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第25回:お絵描きノート(10):テーミス先生、こんにちは!ーブラシツールと手ブレ補正ー

KRITAで始めるデジタルペイント

第25回:お絵描きノート(10):テーミス先生、こんにちは!ーブラシツールと手ブレ補正ー


ブラシツールと手ブレ補正:スタビライザー

口上

今日はアンドリュー・テーミス先生を紹介します。
テーミス先生は有名な米国人イラストレーターで、初心者用のイラスト描画教本をいろいろ出版しています。
 彼の描画教本「Fun With a Pencil」(1939)の中ではとてもやさしくどのように人物を描画するのかを解説しているので、KRITAで始めるデジタルペイントでもテーミス先生の本を参考にして絵を描いていきたいと思います。
 さて、「Fun With a Pencil」という教本の題名の通り、紙と鉛筆で描くことを前提にしてますので、これをデジタルペイントに応用するとなると、結構な違いができます。

 ① まず、紙がない、その代わりに透明なレイヤーに描画する。
 ② 紙の上に鉛筆を走らせる様な感覚があまりない。
 ③ デジタルペンやマウスの位置の移動が単純に画面のキャンバスに反映しているので、ペン先のブレで思わぬ線になることが多いです。
 ➃ 鉛筆やペンには様々な種類あるが、それぞれの特徴を知ることが必要です。

 ①と➃については実際にいろいろ描画して慣れていくしかないです。
 そして、上記の②と③について対応するツールには補助線ツールでパスを作成してから直線や曲線を定めたパスに沿って描画する方法があります。(#補助線ツールを参照ください)

 また、フリーハンドで描画するときには、ブラシツールのツールのオプションで手ブレ補正にスタビライザーを追加すると、比較的に安定した線を描画できますので今回はそれを利用していきます。


描画例その2
描画例その3

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