見出し画像

妻が羨ましいけれど

時々、妻が羨ましくなることがあります。身近に友人・知人がたくさんいるからです。

妻は小学6年生からずっと首都圏に住んでいます。ゆえに高校時代、大学時代の友人が多くいて、新卒入社時の同期とも付き合いがあるようです。おまけに、実の姉が我が家から1kmほどのところで暮らしています。子育てが落ち着いてきた人が多いからか、最近は月に1~2回くらいランチやディナーに誘われて出ていきます。

一方、私は中学から大学まで関西で過ごし、首都圏に出てきたのは27歳のときでした。また、その後在籍した会社はいずれも離職率が高く、同僚とプライベートでも遊ぶようになることはほとんどありませんでした。そのため友人のほとんどは関西在住で、こちらにも全くいないわけではありませんが、年に数回麻雀を打つ程度です。

ただし、帰省した時には大いに遊びます。年に2回、盆と年末に仲間内の麻雀大会があり、多い時には20人ほど集まります。麻雀を打ちながら昔話をしたり近況報告をしたりするのは非常に楽しく、この大会が関西に帰る際の最大の楽しみと言っても過言ではありません。

私は一匹狼タイプですが、身に降りかかるさまざまな問題を1人で抱えられるほどの強靭なメンタルは持ち合わせていません。気の置けない面々と楽しく過ごす時間を必要としているのは確かだと思います。

そう考えると、16年前に単身上京したのは無謀だったような気がしてきます。3年半後に結婚できたから今も首都圏で元気に暮らしていますが、妻と出会えなかったら数年後には関西に帰っていたかもしれません。

妻が羨ましいのは確かですが、そんなことを思うより妻に感謝することの方が大切なようです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?