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2023年旅回顧録

はじめに

こんにちは、あるいはこんばんは!
どうも、グルメと温泉と離島好きな瀬田川です。

改めまして、「37minアドカレ」にお誘いいただきましたので、なら一丁やりますか!と語らせていただきます。
私の自己紹介は、先日のnoteをご参照くださいませ。

テーマとして、「2023はじめて」を頂いたものの、これがまぁ思い付かない!
何かを目標に努力したわけでもなく、仕事やプライベートを充実させようと動いたわけでもない……只々流されるうちに2023年も師走となっていった、と気付かされたわけですね。
とはいえ、一応はじめてな事柄はあるかな、と考えました。そうしますと、毎月生活圏内から飛び出した旅行をしたのは初めてだな、と気づきました。
※関東の日帰り旅行・毎月の京都・帰省は除く

2022年は新型コロナにまだまだ振り回されていました。そのような中で、新型コロナや天災などにより、行きたいと思った場所やお店などは「いつまでも変わらずあるわけではない!」と思い知らされました。
そして、私も35歳が目の前に迫ってきており、身体にもガタを感じるようになってきました。
一年後にはもう動けなくなっているかもしれない……なら、今行くしかないでしょう!と。

2023年は初頭より、新型コロナの影響も落ち着きを迎えてきた?ということで控えてきた旅行を解禁!
前置きが長くなりましたが、今回は私がただ日本全国行きたいところに行った旅の話をさせていただきましょう。
数枚の写真を使って紹介していきます!


1月:東京・青ヶ島

青ヶ島・二重式火山 丸山

アクセスの困難さから日本の秘境と呼ばれる青ヶ島。日本一人口が少ない村でもあります。
2022年5月に一度訪問した際に、二重式火山の壮大さ・自然の厳しさを感じる三宝港・そこで暮らす人々に魅せられ、再訪しました。

日本唯一の定期ヘリ・東京愛らんどシャトル

往復ともに、羽田空港から飛行機で八丈島を経由して、ヘリコプターで青ヶ島へ降り立ちました。
前回の訪問時に行けなかった場所や気付かなかったもの、季節が変わって見せる別の一面を楽しみました。
特に私が好きなのは、人々の暮らしを支えるために自然との格闘が続く、青ヶ島唯一の港・三宝港。

青ヶ島・三宝港

まるで要塞のような様は是非一度訪れてみて欲しいと思います。
また、村民の方々だけでなく、旅行者や仕事での滞在など、「青ヶ島」で出会う人々との交流が魅力の一つだと思っています。
青ヶ島で醸される独特の味わいをもつ島焼酎「あおちゅう はなたれ」を傾けながら、過ごす夜は特別な思い出です。

あおちゅう 初垂れ

詳しくは、冬コミ新刊の「青ヶ島記」にまとめていますので、何卒よろしくお願いします!!


2月:秋田・大仙&男鹿

強首温泉 樅峰苑・階段室

雪の東北の温泉宿でしっぽり楽しみたい!と訪れたのが、「強首温泉 樅峰苑」(こわくびおんせん しょうほうえん)でした。私もまず読めなかった!
1917年に建てられた豪農造りの温泉宿。登録有形文化財に指定されており、かつ日本秘湯を守る会会員宿。私のレトロな温泉宿を巡るきっかけとなったお宿になります。

強首温泉 樅峰苑・貸切露天風呂

非常に濃い塩化物泉で、しっとりとして湯冷めしにくい泉質でした。特に、宿泊者は一度無料の貸切雪見風呂が非常に良かったです。
鯉の甘露煮をはじめとした料理も美味しかったですね。濃いめの味付けで、お酒が進むこと進むこと。

男鹿・稲とアガベ醸造所

京都・喫茶狐菴で初めて味わって以来、魅力されたクラフトサケ。その旗振り手でもある、男鹿の「稲とアガベ醸造所」も合わせて訪れました。
男鹿の風土を醸す目標のもとに、次々と新しい展開を見せる酒造です。訪れた際にも、大変親切にしていただきました。
次はクラフトサケと料理のペアリングを楽しめる併設の「土と風」に是非伺いたいと思っています。
詳しくは、秋田の旅行記をまとめていますので、是非ぜひ〜


