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無職一人旅 チュニジア編② 青と白の楽園 シディ・ブ・サイド

源田の打率くらい安定してたいいねの数が、松井裕樹の年度別防御率くらい不安定になってきました。
恐らくエジプト編がこのブログで一番のハイライトになってしまうことは間違いないので、ここから尻すぼみにならないよう頑張っていきたいたところ。

というわけでチュニジア2日目。
昨日も訪れたマーケットと旧市街を抜け、街のシンボルであるオリーブモスクを一瞥したのち、チュニスから東へ20kmのところにある、シディ・ブ・サイドへ向かいます。

シディ・ブ・サイドは地中海に面しており、チュニジアで一番美しい街と称されることもしばしば。

17世紀頃に当時の男爵が家屋を青と白にすること、そして無作為に家屋を建築してはいけないということを命じ、今の街の景観となったといいます。こういった事例が起こった世界初の場所でもあるそう。
ちなみに独裁国家であるトルクメニスタンも、今の大統領が白が好きだからという理由で、首都アシガバードの建物が全て真っ白に塗られているそう。いつか行ってみたい。

チュニスからBoltというチュニジア版Uberで向かうこと30分、シディ・ブ・サイドの玄関口に到着しました。
車から一歩降りた瞬間、見渡す限りの青と白。日本だとギリシャのサントリーニやミコノス、モロッコのシャウエン等が有名ですが、それらに引けを取らないくらい美しい街並みが広がってました。

メインストリート。空が綺麗!
花が咲いているところも多かった
カフェからの眺め

街は迷路のように入り組んでいて、道を曲がることに違う顔を見せるので、歩いていて全く飽きませんでした。友達がこの辺に住んでたら毎回迎えにきてくれないと絶対辿り着けない。

メインストリートのゴール地点にある有名なカフェで茶をしばいた後は、街の麓にあるビーチに向かいました。
道中でSHARKという初見エナジードリンクをしばいてみました。シャークとかいう名前のくせに激甘。美味しかったけどモンスターの足元にも及びません。多分もう飲まない。

アフリカ側から地中海を臨むのは初めてでしたが、やっぱり綺麗!!海はテンションあがります!
その場にいた現地のチュニジア人、モハメドくんたちと仲良くなって写真撮りました🤳

激卍great sea
エジプトもチュニジアも、
名前モハメド率が90%くらいあった
シャークを海でしばかせていただいた


地中海を堪能した後は、古代都市カルタゴへ。

カルタゴは、B.C.5世紀からA.D.7世紀までの間栄華を極めた古代都市で、かの有名なハンニバルはローマ軍とのポエニ戦争でカルタゴの英雄として活躍した戦士です。
街中にその当時の遺跡が残っており、歩けば何らかの遺跡にぶち当たるといった感じでした。ローマの五賢帝の1人、アントニヌスの浴場等もそのまま残っています。

その中でも、カルタゴ遺跡は入場料も必要な一際大きい遺跡で、当時使われていた柱や棺桶、家屋がそのまま残っていました。

エジプトに引き続き、世界史を学んで得た、ただの情報だったものを自分の目で体感し、経験として昇華される瞬間は、何とも言い難い感覚に捉われます。

遺跡自体もさることながら、
そこからの景色も最高だった!
巨大ちくわぶ
モザイクが有名ですが、
お土産でこんなモザイクまで!!


カルタゴを回った後は、ふたたびシディ・ブ・サイドに戻りました。
夕焼けの街もまた一際美しかった!
どれだけいても飽きないような街でした。

カルタゴ・ハンニバル駅とかいう
恐らく世界一かっこいい名前の駅
シディブサイドは家屋の中もオシャレだった
高台から街を一望
夕焼けに染まる街


カルタゴとシディ・ブ・サイドを満喫した後はチュニスに戻り、チュニジア料理を堪能しました。

チュニジアは、非常に過ごしやすい天気で、物価も安く、アフリカとヨーロッパの両面を持ち合わせた独特の雰囲気が楽しく、見どころも多く、素晴らしい国でした!
南の方にはサハラ砂漠も広がっているので、次に訪れるときはそっちの方も行きたいと思います!


ただ、悪い印象を抱くことになった出来事が2つありました。

1つ目はひったくり。
朝マーケットまでの道を歩いていると、突然近くの女性が「No!!!!!!」と大声をあげました。
女性の目線の先を見ると、大きな男が全力でダッシュし、その次の瞬間女性がそれを追いかけ始めました。
それがひったくりと気付いた時には男性はかなり遠くに行っており、自分たちは何もすることができませんでした。
今まで何カ国も回った中でも、目の前でひったくりが起こるのは初めてだったので衝撃でした。

2つ目はぼったくり。
2日目の夜ご飯でチュニジア料理を食べた時、104ディナールを請求されました。
自分の感覚では50〜65ディナールくらいの感覚だったので、料金の内訳を聞いてみましたが、どうも言ってることがおかしい。
その後メニューも持ってきてもらい、自分たちが頼んだものを照らし合わせたり、向こうの言ってる矛盾を1つ1つ照らし合わせていくと、結局正規の値段は54ディナールということがわかりました。
店員もかなり強めの態度を取ってきましたが、それに絶対屈しないようにし、5分くらい必死に主張し続けたところ、やっと堪忍してレシートを見せて正規の値段を提示してきた、と言った感じでした。
なんと倍額もの金額を払わせようとしていたのでした。

差額の50ディナールは日本円にして2000円程度でそこまで大きい金額ではありません。
ただ、ここで自分があっさりとぼったくりに応じると、日本人が舐められるきっかけになります。次に同じレストランに来た日本人がぼったくりに合う可能性を下げるためにも、毅然とした態度で対応し、正規の値段以上は必ず払わないということは非常に大切だと考えています。

ぼったくりの店。
料理は美味しかった


この2件以外は素晴らしい国だったので、なんとも残念でした。
まあひったくりやスリ、ぼったくりは日本含めどの国でもあるんだろうけど……。
実際自分がターゲットにされたり、現場を目の当たりにするとかなり萎えます。。

兎にも角にも、1週間北アフリカを堪能したので、明日からはアフリカを抜けヨーロッパに行きたいと思います!!

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