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#29 放送大学大学院〜奨学金について〜

 この度、北野生涯教育振興会より、修士全科生給付型奨学金の決定通知がきました。
非常に嬉しい気持ちと、自身の研究に対する責任の大きさを感じるものです。
私自身、現在も大学の奨学金を返済しながら生活している身であり、今回の給付型奨学金の決定で研究意欲がより向上しました。

 さて、本記事の本題についてですが、
放送大学HPの「奨学金制度について」では、「日本学生支援機構」と「北野生涯教育振興会」の2団体が紹介されています。

 日本学生支援機構の奨学金は主に「第一種」「第二種」の2種類に分けられており、「第一種」は無利子、「第二種」は有利子となっており、特に第一種に関しては、特に優れた業績をあげたと認められる者については奨学金の半額、又は全額が免除されるという制度があります。
また、家計基準(収入要件)があり、修士課程であれば第一種で300万、第二種で536万、併用貸与で284万となっています(他、配偶者の収入等に関する規定あり)。※2023年度時点


 北野生涯教育振興会の奨学金は、給付型奨学金となっており、決められた時期に状況報告書と大学院で学習したことについての論文を提出する規定があります。
この奨学金は先述の日本学生支援機構のものとは異なり、収入要件は特になく、一定の年齢以上、又は3年以上の在職年数を有する者が対象となります。※2023年時点

 社会人大学院生という身であると、一定の収入があることがほとんどであり、日本学生支援機構の奨学金を受けることはなかなか難しいのではないかと思われます(第二種であれば可能ですが、有利子という点がネックです)。
北野生涯教育振興会の奨学金には収入要件がなく、修士全科生については計30万円、学費の半額以上にあたる額を給付してもらえる点は非常にありがたいです。
ただし、募集は10名のみと非常に少なく、申請が必ずしも通るとは限りません。

 北野生涯教育振興会の奨学金申請では、志望理由書と研究計画書の提出が求められます。
基本的には放送大学大学院の入学試験の際に提出した書類をもとに提出することになります。
北野生涯教育振興会へ提出した研究計画書について、提出期限間近の時点では二次試験での試験官による研究計画書への質問や研究指導教員からの指導によって当初の研究計画よりも内容が明確になっていたのですが、元々の研究計画書を提出しました。
これは過去の実施要項には入学試験で出した志望理由書と研究計画書を提出する旨の記載があったこと、(給付決定後に)大学院で学んだことをまとめ、提出することが課されているのであれば、修士全科生となる前のものを提出した方が適切であると判断したことからきています(おそらく財団側もそのように捉えていると思われますが)。
結果として、内容は当初のままで良かったようです(今思えば、直接財団に問い合わせれば良かっただけですが、その辺りが至っていません)

 今後も引き続き、大学院での学びを深めていきたいと思います。
この記事を書いていて、自身の至らない点が多いことに気付かされます。

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