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無職一人旅 ダブリン編 のどかなパブの街


更新遅くなってすみません。
友人といて1人の時間がなかったのと、ロストバゲージに関して申請や調べ物、様々なやりとりを行なっていたらnoteを書く時間を作れずにいました。
ただ、旅していると毎日が刺激的で、数日前の出来事ですら遠い過去に感じ、その時の感情や思ったことがすぐに新しい感情に上書きされてしまいます。
その街でどういうことを感じたか、どういうところに刺激を受けたかをなるべく鮮明に残すためにも、これからはなるべくリアルタイムで書くことを心がけようと感じました。


というわけで、スコットランド、エディンバラに別れを告げた後、次に向かうはアイルランドのダブリン。
スコットランドはイギリスに含まれますが、アイルランドは20世紀にイギリスから独立しています。
ややこしいですが北アイルランドはイギリスの正式名称に含まれる通り、今もUKに含まれています。

そんなダブリンに向かうため、エディンバラ市内からトラムで空港へ。
料金はなんと€7.5。20分くらいの距離なのに高すぎる!!これならUberで向かえばよかった!!


今回乗るのは悪名高いRyanair。
アイルランドの航空会社ですが、イギリスのeasyjetと並び、ヨーロッパを代表するLCCで、その圧倒的な安さでヨーロッパ中の空を飛び回っています。
今まで何度も利用したことがあるのですが、ロンドン→ローマ、パリ→リスボンなど、国境を跨ぐフライトでも2000〜3000円とかで乗れたりする。

ただ。なぜこんなに安いのかというと、
「飛行機に乗せる」以外の他の全てのサービスでめちゃくちゃ金をとってくるからです。

例えば、デフォルトだと荷物はビジネスバッグサイズ1つまで。普通に旅行してたらそんなバッグ1つで乗るなんて無理です。
普通の機内持ち込みできるサイズのバッグを持ち込むためには、3000円程度の課金が必要。
機内食ももちろんなく、課金制。

またサービスの質も最悪で、フライトの遅延は当たり前。そのくせチェックインの時間にはめちゃくちゃ厳しく、1秒でも遅れたら絶対に乗せてくれません。
前にロンドンからミラノに行くのに利用しようとした時は、30人くらいが時間切れを理由に搭乗拒否されて、その30人がスタッフに全力でブチギレるというカオスな現場に遭遇しました。
その時は最初は自分もは?なんなん?って感じでまあまあキレてたのですが、自分よりも遥かにブチギレてる人たちを見たらなんか冷静になりました。

そのくせ遅延は当たり前で、ロンドンからマジョルカ島に行く際にフライトが10時間遅延し、その間ずっと空港で待たされたことがありました。

もう二度と利用しないと心に決めていましたが、今回いい時間のフライトがRyanairしかなく、背に腹は変えられないので仕方なく使いました。

乗り遅れが怖いので3時間前くらいに空港に着くように向かうと、流石に余裕で間に合い、奇跡的にフライトも時間通り飛び、無事にダブリンに到着することができました。

朝早かったので半分寝ながらダブリン空港から市内に向かいます。バスで30分程度、料金は片道だと€8、往復だと€10。

ダブリンはホテルが高く、めちゃくちゃ安いところを探しましたが、それでも1泊1万円程度しました。高すぎ!!!


Ryanairに遅れないために早起きしたことや、連日の移動で疲労が溜まってたこともあり、ホテル着いてからはしばらく休み、その後近くにあった日本食屋へ。
味はかなり日本のものに近かった。

これで2000円ちょいくらい。


2〜3時間軽く街歩きをし、夜の20時から、Jonathan Royというアーティストのライブに行きました。
彼はカナダ出身のアーティストで、ダブリンに行くことが決まった際にパブでライブを行うようなアーティストを探していたところ発見し、聞いてみると曲もかなりよかったので今回ライブに行ってみることにしました。

代表曲Beautiful Dayはポップなカントリーミュージック。一方別の代表曲Keeping me aliveはほぼImagine Dragonsで、絶対本人も意識してる。マジでほぼBelieverだもん。もはやパクリレベル。

でも本当素敵な曲が多いのでぜひ聴いてみてください。個人的には家にいるときにBGMとして流すのが好きです。


結構日本で聞いてから来たので楽しみだったんですが、20時開始なのに当然のように21時半すぎに登場。遅すぎんだろ。
繋ぎっぽい女性のアーティストが、恐らく1,2曲歌うだけの予定だったろうに、結局10曲くらい歌ってた。

パブの2階で行われ、みんなお酒を片手に揺れながら
聴く感じで、雰囲気は最高だった
Keeping me aliveキャップをお揃いで購入


Jonathan Royのライブの後はダブリン市内のカジノで2時ごろまでポーカーを打ち、ホテルで就寝。


次の日は昼過ぎから街を練り歩きました。

ダブリンは特に目立つ観光名所があるわけではなく、平和な街がただただ広がっている感じ。
エディンバラが良すぎたので正直少し物足りなく感じたところもありますが、雰囲気はとても良い街でした。

気になったのは、街にEUの旗や星条旗が異様に飾られていること。それに対し、ユニオンジャックは全く見ませんでした。

恐らく、原因は19世紀に起こったジャガイモ飢饉。
疫病の流行などによって飢饉が起きたのにも関わらず、当時アイルランドの領主だったイングランド人やスコットランド人が自らの収入減を危惧し、アイルランドがジャガイモ輸出を減らすことを認めなかった結果飢饉が拡大し、なんと国民の20〜25%が減少したという大飢饉です。

恐らくこの件に対し未だにアイルランドは強い嫌悪感をイギリスに対し抱いてるのではないかと感じざるを得ませんでした。

日本が歴史上どこかの国の植民地になったことはないので、植民地だった国が独立した後、支配国に対してどのような感情を持つかは想像すらできません。
もちろんそれまでの過程やどういう支配を受けていたかに影響されるとは思いますが、独立した後も元の支配国と仲良くする国、リスペクトを持ち続ける国も少なくない印象です。

しかしながらアイルランドはそうではなく、街歩きをしているだけでここまで支配していた国に対しての反発感を感じる国は初めてでした。

といっても街自体は非常に平和で穏やかな雰囲気でした。

絶対にユニオンジャックは掲げない


街並みはイギリスとアメリカを足した感じ。
どうしてもイギリスに似ちゃうけど、なんとかアメリカ風にしようとしてる的な。

ただ、イギリス初の店はほとんどありませんでした。
Cafe NEROとかSainsberryとか。FRED PERRYとかBurberryとかも。
こういうところからもイギリス嫌いが伝わりました。

名物はなんと言ってもアイリッシュパブ。
日本ではHUBがお馴染みです。街中にパブが溢れており、みんなとにかくお酒を飲んでる。
ギネスビールもアイルランド初です。

ご飯はそのギネスビールを使って煮込んだシチューが有名なので食べてみましたが、くっっっそ美味い。
ジャガイモの上にシチューがかけられていたのですが、ジャガイモもクソうまい。
ヨーロッパで食べた料理の中でトップレベルに美味しいご飯でした。

アメリカ感あるよね
この道はイギリス感ある
シンボルとなってるTEMPLE BAR


奥がシチュー。ホクホクのジャガイモにシチューがかかってる。
ジャガイモも最高に美味しかった!
名物のビールと、アップルタイザーで乾杯


悪い街ではないですし、楽しかったことは間違いないですが、もう来なくていいかな〜って感じの国でした。


てわけで久しぶりに書いたら過去1の長文になっちゃった。

今回も読んでいただきありがとうございました!!
次回はイギリス編です!!

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