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自らの知ることを知る。

"[S]pontaneity knows its own discipline. The body breathes beautifully in a highly disciplined manner and knows nothing of your idea of discipline. Indeed, the seasons come and go. In your location it does not snow, usually, in July. The flowers appear and disappear. Everything has its season, and yet there is no discipline imposed from without. Spontaneity has its own discipline and its own knowledge, and when you attempt to rule spontaneity with a heavy hand, then rigidity enters in and you destroy the fountain of inner knowledge and intuition and understanding and you distort the emotions that you have." --Seth

—Early Class Sessions 2 ESP Class Session, June 30, 1970

「自発性は自ずから規律を知る。身体は規律を伴って見事に呼吸をしているーー君たちの考える規律というものをまるで知ることなく。季節はやって来ては過ぎ去っていく。君たちのいるニューヨーク州では、普通、7月に雪が降ることはない。花々は現れては消えていく。すべてがそれぞれに季節を持つ。そうでありながら外から押し付けられる規律というものは存在しないのである。
 自発性は自ずから規律を知り、それ独自の知識があるのに、君たちが力でもって押さえつけてそれを統制しようとするとき、硬直性が介入して内なる知識と直観と理解の泉を破壊し、君たちが持つ感情を歪めてしまうのだ。」ーーセス


知識、というと学んで得たもの、言葉で理解し表せるものを想像するかもしれない。

でも、ひとつひとつの呼吸の量、空腹感を覚えること、眠くなること、夢を見ること、考えられること、言葉を紡げること、感情が動くこと、感じること、感じている物理的現実を投影すること、生きようと思うこと、今ここにいること、今以上の何かになろうとすること。

これらを、これらのやり方のすべてを私たちは知っていて、これらも私たちの知識だ。

どちらかというと、私たちは、自分が何を知っているのかを知らない、と言えるかもしれない。何を知っているのかを知らないことの方が多い、と言えるかもしれない。

汝自身を知れ、ということには、自らの知ることを知る、ということも含まれているのだろう。


偶然の出来事というものは存在しない。

すべてが、あなたの今以上の何かになろうとする無限の発展への欲求を、あなたの感じるバリューを充足させるべく起こっている。

内がわから突き上げる、「やってみたい!」というワクワクした気持ち、自発性は、あなたの叶えたい望みをすべて叶える最善のストーリーを孕んでいる。お膳立ては整えられている。

無秩序に湧き上がってくるように思える内がわの衝動に従うことが、かえって秩序を生む。

先が予想できない恐れから、秩序を求めてコントロールすることが、かえって混沌を生む。

Be yourself.
あるがままに、あなたらしくあること。

これが人生で、この宇宙で、すべての存在にとって、最難関のチャレンジ。

内がわから湧き起こる自発性に、素直に従うこと。

これも"Be yourself"。

私たち一人一人が持つ、計り知れないほどの知識と創造性がもたらす自発性を、秩序の源を信じてみる。

自分を、信じてみる。

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