3月:山口・山口タウン&見島

見島・宇津山観音寺

山口県萩市の沖に浮かぶ、牛型の島「見島」。
その島の形通りに、国の特別天然記念物に指定されている、和牛の原点「見島牛」に会いたくて、訪れました。

特別天然記念物・見島牛

2泊3日滞在して、無事に放牧している見島牛と出会うことができました。感動〜
背景が海だから映えますしね。
見島は島全体が昔ながらの漁業の村の雰囲気をまとい、散策していて気持ちが良い島でした。
断崖絶壁に建つ宇津山観音寺の美しさ、古代の古墳群、律令制を感じさせる水田と見島ダム、今なお信仰を集める神社仏閣などなど、ゆっくりと見て回るには良い場所でした。
あと、自衛隊が駐屯する国境の島という印象も強く残っています。バードウォッチングの聖地としても有名ですね。

見島・宇津港
山口・瑠璃光寺 五重塔

山口市も見島に行く際に立ち寄りました。薬師寺の「凍れる音楽」東塔に惚れ込んで以来、塔を見るのが好きな私。
国宝・瑠璃光寺の五重塔も見ておきたいポイントでした。下が工事中だったので、リベンジしたいと考えています。雪舟庭園も行けなかったしね。


4月:京都・天橋立/和歌山・友ヶ島

天橋立 飛龍観

京都市内の宿泊施設があまりにも高騰していたので、せっかくなら行っちゃいますか日本三景!
と、喫茶店のプリン行脚に合わせて、宮津市の天橋立まで足を伸ばしてみました。
飛龍観・天橋立ビューランドは桜がちょうど見頃を迎えて、良い演出となっていました。

大江山駅に停車中の丹後くろまつ号
丹後くろまつ号 モーニングコース

赤字で有名な第三セクターの京都丹後鉄道ですが、色々と企画を打ち立てて、進撃をしている印象です。その中の一つが、走るレストラン・くろまつ号。
電車内で食事やスイーツを楽しむことができます。この時は、福知山駅から天橋立駅までのモーニングコースを利用。車窓の風景を楽しみながら、優雅にベーグルサンドやスイーツを頂くのは大変乙なものでした。


和歌山市・友ヶ島 第三砲台跡

南海電気鉄道の加太駅を降りて、港から船で20分で着く、日本近代遺産が残る「友ヶ島」。
「サマータイムレンダ」の聖地でもあり、一度訪れたい場所でした。

友ヶ島 タカノス山展望台

思い付きの訪問だったので、メインスポットしか巡れなかったので、また訪れたい島でもあります。
あと、加太もお休みの店が多く、不完全燃焼感があります。


5月:長崎・壱岐

渡良大島 大島海水浴場

壱岐焼酎・クラフトビール・クラフトジンに惹かれて訪れた長崎県壱岐島。
今回は博多港からのジェットフォイールを利用しました。速くて便利でしたね。
GWに訪れましたが、天候は下り坂だったのが、少し残念でありました。

とはいえ、壱岐島からしか行けない二次離島・渡良三島に渡ることが出来たのは良かったです。
昔の雰囲気残る渡良三島の素朴な様子には癒されました。長島ではゆったりと放牧されている、ブランド牛・壱岐牛とも出会うことが出来ました!
後程、壱岐牛もたっぷり味わいました。

壱岐・渡良長島 壱岐牛
壱岐・郷ノ浦 塞神社

壱岐は、神社の数が非常に多く、塞神社などのユニークな神社もありました。
古代のロマン感じる史跡群や元寇の戦場跡、砲台跡などなど、見たい場所が多く、まだまだ課題山積です。一人で巡るには壱岐は広い!

