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「言葉の旅路:「萌え」から「尊い」へ、オタク表現の進化」

要約:
オタク用語の変遷は非常に興味深いです。かつての「萌え」が「尊い」などに変化し、表現のニュアンスは進化しているのではないでしょうか。オタクカルチャーの言葉の旅路を追ってみましょう。

こんにちは、はるかなです。
今回は、オタクカルチャーにおける言葉の変遷に焦点を当て、かつての「萌え」から「尊い」など、感情表現が移り変わった背景や、ニュアンスの進化についてお話ししたいと思います。
オタク文化の中で日本語がたどってきた旅路は、どの様なものなでしょうか。

「萌え」という言葉は、かつてアニメやマンガなどに対する独自の愛情や共感を表現するために使われていました。
キャラクターに惹かれたり、特定のシーンに胸がときめいたりする感情を指していたりなどですね。
カードキャプターさくら辺りでは既に存在していた様に思えます。
一説では1990年前後に登場したとされていますが、明確な時期の特定は難しいと感じます。
しかし、そんな一世を風靡したと言ってもいいこの言葉が、近年では徐々に淘汰され、新たな表現が台頭してきました。

それが「尊い」という言葉です。
これは元々は「崇高で近寄りがたい。神聖である。また、高貴である。」といった意味合いを持っており、主に神聖なもの、高貴なものに対して使われることが多いものでした。
しかし、キャラクターに対する「尊い」には、「萌え」を超えた信仰心の様なものが含まれる一方で、可愛いや愛おしいなど、本来の意味合い以外の気持ちも含まれています。
更にはキャラクターだけでなく、その背後に潜むストーリーや作者へのリスペクトも表現されるようになっているのではないでしょうか。
日本は無宗教と思われがちですが、自然に対する敬意や、食に対する感謝、今回の「尊い」など、実は大変信仰深い人種なのかな、と思います。

この変遷は、オタクカルチャーが成熟し、ファン同士のコミュニケーションが豊かになった結果とも言えるでしょう。
かつての「萌え」は比較的軽い感情表現でしたが、「尊い」はより深い感慨を共有する手段として浸透しています。
これは、キャラクターへの愛情だけでなく、物語やクリエイターへの感謝や賞賛を伝える言葉としても使われている結果です。
周囲と共感する気持ちも含まれているのかもしれません。
私見ですが、「萌え」は比較的個人の感情、「尊い」も個人感情ではありますが、その感情を抱いている人は他にも居て、自分はその中の1人である、みたいな感じでしょうか。

また、もう一つの注目すべき言葉が「推し」です。
これは「お気に入りのキャラクター」や「応援しているクリエイター」を指す言葉で、個人の嗜好やサポートの強さを表現しています。
「推し」もまた、ファン同士の共感や交流の一環として用いられ、オタクコミュニティ内で広く受け入れられています。

これらの言葉の変遷は、オタク文化の進化とともに、感情表現やコミュニケーションの手段がより多様化していることを示しています。
ファン同士が深い愛情や尊敬を共有し、それを言葉にすることで、より豊かなコミュニティが形成されています。
ネットミームにも近いものを感じます。

もちろん、「萌え」やその他の古くからの言葉も今なお使われ続けています。
これは過去からの蓄積された感情やコミュニケーションの歴史を尊重し、新たな表現と共存している証でもあります。

言葉は文化の一部であり、その変遷は文化の進化を物語ります。
オタクカルチャーの言葉たちは今も進化し続けており、これからも新たな表現が生まれることでしょう。
さて、あなたの「推し」や「尊い」キャラクターはいますか?
私は今は「よふかしのうた」に登場する、「七草ナズナ」さんと、先輩こと「目代キョウコ」さんですね。
是非とも作品を読んで見て下さい。
↓この様な推し活も楽しいですよ。

1. 推しグッズの収集: 自分の推しキャラクターに関連するグッズを収集し、部屋を飾ることで日常生活に推しの存在を感じる。例えば、フィギュアやポスター、キーホルダーなどを飾ることで、自分の応援の気持ちを物理的に表現できます。

2. 推しの名言をモットーにする: 推しキャラクターが語った有名なセリフや名言を、自分のモットーとして採用する。これにより、推しの言葉が日常の中で自分を鼓舞し、ポジティブな気持ちを保つ手助けとなります。

3. 推しの誕生日を祝う: 推しのキャラクターが設定上の誕生日がある場合、その日を特別な日として祝う。ケーキを買ったり、推しのイラストを描いたりして、キャラクターに思いを馳せながら楽しむことができます。

4. 推しの出演作品を特別視: 推しキャラクターが出演するアニメやドラマを特別な存在として捉え、新作が公開されるたびにイベントを開催したり、友達と観賞パーティーを行ったりすることで、推しの作品をより楽しむことができます。

5. 推しを通じた新たな趣味の発見: 推しのキャラクターが好きなものや興味を持っている分野に積極的に触れ、新しい趣味を発見する。推しと共通する趣味や好みに気づき、それを深めることで、自分の生活に新しい楽しみを取り入れることができます。

それを共有し合うことで、オタクカルチャーの魅力がより深まることでしょう。それではまた次回の更新で。


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