエンジンを使って作る画像は最終的な出力サイズが64で割り切れる数字でなければならない」という制約があります。 前回作成した画像は縦768px、横512pxでしたので問題ありませんでした。 この制約はとても重要で、アップスケーラーを使って高解像度化したときも、最終的に出来上がる画像がのサイズが64の倍数である必要があります。 高解像度用のプロファイルを作ってみる デフォルトプロファイルは、

      • 512×768を40枚描くのに3分36秒

        前回の記事では長々とTensorRT拡張機能のインストール方法を解説しました。 今回は実際にTensorRTエンジンを作成してみます。 拡張機能は日本語化だけをインストールしましたので、メニューの説明は日本語化されているものとして解説します。 設定で「sd_unet」「sd_vae」を表示させる まず、設定からユーザーインターフェースを開き、「クイック設定」に「sd_unet」「sd_vae」を追加します。 これでcheckpoint(現在のモデル)の隣に「sd_une

        • 誰も使っていないらしいStable Diffusion高速化技術TensorRT

          TensorRTのインストールのやりかたStable-Diffusion-WebUI-TensorRTは、Stable-Diffusion-WebUIでTensorRTを使用するための拡張機能です。 2023年10月にいきなり発表された、NVIDIA謹製の拡張機能になります。 2024年1月にv0.2.0、3月にv0.2.1にバージョンアップしています。 誰も使っていないとか抜かしていますが、使っている人がいたらゴメンナサイ…だって全く情報がないんだもの…。 拡張機能の開発

        Stable Diffusion高速化技術TensorRTインストール方法(第二版)