壱岐・勝本 アイランドブリュワリー

壱岐滞在中はお酒が美味しいこともあり、色々と呑んでいました。特に、壱岐北部の勝本のクラフトビール醸造所の「アイランドブリュワリー」は、タップルームを併設し、朝から美味しいビールが飲めるのが大変良かったですね!
この辺りも旅行記にまとめていますので、よろしくお願いします。


6月:山形・飛島&鶴岡

飛島・荒崎 トビシマカンゾウ

6月には山形県北部にある、唯一の離島・飛島を訪問。
この時は島の至る所でユリの仲間である貴重なトビシマカンゾウが咲き誇るタイミングに訪れることが出来ました。これが美しいものでした。

飛島・ほんま食堂 ラーメン

1時間のみオープンするあごだしがたっぷりきいたお母さんのラーメン店や、島の郷土料理をアレンジしたあずきうどん(デザート風にしているが本来は主食)、あごだしやわかめのアイスクリーム、イカと青のりがきいたイカまんじゅう、新鮮で美味しい海産物などなど。
食に関しては面白く、堪能させてもらいました。もっとアピールしても良いのに、と思えるものばかりでした。

飛島 八幡神社

飛島は天候が悪化した影響で、思いがけず2日いることになりました。結果として、島の隅々まで巡ることが出来ました。島の伝説などを紐解くのは、面白くありましたね。
しかし、飛島も過疎化が激しく、あちこちで廃墟が目立つようになっていたのは寂しい思いでした。

鶴岡市立加茂水族館 ミズクラゲ

湯野浜温泉に泊まり、翌日はクラゲ好きな私としては一度訪れてみたかった、鶴岡市立加茂水族館へ。堪能させていただきました〜
またゆっくりと訪れたい水族館でした。

鶴岡市・鈴木さくらんぼ園

そして、6月に山形に訪れた以上はやらねばなるまい、さくらんぼ狩り!
バスを乗り継いで、歩き倒して、予約していた鈴木さくらんぼ園にて存分にさくらんぼを狩りまくりました。
書いているとまた行きたくなりますね〜


7月:新潟・松之山/福島・会津

松之山温泉 凌雲閣

レトロな温泉宿に泊まりたくなり、新潟の越後妻有にある松之山温泉へ。

越乃Shu*Kura

その前に、「走る酒蔵」がコンセプトの「越乃Shu*Kura」に乗って、上越妙高駅から十日町駅までを日本酒とツマミを楽しみながら移動。

松之山温泉 凌雲閣 鏡の間

松之山温泉へ送迎していただき、登録有形文化財の温泉宿・凌雲閣に宿泊。
昭和2年建築のレトロな趣きもさることながら、3階は呼ばれた宮大工たちが趣向を凝らしたコンセプトルームとなっています。私が宿泊した鏡の間は、天井に囲碁盤が貼り付いていたり、傘があったりと遊び心溢れるものとなっていました。
また、松之山温泉は日本三大薬湯とも言われ、96度の濃厚なお湯が特徴的でした。

宿泊しても、日本酒を飲み、買っておいた妻有ビールを飲み、さらにBARでシェリー酒を飲んでいました。だって、美味しいんだもの……

まつだい 大地の芸術祭


大地の芸術祭 家の記憶


翌日は、越後妻有で開催される「大地の芸術祭」の公式ツアーに参加。集落に点在する作品は中々巡りにくく、バスを使って手軽に巡れるのは良い体験でした。
現代アートの世界に入り込み、美味しい野菜を楽しみました。
そして、日本酒風呂に浸かって、日本酒飲みまくって帰りました!
……新潟は危ないッ


新潟の翌週は、福島へと浅草から東武鉄道にて向かいました。
会津の秘湯と言われた、芦ノ牧温泉へ。

仙峡閣 外観
仙峡閣 内湯

神社の武徳殿を温泉宿に改装した、登録有形文化財のお宿。
この時、まさかの宿泊は私一人。芦ノ牧温泉唯一の贅沢な自噴泉を堪能しました。床下からコンコンと湧き出る新鮮な温泉、最高でした。。。

フルーティアふくしま
フルーティアふくしま 1号車
フルーティアふくしま 復路スイーツメニュー

この時の福島来訪のメインは、2023年12月をもって老朽化のため廃止となる「フルーティアふくしま」への乗車。
廃止のニュースを聞きつけて、多くの予約が殺到する中、何とか予約が取れました。
「走るカフェ」がコンセプトで、福島のフルーツを使った地元のお店が手がけるスイーツをいただくことが出来ました。
喜多方駅から郡山駅まで、最初で最後の乗車となりましたが、忘れられない思い出となりました。


