見出し画像

#22 専修免許状の取得について

以前、放送大学大学院にて所定単位を修得し、専修免許状を取得しました。

私は現在、小学校一種、中学校専修、高等学校一種、特別支援学校二種(知的・肢体・視覚・聴覚)の免許状を所有しています。
様々な大学や大学院で教育職員免許状の取得に必要な単位を取ることが可能ですが、私の場合、中学校教諭専修免許状と特別支援学校教諭二種免許状については「教育職員検定」による方法で取得しました(下図)。
なお、小学校・中学校・高等学校の一種免許状は、学部時代に教員養成過程を通して取得しています。
(特別支援学校教諭免許状の「病弱領域」は、どこかのタイミングで障害への理解を深める上でも取得したいと考えています。)

放送大学HP「2023年度 教員免許状及び各種資格について」より


専修免許状に関しては、在職年数さえ満たしていれば(3年以上)、大学院で所定単位を修得し、教育職員検定を受けることで取得ができます。

また、働きながらという観点では、教育委員会等が主催する大学院への派遣制度も一つの方法と思われます(実施の有無は自治体による)。

専修免許状については、「修士課程を積極的に活用した教員養成の在り方について-教育職員養成審議会第2次答申(平成10年10月29日)」にもあるように、教員の指導力の向上を図るものとして重視する時代がありましたが2023年現在では、どちらかというと小〜高校の一貫した指導としての教員免許状などがテーマになっているような印象です。

画像「星槎大学大学院 専修免許状のメリットがよくわかる小冊子」より(2023.4時点)


星槎大学大学院の資料では、専修免許状に関してのメリットを説明しています。
ただし、普通に働いていて誰が専修免許状、誰が二種免許状といったことは誰も気にしません(管理職は把握していますが)。

私自身、元々は特別支援教育に携わることを目的に教員となった部分もあり、それが実現した中で、もっと自身の知見を深めていきたいと考えるようになったことが専修免許状取得のきっかけでした。

専修免許状を取得して目に見える形でメリットがあったかは何とも言えませんが、単位を修得する内に「大学院で研究をし、自身の学びを一つの形としてみたい」という気持ちは湧いてきました。
それが今に繋がっていると考えるならば、専修免許状の取得に意義はあったのだと思います。

しかし、何より大切なのは学び続けることであり、常により良い指導改善に繋げていくことです。

そのきっかけに未保有の免許状を取得するという方法も一つなのかな、とも思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?