8月:富山・黒部峡谷&五箇山

五箇山・相倉合掌造りの里

夏コミも終わった以上は、しっぽりと温泉を楽しみたい!とターゲットを絞ったのが、黒薙温泉でした。
宇奈月温泉の源泉であり、トロッコと徒歩でのみアクセス可能な秘湯。電波も届かず、クーラーなどもない。実は2年程狙っていたものの、思うように予約が取れず、憧れの場所となっていました。

黒部峡谷鉄道 黒薙駅
黒薙温泉

宇奈月温泉を経由して、欅平にて観光を終えて、黒薙駅で降りる。黒薙温泉への道を20分程歩き、無事に到着。
川を眺めながらの大露天風呂が有名であるものの、このタイミングではおろろ(アブ)が発生中。露天風呂はアブと格闘しながらの入浴となりました。ただ、湯守である管理人さんと語らいながら、夜楽しんだ露天風呂は実に趣き深くありました。
なお、源泉かけ流し・加水なしの内風呂が本当に良かったです。また季節を変えて、伺いたい所存です。
あと、宿泊者は専用のトロッコに乗って帰れる、という特別感が良かったですね。

五箇山・菅沼合掌造りの里

黒部峡谷を後にして、富山を縦断し、もう一つの憧れの地、五箇山へ。
世界遺産にも登録されている合掌造りは教科書で見てから、絶対に行きたい場所の一つでした。五箇山温泉に泊まり、翌日は集落をぶらりと散策を楽しみました。めちゃくちゃ暑かったですが!

五箇山・五箇山食べ処 吾郎平 岩魚の塩焼き

黒薙温泉と五箇山では美味しい岩魚を食べまくりましたね。岩魚は都会では中々食べることが出来ないので、食べられるうちに。
特に、五箇山の菅沼集落の吾郎平の岩魚料理は実に美味でした。暑さのあまり誰もいなかったから、ご主人も暇そうでした。


9月:新潟・粟島&五頭温泉郷

出湯温泉 清廣館より

三連休を利用して、新潟県にあるニつの離島の一つ、佐渡と飛島の中間に位置する粟島へ。
粟島浦村は、日本で4番目に人口が少ない村。

粟島 仏崎展望台

粟島は、「ざつ旅」にも登場する聖地であり、富山・宇奈月温泉も登場しており、そんな繋がりからの旅でもありました。
私が粟島を訪れたタイミングは、海水浴場がちょうど閉鎖され、秋のイベント・蛸吊りの間で、落ち着いた雰囲気でありました。釣り人が多くを占めていました。

粟島自体は、自然を楽しむレジャーが主体の島らしいもの。島を一周できる道路が整備されており、それがサイクリングロードとなっています。
ほぼ誰にもすれ違うことなく、電動自転車でぐるりと風景を楽しみながら駆け抜けるのは爽快でしたね。
また、島の名物といえば、漁師飯の「わっぱ煮」!鯛一匹をまるごと入れた味噌汁で、焼いた石を投入する豪快さが特徴的であった。

あわしま食堂 わっぱ煮
出湯温泉 清廣館

粟島から戻った後は、温泉!
ということで、新潟県最古の歴史を誇る、五頭温泉郷内の出湯(いでゆ)温泉へ。
弘法大師開湯の伝説が残る、寺湯文化が今なお根付く小さな温泉街となっています。地元の方も、お寺に併設された共同浴場に通う、そんな文化がありました。天然のラジウム鉱泉で、肌に優しく、ゆったりと身体が解されるようでした。
泊まった宿は、昭和初期の木造建てで部屋ごとに意匠を凝らせた「清廣館」。
国指定の登録有形文化財の温泉宿ですが、比較的リーズナブルに2食付きで泊まれたのが魅力的でした。
地域のパワースポットとして人気の旦飯野神社(あさいいのじんじゃ)や白鳥が渡来する瓢湖など、阿賀野市地域もまた訪れたいところです。
ラストは、福島潟近くに構えるクラフトサケの「ラグーンブリュワリー」に立ち寄り、満足しました。

旦飯野神社 鳥居
ラグーンブリュワリーにて、クラフトサケ飲み比べ


10月:滋賀・長浜/新潟・津南&長野・長野

東京・御蔵島

宿の予約戦争に打ち勝ち、伊豆諸島制覇として向かった御蔵島は、天候不良により上陸ならず……

竹生島・宝厳寺 唐門
都久夫須麻神社 (竹生島神社)

島に行けなかった気持ちは島でしか癒されぬ!というわけで、八丈流しの間に計画を練り直し、翌日に向かったのが、滋賀県長浜市でした。
日本最大の淡水湖には、神社仏閣関連の島があります。豊臣秀吉ゆかりの竹生島がその一つ。
国宝と重要文化財の宝庫で、資料集で眺めていた時から訪れたい場所でありました。

山本屋魚濱 琵琶鱒の親子丼
ハッピー太郎醸造所
みちくさ 焼き鯖ソーメン

長浜市の郷土料理の焼き鯖ソーメンやビワマス、長濱ビール、クラフトサケのハッピー太郎醸造所などのグルメも堪能して、帰宅となりました。


清津峡

10月後半は、大地の芸術祭のフリーパスを購入していたこともあり、紅葉も楽しみに再び越後妻有地域へ。
日本三大峡谷にも数えられる、清津峡(きよつきょう)。柱状節理の壁が左右に迫る様は見応え十分でした。ただ、観光客で溢れ返っていたので、また再訪したいところ。

津南町の河岸段丘

天候は豪雨と一瞬の晴れ間と、あまり恵まれず、紅葉狩りは出来ず。
代わりに、飯山線を走る観光列車「おいこっと」に乗り、信濃川・千曲川沿いを十日町駅から長野駅まで、のどかな田園風景をのんびりと楽しみました。

替佐駅にて、おいこっと
善光寺

長野では、友人と合流して、初めての善光寺詣りに。拝観時間は過ぎていたので、次は本堂の拝観時間に行きたいものです。

越後田中温泉 しなの荘 半露天風呂

この時の宿泊は、越後田中温泉 しなの荘。
飯山線越後田中駅の駅近くの一軒宿。やや濁りのアルカリ性単純泉はつるりとしたもの。ご飯は新米で、箸が止まらないとはこの事よ。


11月:福島・猪苗代/山口・下関&長門

猪苗代 天鏡閣

11月の初め、みちのくコミティアの同人イベント参加のついでに、猪苗代を観光しました。

磐梯熱海温泉 ホテル華の湯

せっかく郡山まで出張ったのだから、と温泉むすめのいる磐梯熱海温泉に宿泊を決めました。
久しぶりに、大規模なホテルに泊まり、バイキングや数多くの湯船、漫画の読み放題などのサービスに身を委ねました。
偶には良いけれど、私には鄙びた温泉宿でのんびり温泉に浸かっているほうが性に合っていることを自覚させられましたね。

野口英世記念館
天鏡閣
土津神社

磐梯熱海に泊まった翌日は、峠を越えて、猪苗代に移動。
ずっと気になっていた野口英世の生家などを保存する野口英世記念館で学んだり、猪苗代観光船のはくちょう号で遊覧したり、猪苗代ビール館で味わったり、していました。

中でも、大正時代に猪苗代湖畔に建てられた皇族の別荘、天鏡閣は是非とも訪れておきたいスポットでした。ルネッサンス様式がふんだんに取り入れられ、大変目の保養となりました!

保科正之を祀った、磐梯山の麓に建つ土津神社は紅葉の名所でもあり、多くの人で賑わいを見せていました。猪苗代も良いところでしたねー


本州最西端・毘沙ノ鼻より

11月は、乗って良かった東京九州フェリーに乗船し、21時間の船旅を経て、新門司港へと参りました。
しかし、露天風呂・レストラン・プラネタリウム・トレーニングルームなどが揃っており、快適な船旅を楽しめるのは実に素晴らしきことです。次は、新門司港から横須賀までの航路を楽しみたいものです。

東京九州フェリー名物の洋上BBQ

海の上で、昼間からビール片手に、BBQは最高の贅沢でありましょう。
翌日は、下関・唐戸市場で厚切り寿司パーティーだったので、これもまた贅沢!

唐戸市場にて

紅葉の見頃を迎えた長府を観光し、本州最西端の毘沙ノ鼻で夕陽を眺めて、その日のお宿は川棚温泉・玉椿旅館。

川棚温泉 玉椿旅館 貸し切り風呂(小)
川棚温泉 玉椿旅館 大広間

ここまで読んでいただいた方はお察しかと思いますが、西日本では珍しい登録有形文化財の温泉宿。明治に着工した、力士が作ったお宿。
2階の40畳もの格天井の大広間は圧巻でした。
お風呂は、宿泊者ごとに時間を決めての貸切制。存分に温泉を楽しめるのが素晴らしく、3回も貸切をお願いしてしまいました。
ご飯も部屋食の会席、良かった……

下関・角島大橋
長門・俵山温泉

300体もの人骨が眠る・土井ヶ浜遺跡や、本州と繋がった橋が見事な角島大橋を眺めて、プリンやジェラートを楽しみました。
2日目は、長門市の江戸時代からの湯治宿の雰囲気が残る俵山温泉に宿泊。白猿が見つけたという山口県最古の外湯文化が残る温泉街となっています。湯量が少ないため、宿に温泉がなく共同浴場に通う、という外湯形式。
その分、共同浴場は、源泉かけ流しのとろっとした硫黄香るぬる湯。これがまた気持ちよくありました〜

むかつく ジェラート

最終日は、青海島へクルーズしたり、金子みすゞの足跡に触れたり、向津具(むかつく)半島を拠点とするジェラート屋を探したりしていました。

山口も三回訪問しましたが、まだまだ行きたい場所はありすぎるくらいです。


12月:栃木・川俣&鬼怒川

平家平温泉 こまゆみの里 露天風呂

最後には、昔の文豪よろしくお籠もりしながら、原稿に立ち向かうために栃木・鬼怒川へ。
浅草から特急で2時間、バスに乗り換えて90分でたどり着く一軒宿。
かつての平家の隠れ里の一つとして、伝説が残る場所。もう少し奥には、関東最後の秘境とも言われる奥鬼怒温泉郷があります。
平家平温泉は塩化物泉ながら、湯の花の量が凄く、外気温もあって人肌程度のずっと浸かっていられるものでした。おかげで、温泉で蕩けて、爆睡しておりました。

SL大樹

帰りは鬼怒川温泉駅からSL大樹に乗って、下今市駅へ戻りました。友人たちと運行開始当初に乗った思い出深い列車となります。

スペーシアXカフェより、クラフトコーヒー&一口羊羹

下今市からは最新の特急「スペーシアX」に乗り、浅草へと戻りました。車内には、カフェスペースが併設され、特別なビールやコーヒーなどが提供されているのが、売り。私も見事に引っかかりましたがね!

鬼怒川温泉

以上、12ヶ月にわたる旅の振り返りでした!!


むすびに

松之山温泉より

2023年、こんなに旅へ出たのは間違いなく初めてのことでありました。様々な出会いやご縁、貴重な経験、初めての見ること・感じることが多くあったことは間違いありません。
それには感謝しかありません!
2024年もまだまだ行きたいところに出掛けていく予定です。

また、今年は同人活動でも、旅行記シリーズを刊行していくことが出来ました。こちらに紹介した場所もまだまだ語り足りないものばかりですので、旅行記としてまとめていきたい気持ちもあります!

とはいえ、果たして私個人として、こんなにフラフラしていて良いものか……スキルや生活を充実させることなく、只々個人として気の向くままに過ごしていてはダメだ、という焦りがあるのも事実ではあります。

2024年は、何か目標をもって、取り組んでいかねばならないと改めて思いました。
長くお付き合いいただき、ありがとうございました!

よろしければ、引き続き何卒よろしくお願いします。
というわけで、瀬田川より親愛を込めて。

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